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青空の下でうたう彼らにおもいを馳せたはなし

だいすきなひとたちが、彼らの夢のひとつであるフェスへの出演を決めました。
しかも!なんと!!野外フェスです!!!!
青空の下、太陽にも負けない笑顔でおもいをうたい、叫ぶ彼らが目に浮かびます。
絶対に絶対に、最高のライブになること間違いなし!!

5月の野外フェスなんて、風が気持ちよくて真夏ほど暑くないし、気候的にも最高でしかない!
行かれる方は感染対策をバッチリして、体調に気をつけて思う存分楽しんでほしいです。
わたしは行きたい気持ちを胸に、無事に開催されるよう、当日まで祈ろうと思います。てるてる坊主もつくろうかな。
本当はとっっっても行きたい!! 初めてのフェスでの彼らを目に焼きつけたいけど!!!

彼らの夢がまたひとつ叶ったことを知り、4年前の冬から春にかけてのことを思い出したので、残しておこうとnoteを開きました。
関西出身の、いまは5人組の彼らとわたしのおはなしです。
それから、その2年後に出会った、彼らの後輩である7人組のことも少しだけ。

わたしが初めて買った、ジャニーズ事務所に所属するアーティストのCDは、実は関ジャニ∞の奇跡の人の期間生産限定版です。
今でこそ、ジャニーズWESTをすきと言っていますが、ちょっと前まではライブやフェスに頻繁に行き、邦ロックしか聴かないぜ、みたいなやつでした。
ろくに知らないくせに、ジャニーズなんてどうせ口パクでしょとか、自分で曲つくってるわけでもないくせに、なんて思っていたジャニーズへの偏見まみれだったわたし。
何故、関ジャニ∞の奇跡の人の期間生産限定盤を買ったかというと、METROCKでのライブ映像を収録したDVDが特典としてついていたから。
バンドで、フェスに殴りこんだ関ジャニ∞をみてみたかったからです。

関ジャニ∞が気になったそもそものキッカケは、当時関東ローカルで土曜の10時30分から放送していた『関ジャニクロニクル』です。
そのころ、なかなかハードな仕事をしていたわたしは、土日に出掛ける気力もなく、毎週のように土曜は14時くらいまで起きられず、日曜も家から一歩も出ない、なんて週末を送っていました。
職場は駅直結だったので、仕事に行って帰る間に外を歩くのは合わせて15分もないのですが、その間に「死なない程度に車に轢かれて、入院とかになったら仕事行かなくてよくなるかな・・・」なんて考えが頻繁に過ぎるくらい、今考えたらかなり精神的にきていました。日曜の夜には、毎週のように吐いてしまっていたし。
当時は必死すぎて冷静に考えられなかったけれど、今は元気なのでわかる。
そんなことを考えちゃうって時点で相当ヤバい。
ちなみに、幸いというか何というか、いろんなことが限界になって、そこの職場は半年ほどで辞めました。
今考えると、上司はパワハラだったし、朝9時から働いているのに、日付が変わってから会社を出る、なんて日もあったりして、ワークライフバランスなんて、あってないようなものでした。
心と身体は大事にしないと、と胸に刻みました。
健康第一です。無理はいけない。本当に。

そんな状況のなか、珍しく土曜の午前中にのそのそ起きてテレビをつけると、関ジャニ∞のメンバーがネイティブの方を交えて英会話の伝言ゲームをしたり、スポーツをしながらいかにかっこよくカメラ目線で写真に写るか、みたいなことをやっていました。
我が家は、親があまりお笑いやバラエティ番組が好きではないこともあり、小さい頃からテレビをみるなら歌番組か、ニュースか夕方のアニメというかんじでした。ジャニーズの人のバラエティ番組といえば、学校へ行こうを少しみたことがあるくらい。
関ジャニ∞はおもしろい関西のお兄さんたちというイメージはあったけれど、高校生くらいから地上波の歌番組もあまりみなくなっていたので、ほぼ知識はありませんでした。
「LIFE〜目の前の向こうへ〜」という曲をバンドで披露しているのをたまたまみたことがあり、バンドかっこいいし、いい曲だなぁと思っていましたが、そのくらい。
そんな、メンバーもろくに知らない、精神的にもしんどい状態のわたしが、テレビで真剣に遊んでいる7人をみて大笑いした。

