私にとって結婚とは、失敗という名の貴重な経験値。
後付けのこじつけ、かも知れませんが、何故結婚したのかというと、この社会で生き残るとしたら、結婚したほうがどうやら、有利な様だ、という理由。
全くもって、打算的であり、自分勝手であり。
結果、離婚したのですが。
10年前の私は愛だとか、知る由もなく。
今もわかりません。
私は自分の事をコバンザメだと思っていました。そうでないと生きていけないと思っていました。たまたま出会った人が、きちんと仕事をしている人で、子供が生まれたら、しばらくは子育てに専念して欲しい専業主婦を望んでいる人でした。
私は専業主婦希望でした。
だって、もう、会社なんて行きたくない。
どんな仕事をすればいいのか、全然わからない。
家の仕事だったら、頑張れるかな。
そんな感じ。
実際、やってみたら。
専業主婦の方、尊敬します。
主婦の仕事はマルチタスクの塊ですね。
妻の顔、嫁の顔、母親の顔、女の顔…。
いや無理でした。
妻の顔、嫁の顔が消えたら、随分楽になりました。
わたしは普通になりたかった、標準値にいたかった、そんな思いが強かったです。
わたしは、1人の人に添い遂げるということを、どこかで美しいものだと思い、そうしたいと思っていました。
そのわたしの中での常識を、疑ってみました。
必ずしもそうではない、のではないか。
離婚後の自分を、想像してみました。
とても自由でした。
離婚すると決めたとき、背中に羽が生えた様でした。
とても気持ちがらくになりました。
夫と私は似た者同士だったようで、自分の夢を叶えるためのツール、としか見ていませんでした。お互いを。たぶん。
そんなこんなで、
今は子供と二人暮らしです。快適。
体力が戻り次第、仕事をします。
子供も、元気に新しい学校へ行っています。
親が弱っていると、甘やかす事と、躾る事の違いが全くわからなくなりますね。
元々、私は結婚願望はありませんでした。なのに…。
なんだか、いろいろ道草したような感じですが、でもこれで、同じ過ちはしなくて良さそうです。(だって死にそうだったもん😭)
喉元過ぎればなんとやら、でしょうか。
今日もベランダに、洗濯物が風で揺れています。
20201030 いろいろなないろ
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