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第6話 禍い転じて福増える

「おやおや」


 商店街の中を、宝船がすべるように進んでいきます。
 先頭で舵を切っている恵比寿さんは、なんだかとても楽しそうなお顔をしていました。


 ここは神拗町商店街。神拗町の外れにある、寂れた商店街です。
 わたしはこの商店街で、銭湯の番台さんをしています。

 近頃は大きなデパートにお客を取られて、商店街の勢いは下火です。テレビで「シャッター街」なんて言葉をきくと、思わず胸に手を当ててしまうくらい。

 わたしはもう、40年以上この商店街で暮らしています。繁華街と半分一緒になったこの商店街は、わたしが来た頃は、それはもう大変な賑わいでした。
 ですが今となっては、常連さんもすっかりお年寄り。若い人たちも商店街を出て行ってしまって、残っているのはおじいちゃんおばあちゃん達だけです。

 そんな神拗町に、あの七福神さま達がいつからいたのか、それはわたしにも分かりません。彼らは気が付いた時には、この街に溶け込んでいました。今では彼らも、すっかり常連さんです。


「あっ!帰ってきたわよ!」

「ねえ、さっきの宝船、見た?」


 ちょっとしたお買い物を済ませて銭湯に帰ってくると、友人が銭湯の前で待っていました。わたしと同じように、神拗町商店街でお店を切り盛りしている、頼れる仲間達です。また、よくこうして銭湯の前でおしゃべりをする、井戸端会議仲間でもあります。
 私は扉にかけていた「用事の為外出中」の看板を外し、みんなを中に招き入れました。


「宝船、縁起が良かったわねえ!七福神がみ〜んな揃って」

「あら、毘沙門天さんはいらっしゃらなかったわよ」

「コーポには越してきてたと思うけど、どうしたのかしらねえ」

「まあ、置いていかれちゃったのかしら?」


 番台横の休憩スペースに腰を下ろし、お茶菓子を広げれば、あっというまに話に花が咲きます。
 以前は開店中にこんなふうにおしゃべりをしていたら夫に叱られたものですが、今はもうそんなことはありません。半分は、たとえ真面目に番台に座っていても、お客さんがめったに来なくなってしまったせい。もう半分は、いくら言ってもわたし達のおしゃべりが止まらなかったせいです。

 けれど、毎日の様におしゃべりをしていると、いくらおしゃべり好きでも段々ネタがなくなってきてしまいます。そうなると、自然と話題にのぼるのは老後や家族、店の心配です。


「シャッターがガタついて、下ろせなくなっちゃったのよ。
でも、取り替えると高いし……」

「最近めっきりお客さんが来なくなっちゃって……」

「店を継ごうって店番に来てるのに、息子がお嫁さんと喧嘩ばかりで……」

「気が付いたら、夕飯の献立が同じものばっかりに
なっちゃうのよねえ……」


 お互いに以前聞いたことのある話ばかりですが、悩みの話というのはいくら話しても足りることはありません。私も、自分の順番が回ってきたなら、お決まりの悩み事を話します。


「わたしもねえ、最近節々が痛くって、階段を上るのも大変で……」


 わたしがそう言うと、仲間達はまるで初めて聞いたかのように口々に心配をしてくれます。


「あら大変!いいお医者さんがいるといいんだけど」

「雨の日とか特に辛いわよね、分かるわ〜」

「荷物は旦那さんに運ばせちゃいなさいな」


 このやりとりも何度目かだけど、そんなことを気にする人はいません。元よりおしゃべりな人というのは、面白い話は何度しても面白いと思うものなのです。

 私たちがいつもの調子で盛り上がっていると、いつの間にか三毛猫ラッキーが上がり込んでいました。ラッキーは人間の膝の間をしなやかに通り抜けて、わたしの背中の後ろに落ち着きます。


