「貘の耳たぶ」装画制作のこと
こんにちは。
先日、芹沢央さん著「貘の耳たぶ」文庫本の装画を制作するにあたって…という話をしました。
2人の主要人物の関係性を表すような絵を、という要望でしたので
最初にいくつかラフ案を提出しました↓↓
その後、著者の芹沢さんより
次の瞬間に目が合うような雰囲気を出して欲しい、とのご要望があり
それに対しての修正案がこちらです↓↓
(真ん中と右側が修正案)
手前の郁絵の角度はあまり変わりませんが、最初よりも
お互いを少し気にしているような雰囲気になっているかと思います。
そして最終的には真ん中の画を仕上げることとなりました。
2人は実は、犯罪者と被害者という関連性です。
取り替えた母と取り替えられた母…特殊な状況にも関わらず
双方の想いが「分かってしまう」感覚…それは身近に横たわる普遍的な
感情のような気がしてなりません。
後日、芦沢さんにこのようなメッセージをいただいて
卒倒しそうなほど嬉しかった………
という今年の思い出です。
Twitterってすごいですね。(今更ね)
こんな著名な作家の方と直接話せるなんて、なんてなんて!!
私が初めて使ったSNSってTwitterなんですが、
じつはTwitter使うのちょっと怖いんですよね…
(ここのnoteって何となく暖かな雰囲気が流れているのでとっても書きやすいのですが)
怖くなった一つのきっかけあり、なんとやらあり
そして、色々流れてきすぎ!なところが苦手です。
私、多分HPSなので些細なことに影響を受けすぎるところがあり
情緒不安定になったり生活に支障が出てしまうのです。
でもこんなにありがたいメッセージがいただける宝物のようなツール
なので、怖さに打ち勝ってちょっと頑張って使ってみようと時たま思う私なのでありました…!
◆日端奈奈子イラストレーション(Behance)↓過去作品の一部はこちら