№66《ドイリーパターン》kiyay
この記事は、札幌の小さなタティングレース教室からお届けしています。
タティングレースとは、シャトルという糸巻きを使ってつくるレース編みです。♡ をクリックするとspecial画像が見れます。
作品ができるまで
kiyay(キヤイ)はアイヌ語で”光”を表します。こちらは、教室課題№66をアレンジし、大きめなドイリーに仕立てました。№66はシャトルを2つ使う練習課題です。ピコのたくさんある特徴的なリングを生かして外に広がるデザインにしました。雲の切れ間から光がこぼれているイメージです。
作り方のポイント
シャトルを2つ使う練習は糸の色を変えて作るとわかりやすいです。色を変えることでデザインも映えてきます。空間の多い段と、細かく繋ぐ段が繰り返し出てきます。段を重ねるごとに目の数が少し増えていますので間違えないように気を付けましょう。最後の段の始まりの位置も間違えやすいので図案を見ながら結んでください。
Movie シャトルふたつを繋げて使用する方法
ふたつのシャトルに同色の糸を使用する場合、繋げて使用すると始末の糸を減らすことができます。
巻き方はこちらの動画を参考にしてください。
Movie リングを結び忘れたら
外側のリングを繋ぎ忘れて、後から付け足す方法をご紹介しています。
作ってみましょう
パターンはこの記事の下からダウンロードできます。
見本はリズベス#40(グラデーション)とミルフローラ#40(白)、オリムパス#40(ピンク)で製作。リズベスは日本製のレース糸の番手より細めの為目の数を調整している個所もあります。なるべく同じメーカーの糸で色を楽しむことをお勧めします。
完成サイズ 約24㎝(♯40レース糸使用)
1段目
シャトル2つ使います。内側のリングは大小交互に作ります。外側のリングのデザインも交互に変わります。
結び忘れたら後から付け足すこともできます。このページの下の動画を参考にしてください。
2段目
1段目の外側のリングに繋ぎながら、リングとチェインのブレードを結びます。ブレードが大きく余る場合はリングの内側の目を減らします。反対に小さい場合はリングの外側の目を増やすのですが、3段目以降も調整が必要になることと、シャトルつなぎをした後に目が伸びることも考えて、ここではあまり増やさない方がよいでしょう。
リングとシャトルの色を変えて始めるときの糸始末は、本文最後の「糸端が出ない糸の足し方」を参考にしてください。
3段目
同色の糸で結ぶ場合は、玉糸とシャトルを繋げて結びます。始まりのリングは、前の段に2か所繋ぎます。始まりの位置を間違えないように気をつけましょう。
4段目
シャトルつなぎの連続で、1段目の第2シャトルのリングと同じ位置に、第2シャトルのリングを作ります。前途の「シャトルふたつを繋げて使用する方法」を参考にしてください。
5段目
2段目と同じブレードのパターンですが、中心に向かうリングが増えています。前の段に繋がない内側のリングが入りますので気をつけましょう。
6段目
3段目の展開です。リボンのようにリング2つの連続が、5段目の内側のリングの位置にきます。繋ぎ初めに気をつけましょう。
7段目
4段目の繰り返しです。ポイントになる第2シャトルのリングの位置を揃えましょう。
8段目
2段目・5段目の展開です。繋がない内側のリングが少なくなります。
9段目
最後の縁飾りです。これまでポイントになっていた繋ぐためのリングの先端に縁飾りの幅を出しています。繋ぎ初めと、繋ぐ位置に気をつけましょう。
タティングレースがはじめての方
こちらからお読みください。
《関連商品》
▷Lesson1 (リボン)基本のステッチ/リング・チェイン・ピコ・リバース
▷Lesson2(ラウンド) ピコ繋ぎ
▷Lesson3(スクエア)ひねりのあるつなぎ方
▷Lesson4(ジョセフィンノット、トリプルリング)
ナナイロタティングとは
札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
(教室を見る→https://inankl.shopinfo.jp/)
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