「あら、ラッキーちゃん!今日もかわいいわね〜」

「ラッキーちゃん、煮干し食べる?」

「こっちにおいで、ラッキーちゃん!」


 おばあちゃん達はラッキーの気を引こうとあれこれやりますが、気高いラッキーはそんな人間達に見向きもしません。
 わたし達の方も、ラッキーがなびいてくれないのはいつものことなので、いくらかちやほやしたら満足しておしゃべりに戻ってしまいました。


「それでね、コーポ宝船のゴミ捨て場が……」


 そうやってしばらく話していると、外からどかんと大きな音がしました。外はにわかに騒がしくなり、人々のざわめきが聞こえてきます。
 大きな音に驚いたのか、ラッキーは尻尾を踏まれたみたいに飛び上がると、外へ走り出していってしまいました。


「あっ、ラッキーちゃん……」

「どうしたのかしら、ずいぶんと大きな音がしたわねえ」

「事故だったりしないかしら?怖いわねえ」


 おしゃべりしていたおばあちゃん達は、首を伸ばして外の様子を眺めるばかり。この年になって来ると、気になることがあってもすぐに立ち上がって飛び出すという訳にはいきません。けれど、騒ぎはおさまるどころか大きくなる一方です。
 わたし達は顔を見合わせると、ゆっくりと立ち上がりました。


 外に出ると、どこから音がしたのか一目でわかりました。商店街の隅から、もくもくと煙が上がっているのです。
 わたし達が相変わらずおしゃべりをしながらゆっくりそちらへ向かうのを、煙を指差す人々が、早足に追い越していきます。

 現場の周りには、見物人で人混みができていました。人混みの間をすり抜けて前に出ると、燃え上がる大きな炎が見えてきます。その周りには、慌てた様子の七福神さま達。
 なんということでしょう、火元になっていたのは、彼らが乗っていた宝船だったのです。

 あんなに楽しそうだった恵比寿さんは、泣きながら宝船を呼んでいます。

 大黒天さんは小槌で火を叩き消そうとしますが、上手く行きません。

 寿老人さん福禄寿さんは、杖から光を出して火を消そうとしています。

 弁財天さんは琵琶を団扇みたいに扇いで火の粉を避けようとしています。
 
 布袋さんは笑っています。

 七福神さま達はそれぞれに、火を消そうと必死に頑張っていました。けれど、火の勢いは一向に収まる気配はありません。


「恵比寿、航海の安全のご利益はどこやったんだよ!」

「俺のご利益があるのは漁に出る船だけなの!
宝船はサポート対象外です!」

「わわわ、ワシは悪くないぞ!ワシのせいじゃないからな!」

「ええい、騒いでる暇があったら火を消さんかい!」

「きゃあ、熱い!どうしよう、どんどん強くなってるよ!」

「ほーっほっほっほ」


 住民のほぼ全員が顔見知りであるこの商店街では、大きな事件はとても珍しく、今や街中の人が見物に来ています。
 泣きながらあれこれ頑張っている七福神さま達を見ていると、ふと、おしゃべり仲間の一人が指を差して言いました。


「ねえ、あそこに落ちているの、お金じゃないかしら?」


 彼女が指差す方を見てみれば、確かに大黒天さんの足元にお札の束が落ちていました。どうやら、大黒天さんの打出の小槌から出てきたもののようなのです。いくつかは熱風に吹かれ、ひらひらと舞っては炎の中に吸い込まれていってしまいます。
 声を上げた友人は落ち着かない様子でそれを見ていましたが、我慢できなくなったのか、止める間もなく人混みから飛び出していってしまいました。


「大黒天さん、大黒天さん!お金が燃えちゃいますよ!」


 地面に落ちた札束を手早く拾い集め、大黒天さんに差し出す彼女。ですが大黒天さんはちらりと彼女を見るや叫びました。


「ちょっと、持ってこないでよ!燃え移っちゃうじゃないか!
それあげるから、どっか離れた所に持ってって!」


 彼女は札束を手に持ったままぽかんとしていましたが、大黒天さんに急かされ、すごすごと人混みの中に戻ってきました。
 ですが、彼女は自分が手に持っているものをまじまじと見ると、みるみる顔が綻んでいきます。


