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読むレッスン《Step1》初めてタティングレースをする方へ
札幌の小さなタティングレース教室から、あなたの元へレッスンをお届けします。こちらでは、オリジナル編み図の作り方や、ちょっとしたコツを書いています。パターンは教室でお求めいただくほか、この記事の下からダウンロードしてお使いください。印刷してお届けご希望の方は、販売サイトminne, creema をご利用ください。
もちろんパターンはお手持ちのものを利用していただいても構いません。基本を読んで学んでいってくださいね。結び目の仕組みをマスターしたらStep2へ進みましょう。
基本をマスターしたらこちらのパターン集から好きなものを選んでお楽しみください。
ワークショップにご参加いただいた皆さまへ
タッセルの作り方はこちらからご覧くださいませ。
シャトルタティングの他、針を使うニードルタティングも楽しいですよ。
好きなものを形に
タティングレースを始めてみたいけれど、難しそうで一人では不安…。材料は買ったけれど難しくて、諦めようかな。そう思った方も多いのではないでしょうか。好きなものを形にしたい気持ちを大切に、もっと自由に楽しんでほしいと思います。
ちょっぴり優雅なスタイルを楽しむ手芸
タティングレースの中でも一般的なシャトル(糸巻)を使った方法は、手の中で糸を結んでつくります。中世ヨーロッパ時代、貴族のステータスとされていた優雅なスタイルです。はじめは難しいタティングレース。でも、実は結び目を作るだけ。覚えることは少ないので、気長に楽しんでみませんか?
Step1.2.3をマスターするとほとんどのデザインを楽しむことができます。今回は一番大事なポイントになります。説明がたくさんありますが、どうぞゆっくり読み進めてくださいね。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/73164507/picture_pc_d22b0bfcd9d350a164cf7318b1bb23f7.png)
お道具について
必要な道具が少ないところも、タティングレースの人気のひとつです。
糸を巻く”シャトル”と、”糸”があれば、どこでも好きな場所で作ることが出来ます。
《準備》
はじめての練習では、シャトルを一つ(角付き)と色の違う2色の太い糸(#20番手のレース糸)をご用意ください。
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作り方基礎BOOK
ここからは、キットで販売している基礎BOOKの説明とミニlessonの動画を合わせてご紹介します。
作り方1 シャトルに糸を巻きましょう。
まずはこちらの動画をごらんください。
《Movie》シャトルに糸を巻く方法
![](https://assets.st-note.com/img/1663985959661-ZoNh8ZDacE.jpg?width=1200)
(初めての方は角付きを選びましょう)
![](https://assets.st-note.com/img/1664192965436-pGGnY1DWRA.jpg?width=1200)
《まとめ》
シャトルの横穴に糸を通したら、「短い糸端で長い糸をくるりと巻き」「短い糸の輪へ糸端を通し」ます。どうしてもこの方法でなくてはいけないわけではありませんが、糸をシャトルから外すときに少しだけ楽になります。シャトルの中に結び目が入り込みますので、糸端を引くと結び目を取り外しやすくなるのです。
シャトルに糸を巻くときに一番大事なことは、「反時計回りに巻く」ことです。角を上に向けて反時計回りに糸を巻きましょう。
作り方2 結び目の仕組みと持ち方
2ー1 結び目の仕組み
《準備》
シャトルに糸を巻いたら玉糸から切り離し、別の色の玉糸の端とそろえて玉結びして結び始めます。結び目が作れるようになったら、シャトルの糸を玉糸と繋げたまま1色で作る練習をします。
![](https://assets.st-note.com/img/1663992297543-dmKoVnJlUW.png?width=1200)
はじめにお話ししたように、タティングレースは結び目を作ることが基本のすべてになります。lesson1は皆さん苦労するところですが、慣れてしまえば応用して自由に形を作ることが出来ますので、焦らずにゆっくり進めていきましょう。まずは、「結び目」の仕組みを見てみましょう。こちらの動画をごらんください。
《Movie》結び目の移動
2ー2 シャトルの持ち方 糸の掛け方
《シャトルを持つ前に》
タティングシャトルは右手で持ちます。細かい動きは左手でします。左利きの方で、左手でシャトルを持つ方もいらっしゃいますが、私はどちらの方も右手でシャトルを持つことをお勧めしています。
左手に掛けた糸と、シャトルを手からはなさないようにと、つい力が入ってしまうのですが、ゆったりと持つことがポイントです。
タティングレースが難しく感じるのは、手にかけた糸を引いたり緩めたりするところです。シャトルの持ち方と合わせて動画をごらんください。
《Movie》初めてのタティングレース(結び目の仕組み)
作り方3 チェインの結び方
3の続きのまま、まっすぐ結んでいくと紐状になります。これをチェインと呼びます。左手には糸玉の糸がかかっていて、結び目の色になります。もし、結び目の色が変わってしまっていたら「結び目の移動」が出来ていないので、シャトルの角で目をすくって外してください。
