アメリカなな記#0 出発ロビーから。
「JAL10xx便、東京行きのお客様は、ただいまから○番ゲートへ…...」
案内のアナウンスが響き、僕はチケットを握り締め、ゲートに向かう。
その12時間前──。
2018年7月24日、夜。いよいよ明日、アメリカに向けて飛ぶ。
ワクワクで寝られたもんじゃない。でも寝ないと飛行機で酔うのは確実。
この留学に向けて色々と手続きをすませ、新しいカメラも買った。パッキングもなんとか終わらせた。キャリーケースにワクワクを押し込んで目を閉じた。
実は2014年に、僕は初めてアメリカに行った。でも、それは2週間の観光。アメリカを知るのには あまりに短い期間だった。
しかし今回は違う。2018年は、約1ヶ月半のホームステイ滞在。
本当は3ヶ月以上滞在して現地の学校も見てみたいけど、自分の夏休みの課題もあるし、帰国したらテストも体育祭もある。仕方ない。アメリカに行くという経験だけでも、ありがたいことなんだ。
空港に向かう道中、そんなことを考えていた。※編集注:本当は緊張して朝食少なめだったから お腹すいたなって考えry
手荷物検査場前で家族で記念写真を撮り、別れる。ちなみに検査場では一切引っかからなかった。何度もチェックした甲斐があったな。
搭乗ゲートとお土産店とベンチが並ぶ場所に着くと、一気に実感が湧いてきた。
夏休みも始まった直後ということもあり、家族連れや観光客の姿が多かった。空港の、この空気は好きだ。観光先へ、あるいは故郷へ。乗客それぞれの目的地へのチケットを持って出発を待つ。このなんとも言えない高揚感。
「羽田空港行きXX便にご搭乗のお客様は○番ゲートへ…...」
案内のアナウンスが響き、僕はゲートに向かった。
次回予告
〜♪〜
ついに地元を離れ、羽田に着くななき。
だがそれは全ての始まりに過ぎなかった
ビーフ オア チキン?
ななきは、初めて英語で道を尋ねる。
次回、『見知らぬ、米国』
この次も、サービス、サービスゥ!
※編集注:
上記次回予告にミスがありました。
『見知らぬ、米国』ではなく、正しくは、
「アメリカなな記#1 太平洋を渡る」です。
当時の書き溜めた日記から公開できそうな部分をつづります。
随時更新予定。お楽しみ?に。
出典:アメリカなな記(2018)
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