スイス旅行記 day1 いよいよ出発!
あれよあれよと時はすぎ、いよいよ出発の日。前日の夕方に犬を預けたので朝から犬いません。寂しい。
わたしたちが乗る飛行機はスイスインターナショナルエアラインズ(通称SWISS)。成田空港までは、バスタ新宿からリムジンバスで向かいました。
成田に着いてレンタルWi-Fiの受け取りと、多少持っていた方がいいだろうと思い、スイスフランの現金換金をしました。
いよいよチューリッヒへ!
無事チェックインを済ませ、スーツケースを預けて、出発を待つのみ!なんと、フライト時間は14時間半の予定。これは、ロシアの上空を通過できないため、そこを避けた航路による影響です。でも今、ヨーロッパ方面に行こうとすると大体これぐらいはかかってしまうらしい。うう、早く戦争なんてやめてくれ……!
チェックインの時に特に要望を伝えなかったので、わたしたちは3列シートの真ん中と窓側となりました。(窓の外は見たいけど、長時間のフライトは通路側にすべきね)
エコノミー、せ、狭い!!!前の人がめちゃリクライニング倒す人だったので、これで14時間半か〜〜と夫とわたしに緊張が走りました。
そしてなんと、通路側には、チューリッヒまでの14時間半のあと、ブラジルに11時間かけて向かうという、人と猫が座りました!
名前は「もち」。日本で出会った野良猫を保護して母国へ連れて帰るとのこと。今ブラジルで元気にしてるかなあ。とってもいい子でした。
いや〜、長い!まだ着かん!とずっと思っていたふたり。同時にマリオの映画を視聴したり、寝たり、もち撫でたりしてなんとか頑張りました。最後の1時間はトイレの汚水タンクが満パンで使用禁止とかもありました。
ついたーーーーーーー!!
14時間半お疲れ様でした!やっと着きましたよ、チューリッヒ。虹がお出迎えしてくれました!
着いたのはスイスの現地時間18時頃。日本との時差は7時間です。
トイレ行ったり、wi-fiつなげたりしてて周りに人がいなくなり、どこに進めばいいかわからなくなっていたら、職員のお姉さんが声かけてくれてなんとか先に進めました。愛想がめちゃくちゃいいわけではないけど、基本的にみんな声かけてくれる。観光客に慣れている国だー、と思った。
入国審査の場所までは、空港内の電車に乗って一駅移動。ふたりとも英語が上手くないので緊張していたら、女性の入国審査官が、夫の5年前の赤髪のパスポート写真と見比べて「髪色変えたね」とか「あなた(わたしのこと)は変わってない」とか言ってくれて、ホニャホニャしてたら無事通過。
もう時間も遅いので、とりあえずホテルに向かいます。
この日と、最終日のホテルは、空港からバスで10分ほどの場所にある「アレグラロッジ」でした。三つ星ホテル。
よし、あれの出番だな、ということで事前にダウンロードだけしておいた「SBB mobile」アプリを起動。
ホテルに着き、チェックイン。
遅い時間だし疲れたし、機内食と時差で一体自分たちが、何ご飯をいつ食べたのかわからない胃腸の状態だったので、ホテル近くの閉店間際のスーパーで売れ残りのサンドイッチとビールを買いました。
スーパーで出会った車いすのナイスガイ
スイスには「COOP」と「MIGROS」という大手スーパーが大体どこにでもありますが、アレグラロッジの最寄りにあったのは「SPAR」という名前のスーパー(コンビニ?)。閉店間際に駆け込み、食べられそうなものとビールを探してふらふらしていたら、後ろから車いすの若い男性が。
道を塞いじゃったかなと思った夫が
「ソーリー」と言うと、
「全然!てかちょっと手伝ってくんない?あのジュースふたつ取ってくれる?」
と。黄色いのとオレンジのがあったので、
「どっち?」と聞くと、
「オレンジの方ふたつ!ありがと!いい夜を〜」(スイ〜〜っ)
と去って行きました。
な。なんて、なんて爽やかで、全員がハッピーになる時間だったの!と、日本ではあまり遭遇できないであろう瞬間が早速生まれたのでした。
本当にナイスガイだった。あと車いすの運転めっちゃうまかった。
どう見てもわたしたちは観光客で、アジア人で、英語も通じるかわからないのに、そういうこと考えずに、知らない相手ににこやかに声を掛けられるっていうのもすごいし、手伝えたからこちらもいい気持ちになったし、偏見とかそういうのを意識すらしていない自然に受け入れられているっていう状態ってこれかもって思いました。大袈裟かもしれないけど本当に。
はい、1日目終了です。
機内でも夜ご飯もパンかハムかチーズを食べたので、この先もずっとそんな感じになるのだろうか……とふたりとも内心不安に思っていたのでした。