「チ___。 地球の運動について」感想2
新年早々、拷問満載のアニメ感想ですみません。
年末に放映した分ってその〜16、7の女の子が歯を抜かれる拷問を受けるという内容があり、全身全霊で
「いやーーーーーーー!! 勘弁してくれーーーー!!」
ってなってた訳です。
こんな時代で女が異端と疑われたらまず助からねえだ……
女は男に反抗しちゃなんねえだ……口答えなんかしようもんなら殴っても構わねえし、むしろ躾が必要なんだ……
優秀な女なんてこの世には要らねえ、男の言うことを黙って聞いていりゃあいいんだ……
と言う考えの世の中なんですよ、このお話の時代は!!
うあーーー歯、歯を抜く!?
で、で、その、えーーっと、すまん。
とんでもない虐待を想像したBBAは私です。
私の想像に思い当たることがあったあなた、多分正解です。
黙っていましょう。
余計なことを言うと異端審問官がやってきます。
よ、よかった逃がしてくれた新人がいたぞ。
しかし、彼はそれからどうなってしまうんだ。
と、いうところで終わったんですよ。
酷いじゃあないですか!(褒めています)
あんまりな演出に恐怖すら覚えました。
いや、いつも怖いですけど(褒めています)。
視聴者を恐怖のズンドコに突き落としたまま
2024年は終わったのです。
さて、年が明けまして4日の23時45分。
あああ……新人くんが、やはり捕まってボコボコに。
ノヴァクを陥れるためにヨレンタの身代わりで火炙りエンド………
信仰とは生き方だ、と言った新人くん。
こうして屍は累々と積み重ねられ、なんとか生き延びた
誰かが「知」を繋いでいくんだなあ。
ノヴァクさんよ、そうだよ。あんたの番だよ。
あんたは何人、異端者を作り上げて処刑台へ送り、
子を持つ親を絶望の淵へ突き落としてきた?
おお、娘が実は無事なことは知らぬままでいるがいい。
そう思ってしまうほど人間描写が的確。
すごい作品が現れたなあ………
ノヴァクさんは嫌いじゃないですよ、むしろ好きですが
罪深いことに変わりはない。
当時の基準がどうとか、そういう問題ではないくらいに罪深いですよ、この人。
と、思っていたら、なんと教会の修道士がピャスト伯の本について密告してたーーーー!!
この人の番だった。
クラボフスキさんよ〜〜、知ってしまったからにゃあ逃げられねえぜ?
アンタ、本当は知りたがりなんだろ?
なんだよ、異教徒の詩に興味持ったから修道士になったんじゃねえか(笑)
はっはっは、同じなんだよ、アンタもバデーニも。
いやあ、「チ___。」は油断していると思わぬ方向から
パンチが飛んできますね。
バデーニさんの素早い刺青作戦にクラボフスキさんは
逃げ場を失ったのでした。
(ホームレスの人々の頭に研究内容60ページ分を刺青)
ミイラを拾って報告しただけのクラボフスキさんまで
ミイラ取りにしてしまうとは、バデーニ恐ろしい奴。
転んでもタダでは起きない、死んでもただじゃあ火炙りにならない。
詩の一節をずいぶん高値で教えてあげたなあ(笑)
だって、この事態を報告したら
「どうしてそんなことを知ったのか」とバデーニさんからの手紙を見せなくちゃならない。
まかり間違って「異教徒の詩について異端者に教えを請うとは」なんて言われたら大変です。
クラボフスキさんの運命やいかに。
もう、情報量多いなあ(褒めています)〜〜
ちなみに、YouTube界隈では「体感5分アニメ」と言われています。
素晴らしい。なんて羨ましいっっ😆
視聴者から「え、もう終わり?」と思ってしまう、
時間が短く感じる、と言われているんですから
これは最大の賛辞ですね。