アロマオイルの楽しみ方

　アロマの１滴って、たった１滴なのにいろんな楽しみ方があるんです。
　お試しで２mlのアロマをいただくことがあったらラッキーです。
「えっ。ちっさーい。」
と、瓶の可愛らしさに驚くかもしれません。アロマのドロッパーから出る１滴は大体のメーカーは約0.05ml。２mlの小瓶は0.05mlが出るかどうかわかりませんが、きちんとしたドロッパーなら40滴のアロマが楽しめます。
　よく見るサイズは10ml入（約200滴分）ですが、あとは容量が大きい50ml入や、とても小さい2ml、3mlなどなど、様々です。
　ほんの0.05mlという微量の１滴ですが、この0.05mlは実はとっても有能なんです。

　コップ１杯の蒸気が立つ熱めのお湯に１滴垂らして吸引するとすうっと鼻通りが良くなったり張り詰めていた緊張が和らいだり。
　洗面器にお湯を張ってラベンダーを１滴垂らし、手首までしっかりつけると、肩まわりまで楽らくになるのが分かります。
　殺菌効果をもつアロマもたくさんあるので、ティッシュに１滴たらし、掃除機でそのティッシュを１枚吸い込ませると排気が良い香りに変化され、その上除菌の効果もあります。
　ポケットに忍しのばせても自分が癒やされるパーソナルスペースが出来上がります。
　ブレンドアロマを作っておくと、これがまたとても素晴らしく1滴の香りの可能性や効果も広がります。
　洗濯機に薄めたアロマ液を入れると香りのリンス入らずの仕上がりになって何かと家計にも優しく、加えて生活が優雅になります。

　アロマバスを楽しむなら６滴未満の精油でOK。それ以上多くする必要はありません。

　柑橘のアロマは美肌効果も高いので、光感作があるため日中は控えますが、夜間専用の優れたトリートメントオイルが出来上がります。

　香りも良くて実用的で、お肌にも優しいアロマ。
キッチンカーmoon- flowerのオーナーは、言葉が違うユアンへの贈り物に、どうやって使ってもらうように陽平に伝えたのでしょうか。
　そして陽平は、説明を加えたのでしょうか。

　果実の精油はフレッシュで、保存期間も葉や樹脂から抽出されるアロマより短いのですが、もしかするとオーナーはユアンの国の言葉を知っていて取り扱い説明を準備したかも？（あくまでも想像です）
　それとも陽平が頑張って翻訳したかも？（これも想像です）
　果たしてユアンは…。…その先は、ご想像におまかせします。

　楽しい使い道を、イメージしてみてくださいね。
アロマ香るキッチンカーmoon- flowerは、ファンタジー小説「クロノス」第２話で登場します。アロマの世界へどうぞご一緒に♡

「クロノス」は、創作大賞2023　ファンタジー小説部門へ応募しています。よろしくね♬