コラム 糸の太さはなぜメーカーによって違うの?
この記事は、札幌の小さなタティングレース教室からお届けしています。
タティングレースとは、シャトルという糸巻きを使ってつくるレース編みです。
コラム 糸の太さはなぜメーカーによって違うの?
タティングレースを始めたら、いろんな糸を試したくなりますね。大抵は番手を頼りに好きな色を購入します。でも、いざ作ってみたら大きさがイメージと違うことや、結び心地が悪かったりすることもありますね。それは、メーカーによって糸の作りが違うからなのです。でも、同じ番手なのに、どうしてかしら?と思いますね。それにはこんなわけがあるのです。
糸の基準は「太さ」ではなく「長さ」だからなのです。綿糸でいうと「測りで測って1ポンド(約453g)になるための長さ」が840ヤード(約768m)となる際の糸の太さが「一番手」。2倍の長さが必要になる糸の太さが「二番手」、3倍の長さが「三番手」となっていくそうです。値が大きくなると糸が細くなります。糸を作っている方には便利な単位でも、糸を使う私たちには頭がこんがらがってしまいますね。
やはり、使ってみないと仕上がりのイメージはつかないものかもしれないですね。そこで、糸を買ったら「ゲージ」を作ることをお勧めしています。同じパターンのモチーフを作ってサンプルにしましょう。できればどのくらいの長さが必要だったかも記しておいてください。そうすると、次回、同じメーカーの糸を購入する際の目安になりますね。そして、このゲージは、他にも良いことがあります。そのお話は、またいつか。
よくあるご質問(糸の太さについて)
Q.#80使用のモチーフを#40でつくったら倍の大きさになりますか?(また、半分の大きさにしたいとき)
A.同じ糸を使用しても作り手により大きさに違いが出ます。目的の大きさがある場合、お教室にて今までの作品を見せていただき、調整する方法もお伝えします。
Q.糸に番手が書いていません。欲しい糸がわかりません。
A.購入の際には、ご自身で使用した糸端に番手札をつけたsamplerを持参しましょう。目で確認して同じくらいの太さを探します。よりがあまいもの(ふわっとした糸、逆にひねるとすぐバラバラになる糸)は出来上がりが少し小さくなり、ピコはボリュームが出ます。
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札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
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