これからもずっと「ライブハウスで会おうぜ」/ハンブレッダーズ 、初めての武道館ライブ
このnoteでもよく「大大大好きなバンド」と称している、「ハンブレッダーズ」の初!武道館ライブに行ってきました。
あまりにも自分記録用の感想文といった感じだけれども、ここにおいておきたく。
武道館は大学の入学式、卒業式、あと別のバンドのライブで一度だけ来たことがある程度。
それでもよく北の丸公園をサークルの練習場所に使っていたから、なんとなく懐かしい!
「Spotify O-EAST」が「TSUTAYA O-EAST」だったころ整番214番の場所から(超コロナ禍できっちり場所が区分けされていた)眺めていたバンドの、初武道館を祝える喜び。
ハンブレッダーズに関しては、私は決して古参ではない。
2020年1月13日に雷に打たれてから、勢いでその時売っていたライブの全チケ(確か列伝とユースレスマシンのツアー)を手に入れて、全部コロナでキャンセルになって、それを噛み締めながら就活して。
ライブハウスでライブができないからってラジオイベントをやってくれたのを東京と金沢だけ参戦して、そんな感じで、好きになってから一年以上経って、はじめてライブを見ることができた、そんなバンド。
雷に打たれる前から銀河高速だけは聴いていたんだよな、なんで2019年にはまらなかったのか…という後悔は若干あるが、
その分ライブを観ることができることがどれだけ幸せか、きちんと噛み締めながら毎ライブを楽しめている。
そんなバンドの初武道館に立ち会えるなんて、同じ時代を生きていてよかったよ。
ワクワクしながら物販に2時間30分並び、記念の武道館Tシャツをゲットし、ロイヤルホストを守る市民の会活動を挟み、会場へ。
最近特段徳を積んだわけでもないはずなのにアリーナの一桁列目で、近すぎてちょっと怖くなった。
「ホール!ホール!ホール!」や「ヤバすぎるワンマンツアー」の時など、ホールや大きな会場でライブをする時の方が整番がいいのはなぜ?
ウキウキ友達とおしゃべりしていたらあっという間に開演。
ハンブレッダーズが武道館に立っている。
というか、後ろを見渡すとたっっっっくさんの人たちがハンブレッダーズを観るために集まっている。
ここにはハンブレッダーズを好きな人たちしかいないんだなあ。なんて幸せな空間なんだろう。
一曲目、何回も何回も聴いたあのギターイントロ。
ハンブレッダーズを知りたての時、アルバム『純異性交遊』を毎日ウキウキで再生していた記憶が蘇る、「DAY DREAM BEAT」!
物販に並んでいる時、「絶対DDBはやるよね」「もはやメンバーがうちらの大合唱聴きたいがためにやるよね」と言い合っていたので、最初にこれきたか!という感じ。我々の予想の生意気さはすみませんと言う感じですが。
メンバーにとっても、はじめての武道館のはじめの曲にチョイスするくらい、特別な曲なんだ。
もちろんみんなでサビを大合唱。からのムツムロの「ありがとう」いただきました。
↓地味に映り込んでてちょっと嬉しい映像
二曲目は「ギター」。もう二曲目がこれの時点でうるさいライブになることが確定していて、うるさいバンドとうるさいライブが好きな私は大歓喜。
みんなで「考えすぎておかしくなりそう!」を叫べたの楽しすぎたよ。小野寺さんの「おかしくなりそう」本当におかしくなりそうな声してて大好き。
武道館でこれがやれた!って思えるから、やっぱり武道館って特別な場所だよね〜。
で、「ギター」終了からのドラム繋ぎで「ワールドイズマイン」!!!!
私はベースとベースソロが大好きなので、スラップから入る恒例のスタートも漏れなく大好き。ワールドイズマインをやるときは必ずこのスタートもやってほしい(特にフェスでやってくれるとこのバンド本当楽しいでしょ!という誇らしい気持ちになれる)。
武道館でスラップとギターの掛け合いの合いの手を入れられて楽しかった〜!