左手に掛けた糸がきつくならないように、力を抜いてゆったりと結び目を作るように心がけましょう。結び目が揃うように何度も繰り返し練習してみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1663989403036-cj98RtH6el.png?width=1200)
はじめに2色の糸端を揃えて玉結びをします。シャトルを下へ垂らして玉結びを左手の親指と人差し指でつまみます。シャトルの糸は右手側に置き、もう一色の糸を左手の甲へ回して、左中指で山をつくり、小指に巻き付けて固定します。(図1)
1.表目
シャトルの上面と人差し指(右手)の間に、左手の糸をのせます。そのままスライドさせて、シャトルの面に沿って下面と親指(右手)の間を通して元の位置に戻します。(図2)
2.結び目の移動
結び目をシャトル糸から、玉糸へ変えます(「仕組みは簡単」参照)
写真は結び目が移動する前の状態です。シャトル糸(黄色)が見えていますので、青に変えます。
3.裏目
シャトルの面に沿って下面と親指(右手)の間を通し、そのままスライドさせて、シャトルの上面と人差し指(右手)の間を通して元の位置に戻ります。
4.結び目の移動
結び目をシャトル糸から、玉糸へ変えます(「仕組みは簡単」参照)
写真は結び目が移動する前の状態です。シャトル糸(黄色)が見えていますので、青に変えます。
結び目は表目と裏目で1目になります。ふたつ合わせてダブルステッチ(DS)と略されることがあります。
表目と裏目が出来るようになりましたら、飾りのピコと、次の工程への準備としてのリバースを覚えましょう。
作り方4 ピコ(p)
![](https://assets.st-note.com/img/1663990636775-LFy3b22h4V.png?width=1200)
パターンには(p)と略されていることも多いです。結び方は変わらないのですが表目を作るときに、前の目から離れたところに作ります。(図1)
そのまま通常の裏目を作り、できた目を左指で押さえながら、右手で芯糸(シャトル)を引くと目が詰まり、ポコッと飾りが出来上がります。
ピコは飾りの他に、モチーフを繋ぐためにも使います。
作り方5 リバース(RW)
パターンには(RW)と略されることもあります。チェインからリング、リングからチェインへ切り替えるときに、結び目自体の表面と裏面を入れ替えるために、裏に返すリバースを行います。
左手に掛ける糸(結び目になる糸)が上にくるように、ひっくり返すと覚えると良いかと思います。
作り方6 リングの結び方
![](https://assets.st-note.com/img/1663991313581-0x19xvoLVx.png?width=1200)
シャトルの糸で左手を包むように輪を作ります。結び方はチェインの時と同じDSです。左手に掛けた糸が結び目になります。左手の糸とシャトルの糸が同じ色なので結び目が移動しているか分かりにくくなります。1目毎に確かめながら作りましょう。
確かめ方
(正しいとき)
シャトルの糸を引くと「輪が縮む」、または、左手の輪を親指側から小指側に引くと「輪が広がる」
(間違えたとき)
輪が伸び縮みしない→シャトルの角をつかって目を解きます。
上手くいかない・・・そんな時は
結び目の作り方はわかったけれど、うまくいかないときはこんなことに気を付けてみてください。
1.右手(シャトル糸)を強く引きすぎていない?
2.右手(シャトル糸)を左手より下へ引いていない?
3.シャトルに巻いた糸は、反時計回りになっていますか?
4.シャトル糸は角の右側から出ていますか?
1は、ひとつ前の”仕組みは簡単”のところと重なりますが、芯になる糸に気持ちがいってしまいシャトルをぐいぐい引っ張ると、”両方の糸をゆったりと”していないので、結び目がきつくなり移動しにくくなります。
2は、右手よりシャトルが下がると、移動した結び目は戻ってしまいます。そんな時は、シャトルの先を使って結び目を上の方へ引き上げてもう一度ゆったりと移動させてください。
3、4は、結びにくいとき、特に”裏目”がうまくいかないときに確かめてみてください。細かいところが意外と大事だったりするのです。
Step up!
Step1で基本の結び方をマスターしたら、Step2で繋ぎ方を練習しましょう。
キットでおうちレッスン
もっと気軽にタティングレースを楽しんでもらい!そんな思いを込めてご自宅にお道具をセットしたキットをお届けします。
基本ができるようになったら、特別なお道具を持ってみませんか?
可愛い柄のデコレーションシャトルと、細めの糸が入ったポーチです。お気に入りの道具と一緒に楽しい時間をお過ごしください。
ナナイロタティングとは
札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。
お一人お一人、手の大きさや力の加減はちがいます。糸の掛け方や引く方向など実際に結んでいるところを見せていただけると、ちょっとした癖やコツをお話しできると思います。キットご購入いただいた方のみになりますが、メールでのアドバイスやオンラインレッスンも致します。一人で諦めずに、一緒に楽しい時間を過ごしましょう。
ナナイロ。
ワンポイント(こんな時は?)
動画一覧
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