本当に久しぶりに、心から笑ったなぁって思いました。

あの日、テレビでみたのが関ジャニクロニクルでよかったなって思うくらい、楽しそうにガハガハ笑う画面の向こうの7人に救われました。
それからは、平日は相変わらず余裕がなく必死ですが、土曜日に関ジャニクロニクルをみるのが少し楽しみになっている自分がいました。

7人のことがとてもすきになっていました。

当時は、アイドルのファンになることに抵抗がありましたが、キッカケが関ジャニクロニクルだったこともあり、おもしろいお兄さんたちがだいすきになりました。

本格的にバンドをやっているのも知っていたので、いつかライブに行ってみたいなぁ、なんてぼんやり思いつつ、お家みたいなセットの中で急にドッヂボールを始めたりする7人をみていました。

そんなときに、チケット完売後のMETROCKに関ジャニ∞が出演するというニュースを知りました。
それまで、毎年のように行っていた野外フェスです。
チケットをとっていなかったことをとても後悔しました。
自分がずっとすきな世界と、すきなひとたちがどんどんクロスしていくことを、すっごくうれしく思いました。

当日はTwitterを見ていると、とてもいい感じでライブが行われたようで、ほくほく。
素敵な感想を目にするたびに、自分のことのようにうれしくてうれしくて、やったー!!とガッツポーズをしたことを覚えています。

新曲に、特典としてそのライブ映像が収められているDVDがつくというので、迷わず購入しました。
それが、奇跡の人の期間生産限定盤です。
例の職場を辞め、新しい職場で働き始めて3ヶ月ほどがたつ、夏の終わりごろでした。

ライブ映像には、知っている曲はLIFEとズッコケ男道くらいでしたが、最初から最後まで、バンドとしての良さがぎゅうぎゅうに詰まっていました。
テレビでみるのとは違う、汗臭くて泥臭くて男臭い、それでいて、キラキラ眩しい7人がいました。
素敵なバンドだと、心から思いました。

それからも、相変わらず関ジャニクロニクルをみて大笑いしたりと、ゆるっと7人を追っていました。
年が明けて、週刊誌に渋谷すばるくんの脱退報道が出たときも、関ジャニで脱退なんてありえないと、まったく気にしていませんでした。
しかし、のちにその報道が正しかったことを知り、記者会見をみて愕然としました。
METROCKへの出演発表から、ちょうど1年くらい。春の只中に、6人になることを知りました。
そして、夏の終わりから6人での活動が始まります。
わたしは、徐々に彼らと距離を置くようになってしまい、7人の彼らがすきだったんだと気がついてしまいました。

年が明けて冬が終わり、またも仕事でストレスを抱え、夜なかなか寝付けない日々を送っていた春。
また、関西弁の7人組に救われました。
それは偶然なのか、あのどんよりとした灰色に塗りつぶされていた冬の終わりに、心からの笑顔をくれた彼らの後輩たちでした。
彼らの明るさと、一生懸命なひたむきさ。それぞれのポテンシャルの高さと、仲間への思い。
あったかい彼らに、どんどん惹かれていきました。
知れば知るほど気になってしまい、とうとうファンクラブにまで入り、今に至ります。
躓いても、転んでも、応援してくれる7人がいる。
すきになってから、うれしい、たのしいことが増えました。ありがとう。

きっと、あったかくてたのしそうな彼らの、仲間になりたかったんだと思います。
4年前の冬の終わりも、2年前の春も。

ひとりだけで頑張ってるような気がしてしんどいときに、あったかくておっきな輪のなかに入りたかった。
外からみてるだけじゃ物足りなくなって、仲間になりたいと思った。
わたしがすきになるのは、仲間になって一緒に笑いたいって思うひとたちみたいです。

ジャニーズWESTの METROCK出演のニュースを知って、何度も何度も、浪速のおとこたちに救われていたんだと気がつきました。
そして、それはきっとこれからも。

彼らの初めての野外ライブ、初めてのフェスが素晴らしいものになりますように。
ずーっとしがんでも、味がなくならない思い出になりますように。


ジャニーズWESTのMETROCK出演に寄せて

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