合いの手からムツムロと1234を一緒にやるまでが毎回本当に楽しい!!!
この掛け合いをしてからイントロに入るから、クラブとかで踊った経験のない私でも曲中楽しく踊れるんだよ。まさに「踊れない僕らのためのダンスナンバー」。
↓これ聴くためにライブ行ってる!って時もある。
そのまま「再生」を聴きながらぼんやりとステージを見渡していると、ドラムにみすずさんのイラストの女の子がいるのに気づいた。
まさか「DAY DREAM BEAT」から始まる『純異性交遊』のジャケットにいるこの子も(着ているのは『RE YOUTH』の制服だけど)武道館のステージから満員の客席を眺めることになろうとは思わなかっただろうと。
これこそ「取り返しのつかないことになってしまった」だよな〜〜〜
(でも武道館でライブなんて、逆に?今更?「取り返しのつかないことになった」なんて言ってられないから、「ビートアディクション」はやらなかったんじゃないのか?なんて)。
でムツムロが小野寺さんに「この景色どう?」みたいなこと振って、わたしは心の中で〈あ、いいねくるぞ!〉と思っていたら、小野寺さんが「うん、めっっっちゃくちゃいいね!」って言って、そのまま「いいね」が始まり。
てかいつもこの振り、木島さんにしてる気がするんだけど珍しいな、、、?
「いいね」でみんなでにゃんこスターして、満足。
この曲を聴くと個人的にアルバム『ヤバすぎるスピード』とライブツアー「ヤバすぎるワンマンツアー」を思い出してエモーショナルな気持ちになる。
ツアーでは東京だけじゃなくて福島のHIP SHOT JAPANも行ったんだよなあ。楽しかったなあ。
「いいね」が終わり、
ムツムロ「キジマはこの景色どうすか?」
木島「うーんムツムロの頭でなんも見えん」
ムツムロ「じゃあ席替えする?」
!!!!!!!!!!!!!!!
この振りするためにさっき小野寺さんに「いいね」振ったんだ。
まさか武道館で「席替え」が聴けるとは。
というか、現体制のハンブレッダーズで「席替え」やることあるんだ。嬉しい。
(この調子で大好きな「ミッドナイトフリクションベイビー」や「ブルーアイズホワイトガール」もやってほしいと切に願う。)
「席替え」の後は「十七歳」、「見開きページ」、「名前」と続く。
「見開きページ」でスクリーンに映し出されている映像が見開きページになっていて、「ああハンブレッダーズも少年漫画の主人公みたいになったんだな」って思った(今思えば、もしかして、だから逃飛行やらなかったの、、?武道館なんて、主人公すぎるよね)。
漫画『幽☆遊☆白書』の台詞「てめーは見開きでぶっ飛ばす!」から採った「見開きページ」という曲名通り、我々、今、ハンブレッダーズにぶっ飛ばされているのだな〜〜。幸せだな〜〜。
なんか完全にいつものライブのように純度100%で楽しんでいるな♩と思っていたら、
なんといきなりの電子音が鳴り響き、「AI LOVE YOU」!!!!!
隣にいた友人と手を取り合って大喜び。
あんなに頑なにやらなかったのに!!!!
物販に並んでいた時に音漏れが聴こえてきて、まさかね…と思っていたのよ。
この時サビの「エーアイラブユー」で手でアルファベットのAとI、そしてハートマークを作るという世界一クソダサな振り付けを作ってはゲラゲラ笑っていた我々、本番でも無事(やや小さめに)振りをキメさせていただきました。
この曲はアウトロからまたイントロのフレーズに繋がるところ(表現あってる?)がほんっとうに大好きなのでそこをみんなで聴けて楽しかった!
