普通の返し   日記3

夕方帰ってくる、ココの保育所のリュックの中から、あたしのパンツがでてきたときのこと。

その保育園は、毎日上下の着替えと、パンツを持っていくのが日課だった。


「なんで、このパンツ入ってんの?」


と聞くと、

「間違って持ってっちゃったの。ココのタンスに入ってたから」
と言った。


まさかとは思うけど・・・

「ナナのパンツ、先生に見られてないよね?」
と聞いた。
ちょっとだけ?腐敗もしていないパンツと想うが・・・。

すると、
「先生に見られたよ。」
とココ。


内心すごく動揺して、

「え!先生なんて、言ってた????」
と聞くと、


「お母さんのパンツを持ってきちゃいけませんって、言ってた」

そうか。

やだ~ママのパンツなんて持ってきちゃダメじゃん!とか笑っていってくれるくらいの方が、救われるのに、

先生、普通の返しをありがとう。
 

普通の返しをされるほど、傷口にささることもあるんだよね。
と想いつ、動揺したままココに。

「ちゃんと、見てからお着替え入れてよ!恥ずかしいじゃん!」

普通の返しをした。

ココ三歳児




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