盲導犬にできること
ご覧いただき、ありがとうございます。
今回は盲導犬のお仕事についてご紹介します。
視覚障害のあるユーザーに寄り添って歩く盲導犬ですが
彼らがしている仕事は実はそんなに多くはありません。
①障害物を避ける
街中の電柱や看板、放置自転車などを避けて歩いてくれます。
駅などの混雑した場所でも、ぶつからずスイスイ歩いてくれます。
先日、歩道をまっすぐ歩いていたら
ももこが私をぐいぐい右の方へ押すのです。
何だろう?と思ったら、目の前に脚立が置かれていました。
しかも点字ブロックの上に……
危うくぶつかるところでしたが
ももこのおかげで無事に回避できました!
ももこ、Good Job!
②曲がり角を教える
盲導犬はナビができるわけではないので
目的地を伝えても連れて行ってはくれません。
ユーザーは頭の中の地図を頼りに歩きます。
2つ目の角を左、とか、3つ目の角を右、とか
「角」は重要な情報源になります。
見えていれば、何気なく通り過ぎている曲がり角も
盲導犬が教えてくれることによって
目的地への大事な道しるべになるのです。
③段差を教える
階段はもちろん
歩道と車道の間の小さな段差も止まって教えてくれます。
もし歩道と車道の境目がフラットだったら
気づかずに車道を歩いてしまうかもしれません。
安全に歩くためにも大事な情報源ですね。
小さな段差であっても
ベビーカーや車いすの方にはバリアになるかもしれませんが……
バリアフリーって難しいなとつくづく感じます。
盲導犬のお仕事と言えば、この3つが紹介されることが多いですが……
4つ目にして最大のお仕事があります!
それは……
ユーザーを癒やすこと!!!
文字通り、癒やしです!!!
帰宅してハーネスをはずせば、一般の家庭犬と変わりません。
モリモリごはんを食べて、ぐーぐーいびきをかいて寝ています。
盲導犬はセラピードッグではありませんが
触れるだけで、疲れやストレスは軽減されますし
幸せホルモンがドバドバ分泌されていること間違いなしです!
お世話が必要だったり、受け入れ拒否があったり
生き物ゆえの大変さや苦労もありますが
白杖やロボットにはないぬくもりがそこにはあります。
毎晩寝る前に、お疲れ様とありがとうを伝えています。