缶に入った小型衛星 CanSat を使ったフィールドワーク!
Hej hej! It’s nana 🌈
先週は珍しく大雨で、道路が凍ってしまったため、大学に行くのに通常の二倍も時間がかかってしまいました笑。
あまりにもツルツルな道路だらけで、小さな坂も友達に背中を押してもらわないと、滑って下がってきてしまったほどです😂
その前の週末はロングイェールビーンの北にあるフィヨルドが凍っていて、その上を歩いて向かう岸まで歩けるとのことだったので、クラスで歩いてきたのですが、あまりにも強風で途中で引き返してきました!
周り一面真っ白で、みんなで「インターステラーの世界にいるみたいだね」と話していました。
本題に戻りますが、先週はKHOという天文台にて CanSat と呼ばれる缶に入った衛星を自分たちで作り、ドローンから落として飛ばし、空気中のデータ収集をするフィールドワークがありました!
CanSatってどういう衛星?
Can (缶) に入った Satellite (衛星) ということからCanSatという名前のついた超小型の衛星です。
ドローンを使い、このCanSatをある程度の高さまで持って行き、落とすと落下している間に計測できる気温、湿度、高度、座標などのデータを収集することができるのです。
CanSatの作り方
一から作るので、このように細かい作業も自分たちでやらなくてはいけませんでした。
超不器用な私には難しい作業ばかりで、工学部を専攻している友達に細かい作業は全てやってもらいました笑。← エンジニア最強。
GPS、通信用のアンテナ、気温と湿度を測るセンサーなども正しい位置に固定して完成!
ここまでで丸一日かかりました!
※ この写真ではペットボトルに入っていますが、ドローンに入らなかったため、フライト直前に全員缶に入れ変えました。
GPSと気温のチェック
CanSatが完成したら、次はGPSと気温を測るセンサーがちゃんと動いているかチェックします。
上の写真はCanSatを外に出して、外気温とちゃんと合った気温を計測できるかチェックしている様子です。
あまりにも外気温が寒いので、窓をギリギリまで閉めて吊り下げる作戦😂
もちろんこれでは上手く行かず、手に持って数十分窓の外に出してしばらくその姿勢をキープしなくてはいけませんでした🥲
次は全てのCanSatを一つのコンピューターに繋げて、GPSを使ってしっかり座標がコンピューターに届くかのチェックをしました!
一時間コンピューターの前で待機して見張っていたのですが、映画でよく見るハッカーの画面みたいになっていてみんな大興奮していました笑。
天文台にていざフライト実行!
私と友達のチームが作ったCanSatは、”Coca Cola Light” と名付けました!
なぜペプシの缶にコカコーラの名前を書いたのか、気になる方もいると思うので、なるべく手短に説明しようと思います!
私たちのセーフティミーティングを手掛けている先生が、コーラ大好きでコーラ以外を飲んでいるところを見かけたところがないのです😂
その先生が、いつもペプシを飲んでいるということから最初は「ペプシ」と名付けたかったのですが、あまりにもストレート過ぎてバレバレだと友達と話になり、軽い (light) 衛星であることから「コカコーラ・ライト」と名付けました笑。
これが大好評で、ペプシのロゴにコカコーラのロゴを書いたのが先生のツボにハマったそうです😂
パラシュートを付けることで、落下の衝撃を防いでいるのですが、パラシュートを付けたことによって風の影響を受けやすくなってしまったのです!
一番最初のフライトは、どのCanSatも遠くまで飛んでしまい、一つのCanSatは行方不明になってしまったほどです笑。
無事私のチームのCanSatは何も問題なく、しっかりデータ収集することができていたので、今のところは一安心です!
すごく綺麗な空も見れました!
日照時間もどんどん短くなってきていて、太陽もこれで見納めといったところです。
実は今日が太陽が出る最後の日でした!
スヴァールバル諸島にいる間、もう太陽を見ることがないという実感は未だに湧きませんが、極夜を一回も体験したことがないので、どのような感覚になるのかワクワクドキドキしています。
今週からはデータ処理に追われる毎日になり、この研究結果をポスターにまとめて、来月末にプレゼンをしなくてはなりません。
プログラミングやデータ分析などは苦手な私ですが、なんとかなると信じています笑。
交換留学も残すところあと2ヶ月を切り、あまりにも早いスピードで過ぎていく日々が信じられません!
まだまだやりたいことがいっぱいあるので、思う存分残された時間を楽しみたいと思います!
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!🇳🇴
Hej då!
✦ nana ✦
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