「あら、まあ、なんてことでしょ!
これでうちのシャッターも、いいえ給湯器もコンロも取り替えられるわ!
さすがは大黒天さん、なんて太っ腹なのかしら!」


 彼女は札束を手に踊り出さんばかりの勢いです。仲間の悩みが解決したわたし達も、つられてうれしくなりました。

 けれど、そんな気分に水を差すように、今度は人混みの中から声が上がります。


「ちょっと!お店よろしくって言ったじゃないの!」


 大きな声を上げたのは、さっきの話に上っていた、友人の息子さんとお嫁さん。お互いになかなか気の強い夫婦で、店の中で激しく言い合いをしているのを通りがかりに聞いたこともあります。


「だからちゃんと店を閉めてきたじゃないか!」

「違うわよ!私は店番しといてねって言ったの!」

「言ってないよ!『よろしく』だけで分かるわけないだろ?!」

「客入りが多い時間なんだから、
閉めちゃいけない事くらい自分で考えてよ!」


 2人は人目も憚らず、人混みの真ん中で口論を始めてしまいます。鬼気迫る勢いの2人の周りからは自然と人が離れ、2人を取り囲むようにぽっかりと隙間が空きました。友人は、頭を抱えてしまいます。


「ああ……なにもこんな人様の前で喧嘩をしなくても……」


 仲裁に入りたいところですが、2人のあの勢いでは話も聞いてもらえないでしょう。友人を励ましながら、どうにか収まってくれないかと祈ります。

 すると今度はどこからか、楽器の音色が響いてきました。


「と、とりあえずみんな落ち着きましょう!
迷った時は立ち止まって考えろって、曲でも言ってたもの!」


 演奏しているのは弁財天さんでした。振り回していた琵琶をきちんと構え、懐からバチを取り出して、燃え盛る宝船の横で演奏を始めたのです。他の七福神さま達は誰も聞いていないようですが、わたし達はその澄んだ音色に聞き入りました。


「どう?みんな落ち着いたかな?」

「え?あーうん、よくわかんないけどありがとう弁財天!」

「よかった!じゃあ私、このまま演奏を続けてみんなを応援するね!」


 弁財天さんは腰を下ろし、本格的に演奏を始めます。その演奏がじっさい七福神さま達を元気付けているのかどうかは分かりませんでしたが、演奏に合わせて、夫婦の喧嘩は段々白熱していきます。


「あなたっていっつもそう!
私の言う事なにも分かってくれないんだから!」

「君のほうだって!毎回言葉が足りなすぎるんだよ!」

「なによ!私が起こさなきゃ朝起きれないくせに!」

「なんだと?!そっちだってしょっちゅう物を忘れるじゃないか!」

「私なんか、あなたが確認してくれるおかげで
忘れ物がすごく減ったのよ!」

「俺だって、君が起こしてくれるおかげで
毎朝すごくやる気が出るんだからな!」


「えっ……」
「えっ……」


 勢いに任せて出てきた言葉に驚いて、2人は固まってしまいました。

 
「……あの、私……その、ごめんね……」

「いや、俺の方こそ……悪かったよ」

「ねえ……私のこと、愛してる?」

「ああ、もちろんだとも、愛してるよ」


 弁財天さんの曲が流れる横で、顔を赤くしながら謝る2人。そんな夫婦に向けて、誰からともなく拍手が上がります。拍手は瞬く間に人混みに広がり、夫婦は手を繋ぎながら、照れくさそうに周りに頭を下げました。2人の不仲で悩んでいた友人は、ハンカチで目頭を押さえています。


