バイオハザードリベレーションズにハマる日々

今年の頭からバイオハザードリベレーションズをやっている。始めてから、早くも1ヶ月半程が経ったがまだまだ続きそうだ。

実はストーリーモードは結構早めにサクッとクリアしていて、それはそれでめちゃくちゃ面白かったんだが。この1ヶ月半の大部分はレイドモードのプレイに時間を費やしている。

レイドモードとは、ストーリーモードとは別にアクションに特化したステージが用意されたミニゲームみたいなもの。ミニゲームとはいえ、合計で20ステージ用意されていて、更に三つの難易度があるので、全60ステージ。加えて、激ムズの特別ステージが二つ。

プレイヤーはストーリーモードに登場したキャラクターの中から操作するキャラを選んでステージに臨む。プレイする度に経験値とBP(お金みたいなもの)が入り、プレイヤーがレベルアップ(プレイキャラの攻撃力と耐久力が上がる)したり、お店で武器やアイテムを買ってパワーアップしていく。

なぜハマるかというとまずは絶妙な難易度設定、三つの難易度の中で1番簡単な「ダーク」のステージ1なんかはほんとサクッとすぐにクリアできるけど、当然のごとく段々と難易度が上がっていく。

今、僕はレベルMAXの50に達しているが、難易度が1番高い「アビス」のステージ18で止まっている。

この終盤に来るとレベルや武器性能はある程度頭打ちになってるので、クリアの鍵はカスタムパーツと呼ばれる武器の強化パーツをどう組み合わせるかと純粋にプレイヤーの腕に掛かってくる。

ゲームの腕は並の僕にとってはいかにそのステージに適した武器と強化パーツを見つけるかがポイントになる。YouTubeでクリアした人たちの動画を見ながら、立ち回りや武器のセレクトを見ては試し、見ては試しを繰り返す。

そして、終盤戦で重要になってくる効果の高いカスタムパーツはアビスモードの各ステージでトリニティボーナスを取らないと獲得できなかったりする。

トリニティボーナスというのはそのステージを以下の条件を満たしてクリアすると獲得できる。

・ノーダメージ
・ステージの全ての敵を倒す
・ステージの推奨レベル以下でクリア

レイドモードの各ステージは全ての敵を倒さなくても決まった範囲の敵を倒せばクリアできる。また、そのステージが難しければ、プレイヤーのレベルを上げてプレイすればクリアの確率が上がる。しかしトリニティボーナスを取るにはそのアドバンテージを放棄しつつ、ノーダメージクリアしないといけない。

例えば、バーストⅡという一度引き金を引くと弾を2発同時に発射するパーツなんかは終盤戦に強い敵が連続で出てくる場面で、素早く敵を倒していく上で非常に重要になる。そんなバーストⅡは難易度アビスのステージ1か2でトリニティボーナスを取らないと獲得できない。

なので、終盤戦のクリアのためにはその少し前のステージを神クリアする必要があり、そのために各ステージはクリアしさえすればOKでは終わらず、神クリア目指して繰り返しプレイしなくてはならない。

気が遠くなるような難易度に感じるこの条件だが、プレイしていくと少しずつ前より強い武器が手に入ったり、自分の腕が上がったりして、前進できてしまう。この絶妙な難易度が我々を中毒にさせてしまうんだ。

努力が報われる達成感は実生活ではそう都合よく得られるとも限らない。しかし、このゲームでは諦めかけたその時というような非常に悪魔的なナイスタイミングで徐々に前進できることで我々の心を掴んでしまうんだ

カプコンさんのこの絶妙な難易度&ゲーム設定により、簡単には遊び尽くして終わらせない、長い期間遊ばせてシリーズの新作が出るまでプレイヤーを繋ぐゲーム設計はもはや神業。

ゲームばかりしていて、しょうもないと言う人もいる。しかし、それは我々のせいではないのだ、太古から受けがれる達成感という人間の仕組みとカプコンさんの神業がなせる自然の摂理なのだ。

PS5のワイヤレスコントローラーの電池が切れかかた際の警告が出て、充電のためひと休みする度になぜこんなにプレイしてしまったのかと、自責の念を感じる事もあった。
しかし、僕は自然の摂理の中にいること、そして努力は報われるという大切な教えを胸に刻むためにまたコントローラーを握るのだと考えて、胸を張って充電完了を待つこととする。

いいなと思ったら応援しよう!