後は「DANCING IN THE ROOM」からの「サレンダー」の流れが良すぎた記憶。
ギターが気づいたら「サレンダー」前恒例のアイオーレッツゴー!になってて、一緒に叫べたのが楽しかった。
でそこから新曲の「フィードバックを鳴らして」。
曲調がまさにアニメタイアップの曲だなと言う感じで、アニメと一緒に育っていってほしい。
そして、私がこのライブで(というよりここ1年以上)やってほしい!と思っていた「弱者のための騒音を」、やってくれて本当に嬉しかった・・・・・!!!!!!
武道館で弱者聴けたの、一生の思い出にしたい。
ちょうど一年ほど前に仕事がうまくいかなさすぎて残業中のトイレで弱者のMV聴いてボタボタ泣いて、それでなんとか乗り越えたことを思い出した。
あの時も大変だったけど、大変な時、いつもそばにいてくれるブレッダーズ。
私はいつまで経っても弱者だけど、私なりに騒音鳴らして、閉塞感をぶち破っていきたいね。
ちなみに小野寺さんが青ベースで弾いてて嬉しかった。
黄色いシャツにベースの青が映えていた。
小野寺さんのスタイリング毎回結構好きで、真似して買いたくなってしまう。
私もY- 3のハーフパンツ買おうかなあ。
↓マーシャルの壁
そして絶対に武道館でやるだろうなと思っていた「東京」。
私は神奈川生まれ神奈川育ち、だけど中学からずっと東京に通っているし、すぐ都内に出れてしまうし、遊ぶのも専ら渋谷原宿あたりだったから、上京してきたバンドたちが「上京」を前提とした「東京」を歌うのを聴いて、疎外感とまではいかないが、なんとも言えない共感のできなさを感じていた。
それはハンブレッダーズの「東京」だって同じだった。
今回のライブでの「東京」は、曲中に東京のいろんな街並みがスクリーンに映し出されていた。
ついつい知った風景かと探してしまうが、意外と見知らぬ東京の姿が切り取られていたりして、なかなか面白い。私が知っているの、南側ばかりだしね。
映像をぼんやりと眺めていたら、学生の頃に企画したライブで、おんなじように東京の姿を切り取ったことを思い出した。
あの頃、全然上京組でもない女3人でテーマを「東京」と定め、「私にとって東京とは…」みたいなアプローチでライブをつくったのだった。懐かしい。
東京の近くにいて、東京を身近に感じていても、なおテーマに据えたくなるのが「東京」という街なんだよな〜。そりゃあ上京してきたら東京って曲、みーんな歌いたくなるよな〜。
↓血と汗と涙(概念)流して作ったライブ
謎の角度からの納得感を得ながら聴いていたら、次の曲がなんと「CRYING BABY」。
多分みんな大好きだと思うけど、私にとっても、ものすごく大切な曲。
去年、これまた仕事で大大大辛いことがあったとき、帰り道何かに縋りたい一心でイヤホンを耳につけシャッフル再生したら最初に流れたのがこの曲で、
本当に涙が止まらなくなって、真夜中の駅のトイレで15分も泣きじゃくったのだった。それから本当に私が私を支えるための曲として、とっても大切に思っている。
私が大切な人を大切にしたいと思う時も、「CRYING BABY」を聴いていた。
確か年始ごろ「私は今CRYING BABYのMVの男の子の方なんだな〜」って日記に書いた覚えあるもん。
誰かを大切にしたい時も、誰かに大切にされたくて自分を大切にする時も、どっちの立場であっても、真ん中に「CRYING BABY」がいるのだ。
そんなことを思いながら、今日も例に漏れず泣きじゃくり聴いていた。
泣いて、涙が邪魔で、上を向いたら、
大きな日の丸がいた。
私の涙も、気持ちも、日の丸の、日本の一部なんだな。
ずいぶんスケールの大きいことを考えるまでに至ったな。
↓この走ってるのが、「CRYING BABYのMVの男の子」。
そこから「⚡️」、そして「光」。
そういえば年始、日記に「CRYING BABY」の男の子を登場させた頃、光の「言い訳になるか伏線になるかはここで立ち上がれるかどうかにかかってる」という歌詞に随分救われた。この曲を聴いて、ずっと立ち続けていた。
私は「最悪なことがあった日は自分のことを月9の1話目のヒロインだと思う」とかそういう思い込み的ライフハックを結構大事にしているので、自分に暗示をかけられる「光」みたいな曲はつい何度も聴いてしまう。
「光」聴いてたら上から「光」降ってきてとっても楽しかった。
というか、なんかこの数年は公私共にずっっともがいていたんだな?と思う。
ハンブレッダーズがいたからこそここまで奮闘できたし、ハンブレッダーズと一緒に頑張ったからこそこうして振り返られるのは嬉しいけど、けど、もうそろそろ安定して色々楽しみたいと思う今日この頃。。
で、そこから「はじめから自由だった」!