「ああ、よかった。私も、旦那と出会った頃を思い出したわ。
きっと弁財天さんのおかげね」


 わたし達は口々に、仲間の悩みが解決した事を祝います。宝船は相変わらず激しく燃えていて、船のへりが大きな音を立てて燃え落ちました。
 宝船はいよいよ船の形を失いつつあります。


「母さん、母さん!」


 夫婦を見守っていると、背後から声をかけられました。振り返ってみると、呼んでいたのはおしゃべり仲間の旦那さんです。
 旦那さんは血相を変えた様子で、人混みをかき分けてこちらにやって来ます。


「ちょ、ちょっと、どうしたの、お父さん!」

「いやあ、それが大変なんだよ!」


 彼は、人混みのすぐ近くにあるお店を指差しました。閑古鳥が鳴いていることに悩んでいたおしゃべり仲間のお店は、今や店先が見えないほどにお客さんに囲まれています。


「どういうわけか分からんが、野次馬が急にみんなうちに来だしてな。
俺だけじゃ手が足らん。手伝ってくれ!」


 そう話した旦那さんは、奥さんを店に引っ張っていきます。引っ張られたおしゃべり仲間は「あらあらまあまあ」と言いつつも、嬉しそうに張り切って腕まくりをしていました。

 わたしは仲間に「よかったね」と声をかけようとして、いつの間にか1人いなくなっている事に気がつきました。
 周りを見回すと、人混みをかき分けながら、彼女がどこかから戻ってくるのが見えます。彼女は両手いっぱいに何かを抱えていたのですが、その正体を見て、私はぎょっとしました。


「まあ、どうしたの、その鯛!」

「これねえ、恵比寿さんがくださったのよ!大黒天さんと同じように足元に落ちてたから、頂いてもいいかしらって聞きに行っていたの」


 確かに恵比寿さんの足元には、鯛が何匹もぴちぴちと跳ねています。恵比寿さんもまた火を消そうと奮闘しているのですが、どうやら弁財天さんが恵比寿さんを応援する度に、恵比寿さんの脇から鯛が滑り出しているようなのです。


「それにね、鯛を頂いただけじゃないのよ!ほら!」


 彼女は懐からスマートフォンを取り出すと、その画面を見せてくれました。画面には大きな文字で「当選」と書いてあります。


「ずっと欲しかった抽選販売の包丁が当たったの!
これでいくらでも鯛を捌けるでしょ?
ああ、夕飯の献立のアイディアが次から次に湧いてくるわ!」


 どうやら、彼女の悩みも解決されたようです。

 長い間悩んでいた仲間達の悩みが、七福神さまの力で次々に解決されていきます。
 このまま、私の悩みも解決してくれやしないかしら……そんな事を考えていた時でした。



「ひったくりだ!!!」




 そんな声が上がるが早いか、人混みから影が一つ飛び出しました。ニット帽を目深に被った男性で、脇に革製のハンドバッグを抱えています。

 私は咄嗟に、彼を追って走り出そうとしました。
 けれど3mも歩かないうちに、膝がずきりと痛み、思わず足を止めてしまいます。ひったくりの犯人は一瞬ちらりとわたしの方を振り向きましたが、わたしが動けないと分かると、そのまま走っていこうとします。

 ああ、わたしに若い頃の体があれば。せめて膝が痛まなければ、ひったくり犯なんて捕まえてやるのに。このまま、見送るしかないのでしょうか。
 自分の不甲斐なさに歯噛みしながら、わたしは膝を押さえ、その場にうずくまってしまいました。

 その時、燃える宝船の方から、まっすぐ何かが飛んできました。

 それは、でした。光の線が飛んできて、わたしの膝に当たったのです。
 春のお日様を浴びたみたいに暖かくなった膝から、みるみるうちに痛みが引いていきます。


「止めてくれるな寿老人!ワシは、ワシはーーーっ!!!」

「やめんか福禄寿!せめて杖を下ろさんか!おぬしの健康の加護のせいで
炎がどんどん元気になっとるんじゃーーー!!!」


 声のする方を振り返れば、寿老人さんに押さえつけられた福禄寿さんが杖をむちゃくちゃに振り回しています。その杖の先からあちこちに飛び出した光が、偶然わたしの膝にも当たったようなのです。

