絵を描くこと、デトックス。
私の中には、激しい感情が渦巻いている。
それまでにつみあげてきたことすべてぶち壊しにしてしまうくらいの、激情と呼んでも過言じゃないような激しい感情。
それを、安全な形で外へ出してやる方法のひとつが、お絵描きすることだと思ってる。
もともと絵を描いてくれてた子は、今も私の奥底から出てこない。
代わりに、蛙(カワズ)さんという新しい支援者が産まれた。
蛙さんは必要な引き出しを開いては、井戸の中から汲み上げるように、種を育てるための水を運ぶ。
私はただ、その感情と共にあるだけ。
それすら楽しむだけ。
決してポジティブなものだけじゃない、
むしろなにかに囚われているようにすら思える。
その『時』をカタチに切り分け、遺していく作業。
後に残るものは正直、なんでもいい。
解離性同一性障害の私にとっては、後から見返すたびにとても新鮮に写る感情たち。
いつも彼女が言ってた。
「あなたの絵はとても『らしい』」
表現するということ、
私から何かが産まれてくるということ。
私の欠片。
私の中の呪い。
人間ひとりを構築する要素って限りなくあるようで実はシンプルなんじゃないかと思う。
きっとそれは、ひとりひとりちがくて、私にあるのがたまたまコレだってことだ。
だったらやっばり、私はこれを頼りに手繰って、そうやって自分と生きていけたらいいなって、そう思います。
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