やっぱりハンブレッダーズは今が最高!を更新し続けてくれるなあと思う、最新アルバム表題曲。
「はじめから自由だった」からの「グー」で、またいろんな日々を思い出し、うじうじと泣きながら拳を掲げる。ほんっとにこの一年、自分頑張ったな、と思う。
そこからラストはその勢いのまま「フェイバリットソング」!
私はこの曲でメンバーが大はしゃぎするのを見ているのが本当に大好きなので、武道館でも大はしゃぎしてくれてとっても楽しかった〜!!!!!
↓この時も超はしゃいでた。はしゃぎすぎてて、私は客席で大笑いしてた
アンコールでは、「BGMになるなよ」から「ライブハウスで会おうぜ」。
MVみたくいろんなライブハウスが映し出されていた。
扇町para-diceから始まったその映像では、リキッドルーム、金沢vanvan v4、ゼップたち、クアトロ、ヘブンズロック、FAD、FIPSHOTJAPAN、新潟LOTS、、、ハンブレッダーズを観に行ったライブハウスや、観に行っていないけれどハンブレッダーズのおかげで知ったライブハウスたちがどんどん映され、なんかこの5年間でいろんな新しい場所を知ったんだな〜と、ちょっと感慨深くなった。
ああ、いいライブ、いい人生だった!
↓これリリースされた時のこととかも思い出すと、うるうるきちゃうよね。
と思ってたらまさかの最後に「全部台無しにします!」と言って
「チェリーボーイ・シンドローム」!!!!!!!!
武道館で「童貞なんてどうってことないぜ!」なんて叫ぶと思わなかった。
何度も何度も観た昔のMVのオープニングが、今の4人で撮り直されていて、
私はここで今日一番、泣いた。めっちゃ泣いた。
チェリボで泣く人、いるんだ。笑
学生が手探りで作ったんだろうなという旧MVの感触そのままに、今のメンバーで、今ここでやっているライブ映像で、MVが作られ、
それが武道館で流れている。普通にすごすぎる。ドリームじゃん。
私はなぜか、ここで本当にハンブレッダーズが大きくなったことを実感して、大泣きしたのだった。
確か2022のオレンジスパイニクラブとの対バンで(オレスパの旧名がドーテーズだったことから)最後にチェリボをやってくれたのが、初めてライブハウスでチェリボを聴いた時なんだけれど、
あの時「もう二度と聴けないだろうな、、!涙」なんて思っていたよ。
あの時の私へ。武道館で聴けてるよ!!!
最後の小野寺さんのシャウトバリバリの叫び声。
ああ、ハンブレッダーズ、でかくなったな〜〜〜〜〜〜〜!
全然私が初めて観た時からでかいバンドだったけど、もっともっと大きくなって、みんなでシンガロングできて、それを観れて、幸せだ。
このままエンドロールの「DAY DREAM BEAT」2024verで今までのたっくさんの写真たちが流れて、時の流れを一気に感じて、充実感の中終了。
はあ、本当に取り返しのつかないところまで来たんだな、ハンブレッダーズ 。
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