 わたしは顔を上げ、逃げてゆくひったくり犯の背中を見つめます。

 そしてわたしは、走り出しました。

 つま先から着地した足が地面を後ろに蹴り出し、しゃがんだ状態から3歩目で体を勢いに乗せます。体の芯は真っ直ぐに保ち、腕を大きく振って、体は軽く前に傾けた状態に。靴が道路を弾く鈍い音と共に、ひったくり犯の背中だけを見据えて走ります。

 わたしのようなおばあちゃんが追いかけてくるのに驚いたのか、ひったくり犯は慌てた様子で右へ左へと角に飛び込み、わたしを撒こうとします。ですが、この商店街で40年暮らしたわたしから、そんなことで逃げられるわけがありません。

 路地裏をあれこれ駆け巡ったひったくり犯は、大通りに飛び出したところで足を止めました。路地裏の出口には、先回りしたわたしの仲間たちが待ち構えていたのです。
 古い給湯器を抱えた友人、息子夫婦を従えた友人、大量の野次馬を引き連れた友人、鯛を持った友人……彼女達はひったくり犯を逃すまいと、それぞれに立ちはだかっていました。


「さあ、もう逃げられませんよ。
大人しく、その鞄を持ち主に返してください」


 ひったくり犯は、焦った様子でわたしと仲間達を交互に見ています。追い詰められた彼の目は血走っていて、走っていたせいか息も荒いです。

 これは、ちょっと良くないかしら。

 わたしがそう考えたのと同じタイミングで、彼はわたしに体を向けると、持っていた鞄を振りかぶり、わたしに殴りかかってきました。


 わたしは、彼がこちらに体を向けた瞬間に動いていました。


 がら空きになった彼の懐の中へ、一歩大きく踏み込みます。そのまま身をかがめ、あてもなく振り下ろされた腕を左手で、襟元を右手で掴み、しっかり肘を体側に引いたまま、体を回して彼の体重を背中に乗せます。

「きぇえええいっ!」



 わたしは背負い上げた勢いのまま、彼を道路に投げ落としました。

 わっ、と周囲から歓声が上がります。わたしのおしゃべり仲間たち以外にも、ひったくり犯を追いかけてきていた人たちがいて、いつの間にやら周りに人だかりを作っていたのです。
 背中を固い地面に打ちつけたひったくり犯は、うめき声を上げながら伸びてしまいました。


「この人はねえ、若い頃は柔道黒帯で、走らせたら町内最速だったのよ!」

「そうよ!食い逃げや万引きが出たら飛んでいって、
全部捕まえてくれたんだから!」


 おしゃべり仲間たちがそんな風にわたしの事を周りに向かって褒めそやすので、なんだかわたしは恥ずかしくなってきてしまいました。鞄の持ち主だという人が、何度もわたしにお礼を言ってくれます。


「いいんですよ。困った時はお互い様ですから」


 唐突に繰り広げられた捕物劇を、興奮気味に語る人たち。老若男女関係なく同じ話題で盛り上がるその光景に、束の間とはいえ、かつての商店街の賑わいが戻ってきたような気持ちになりました。
 気付けばもう夕方になっていて、夕焼け小焼けのメロディと共に、泣いている七福神さま達の声が響いてきます。


 人々の笑顔が、燃え上がる宝船に照らされて、橙色に輝いていました。









※この物語はフィクションです。
 実在の人物や団体や神仏や妖怪などとは一切関係ありません。

★フクネと宝船の邂逅が見られる『なならき』本編第六話はこちら


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