ノートPCってさ、スマホってさ、精密機器なんだよ――――
また情報システム部門の愚痴のお時間です(笑)
今回の内容は外部委託している会社の情シスではあまり気にならないことかもですが。。
前回、業務量の多さを愚痴りましたが、今度はユーザーさん(社員さん)の物の扱い方について少し。。。
精密機器はおよそ3年で基盤や内部設定などが大きく変化するといわれています。(身近なものだとWi-Fi規格や内部の基本システム、CPUの性能など)
大きな変化に合わせてデバイスであるノートPCやスマートフォンなども交換が必要になります。
情報システム部門ではデバイスの交換の事をリプレースと呼んでいます。
現在では多くの会社で、人数分のデバイス導入などで大きなお金が動く場合にはリース契約をすることが多いと思います。
リース契約は、ざっくり言うとリース会社に買ってもらった機器をお金を払いながら、使わせてもらうことで、会社としては毎月一定の低金額の支払いで済みますし、契約後はリース会社に危機を返却することで廃棄物の軽減対応ができる仕組みです。
リース契約の際、次のリプレースを考えて3年契約で行うことが多いため、デバイスの更新はたいてい3年更新となります。
社員数が多い会社の場合、1度に対応できない(端末の確保や交換のタイミング)ことから、毎年リプレース対応があるなんてこともあります。
リプレース自体は現在クラウドストレージなどの普及によりデータの移行などの手間が省けてきたので大変容易になってきました。
交換した古いノートPCはリース会社へ返却、スマートフォンはレンタル元のキャリアさんに返却します。
情報システム部門はリプレースで回収したデバイスを返却するために、情報漏洩にならないように初期化、データ抹消などを行います。
すべての回収した機器に対して実施します。
なので絶対に触るんです。回収した機器すべて。
1回の対応で100~200台のリプレースなんて普通のこと。
大きい会社では500台とか外部に投げてます。
情報漏洩以外でもリースの契約で返却時に経年劣化はあれど、ある程度の品質を持って返却しなければなりません。
一部の方です。本当に一部。。。約1~2割ぐらいですけど。。。
100台あれば10~20台の割合で。。。
報告のない破損、画面のひび割れ、キートップの紛失・破損、埃や滓などの汚れなどなど。
他にもここでは挙げたくない汚れや破損がいっぱい。
会社の貸与品を私物以下の扱い。
一番ひどいのはスマートフォンの私物化。
破損がひどいのはもう扱い方の問題ですし、外で営業電話を受ける営業さんも多いのでたまたま落としてしまったとか仕方がないところでもあります。
しかし、破損してそのままにしてる理由が、私用の連絡先やアプリを入れている、そこでしか連絡取れない人がいるから代替機への変更が手間、交換の1週間も待てないからそのまま使ってた。。。
公私混同をどこまでしてるんだよ!!!!
会社としては使える範囲内は自由にさせてるからいいんだって。(上司、諦め)
セキュリティは情報システム部門で初期設定でやってるでしょ?だから大丈夫でしょ?だって。(社員、勝手な判断)
私は融通が利かない性格であるとは自己認識してますが、フリーダムな人は本当にいろんな意味でフリーですごいなとうらやましいくらいです。
返却の対応は返却先に送り出すまでです。
破損してようが、汚れまみれであろうが、返却までもっていかなきゃいけません。
稀に情報保持関連で、法律で定められた期間情報保持を行わなければならない情報をなぜか会社の個人端末(ノートPC)で勝手に保持契約をクライアントとしたという阿呆がおります。。。
過度な破損があった場合もそうですが、リース会社との契約変更対応などもすべて情報システム部門で対応します。
データ保持用の端末はそのまま残して、性能がいい端末リプレースは実施してくれとか急に言ってくる人とか、せめて事前相談はしてくれ。
管理が、借りものだから、会社としてのお金の問題が。。。担当営業部署と経理と相談してと。。。リース会社に買い取り連絡して。。。
一番理不尽な理由だったのは、販管部門は稼がないから営業部門の言うことはきけって言われたのは驚きだった。
下っ端の個人に言いやすいから言ったんだろうけど、下っ端に言ったって動けないんだわ、上司に直接言ってくれ、本当にさ。
上下関係をわからそうとしてきたから、私が情シスの上司出して来たら逃げてった。
話がそれましたが、会社で利用しているノートPCやスマートフォンは実は借り物です。
そして会社のものは個人のもの、私物ではありません。
退職時にお金払うから買取したいといった人もいましたね、そういえば。
いろいろな物が日々新しくなっていくため、対応するために、デバイスの交換は必要です。
デバイスは精密機器です。
静電気でショートして壊れる可能性もあるくらいなのです。
取り扱いにはご注意ください。
そして、会社の貸与品は私物ではないことをお忘れないようお願いいたします。