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【水彩イラスト】落ち葉を描いてみる

今の季節、落ち葉の色が美しすぎて…立ち止まって見入ってしまうことしばしば。

葉っぱは形や色が実物通りに描けていなくても
全然おかしくないし、

好きな形、好きな色を思う存分使って描ける
素敵なモチーフ。

さっそく描いてみましょう。
(ハガキ大の水彩紙に描きます)

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水彩絵の具を使う場合、太めの筆(ここでは12号)にたっぷりの水で溶いた絵の具をつけて手早く塗っていきます。
(※鉛筆での下描きは絵が固くなってしまう場合があるので省略しました)
一番上の写真のように、下に塗った赤系の色(バーミリオン)が
乾かないうちに緑(カドミウムグリーン)を塗ると(こすらないようそっと置く感じ)色が拡散していきます。
このような技法をウエットインウエットと言います。
この色の広がりは、下の色が乾いてくるとそれほど広がらなくなってくるので、どのタイミングで色を重ねるかは、ご自身のイメージ、意図で…!

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乾いてから仕上げにやや細めの筆で(ここでは10号を使っています)
葉脈、茎を描きます。白く抜きたい場合は、絵の具が付いていない水のみの筆(水が滴らぬよう布でよく吸い取っておく)で
下の色を吸い取るように描きます。
下の色が乾く前に焦って描くと、細い線や細い色抜きはうまくいきません。

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影をつけると床に置いた感じが出ますね(^^)
影は、黒を薄めたグレーではなく
緑と赤など、補色関係の色を混ぜたグレーを使うと自然な雰囲気になります。

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影をつけなくても、イラストとしては
全く問題ありません。むしろスッキリして見えますね。

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形も葉脈も適当ですが(^^;;
その時に感じた色、形、使いたい色を大切に描いていくと
心癒される時間になるかと思います。

ぜひみなさんもこの季節を楽しみながら
描いてみてくださいね。

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日端奈奈子
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