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言葉じゃないから通じるものがある

日ごろ、わたし達は『言葉』を通して会話をしますよね。言葉だから伝わるものもあるし、『話せばわかる』『話してみるまでわたしは(あなたのこと)こんなふうに思ってたけど、全然印象が違ったやん?』という、情報の行き違いや、誤解を解くチカラも、言葉は持ってるんです。

でも、なかには
【言葉じゃないから伝わるものもある】っていうのもまた事実で。

例えば…そうだな。
何か、(あなたにとって)悲しいことが、あって。
それを聴いた受け取り手が、アドバイスしたいとか
話したいとか そんな
こっちの都合で
相手を蔑ろにしてしまって。

自分と同じ(ような)相手と似た経験をした。
ただそれだけの表面的な側面を見て相手の話を聴くときにそれがかえって(共感や傾聴の)妨げの材料となり、早とちりをして。

『わかるわかる、わたしもそうやったもん』
なんて 上辺だけの共感をしてしまった…なんて経験がある人もいるだろうし、
そんなふうに相手に大切にされてなかった人もまた、存在するのかもしれませんね。

そんなときにかけるべき言葉がみつからない。
悲しみから救ってあげたいのに
『「がんばれ」も「しゃあないやん」も相槌として間違ってる気がする』。なんなら、言葉をかけてあげること自体が間違ってるのかな、なんて思う人も。

『かけてあげるべき言葉が思い浮かばない』

じゃあ、何が正解なの?
何か言ってあげたい! そんな気持ちで溢れてるあなたは、相手の役に立ちたい気持ちが強いのかもしれないな。

これはわたしの個人的な意見になるんだけど…
わたしは、深い悲しみに打ちひしがれている相手の話を聴くときほど、『そうなんや〜』ぐらいの相槌しかしません(笑)

相手の感情の波に引っ張られて、自分もその波に飲まれてしまうなんてこともないようにしつつ、でも相手の感情はちゃんとキャッチしたいから🫴

なんで、突っ込んだ質問しないの?
なんで、励ましの言葉も掛けないの? 
ちょっと(大分かな?)冷たいんじゃない? 
いろんな「なんで」のキモチがあるはずです。
その答えは 【わたしが反対の立場ならどう思うだろう? どんな言葉をかけてほしいのかな】 シンプルなことだけど、忘れがちなこと。
それを原点にしてるだけです。

ただただ、相手のことを知る
ただ、寄り添うだけのこと
不安に苛まれている相手にそっと手を差し伸べる

サラッとできる気遣いのように思えるけど
実はそうじゃない、相手のことを想うことから始まるスタートライン。

それは、同じ屋根の下で過ごす家族のようなものかも。身近にあるからそれが気づきにくいし、カタチのないプレゼントを受け取る側もそれに慣れてしまってる。ときには、それさえも「鬱陶しいな」と思うこともあるかもしれない。

だからこそ、
相手のそばにいて、相手のことを知る
そんな些細なことで⁉︎」って思うことから
全てが始まる。

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