ココの仕事  日記6

そんなこんなでバタバタしながら、ハナを妊娠。

悪阻や家事、子育てがしんどくなっていった時期のある日のこと。

宮古島に住んでいたとき、砂川に引っ越してから、子猫を二匹飼い始めた。

猫を飼いだしてから、エサやりをココにさせることにしていたが、これがだらだらして、なかなかやろうとしない。

「ジジとトトにご飯あげてね」

優しく言うと、はーいと言うけど、なかなかやろうとしない息子にムカついてきて、

「ジジとトト、お腹すかせて、あたしんとこにすりよってきてるでしょ。
あんたの仕事なんだから、ご飯あげなさい!」

とブチ切れた。
夕方のいそがしい時間だったこともあって、大声だ。

すると、ココ、泣きそうになりながら、こっちを見て、

「そんなに怒んないでよ」

と、ココ。

「猫のご飯は、ココの仕事でしょ!!」

イライラで、キレながら言うと

反発した息子が、


「ココの仕事は、ナナを愛することだよ!」


ずきゅん。ハートがわしづかみされた音が鳴って

「・・・」

ああ、一年前まで、「ココの仕事は、ナナのおっぱいを触ることだよ」
といっていた倅が、ねえ・・・。

たくましくなったなあ。涙。

「今日は、ナナがご飯やっておいてあげるよ。今日だけね。」


 


ココ三歳児


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