コラム 絡めて結び込む? チェインに結び込み糸を足す方法
この記事は、札幌の小さなタティングレース教室からお届けしています。
タティングレースとは、シャトルという糸巻きを使ってつくるレース編みです。
はじめに
今回のコラム、タイトルが長めですが、「抜けにくいマジックスレッドのコツは糸端を絡めること」というお話です。
続きは長くなりそうなので、最後に書きましょう。お時間のある方は、どうぞごゆっくりお付き合いくださいませ。
コラム 絡めて結び込む? チェインに結び込み糸を足す方法
少し大きなものを作っているときは、糸が足りなくなることがありますね。
そんな時に便利なマジックスレッド。
でも、せっかくきれいに始末できたと思ったら、引っ張られて糸端が抜けてきちゃったなんて経験はありませんか?
今回はYouTubeの動画とリンクしてレッスンしてみましょう。
こちらの動画ではpattern№166を作っています。
アクセサリーなど強度が必要な場合は、コマ結びをする事をお勧めしますが、ドイリーなどの場合は、継ぎ目が目立たないように「絡めておく」方法がお勧めです。
どうぞ、お一人お一人に合ったコツを見つけるヒントになりますように。
▷タイムスタンプ(6:04)
0:07 絡め方
0:36 もう一度、絡め方
0:57 マジックスレッド
動画ではドイリーから出ている2本の糸の間に新しい糸端を挟み、前から後ろへ絡めて下へ引いています。新しい糸はまっすぐ、古い糸が絡んでいると抜けにくくなります。
おさらい
始末したい糸
足りなくなった糸端、新しく足す糸端の2本の場合
繋がって残っている別なシャトルの糸を2本の糸端で絡めておく事で、抜けにくくなります。
今回の場合、新しい糸端は進行方向に折り畳まれるため抜けにくいですが、足りなくなった糸端はそのまま結び込むと、後からスルリと抜けやすいです。
動画の手元では分かりにくいのですが、新しい糸を絡めて下へ引くと結び目が移動して、足りなくなった糸が巻き付く用にしてみてください。
伝わりやすい動画が撮れましたら差し替えたいと思います。
おわりに
好きなものを形に
もっと自由に
タティングレースと楽しい時間を
という気持ちでレッスンをさせていただいています。そのため、一般的に使われている技法の呼び方ではなく、なるべく日本語で何をする為の方法か、という名前で紹介するようにしています。
私は「結び込む糸始末」と伝えていますが、マジックスレッドは「魔法のような糸始末」みたいな意味なのかな(英語は苦手)と想像しています。
結び込む方法は変わりませんが、リング編はこちらからご覧いただけます。
今回は2本の糸端を同じチェインに結び込みましたが、1本ずつに分けて2箇所に結び込む方がより綺麗で丁寧な始末方法です。こちらはまた別な機会に動画に残しておこうと思います。
今の私のできる事が、いつかの誰かのお役に立ちますように。
パターンはこちらから
今回のパターンは、No.166です。
タティングレースが初めての方はこちらから
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▷Lesson1 (リボン)基本のステッチ/リング・チェイン・ピコ・リバース
▷Lesson2(ラウンド) ピコ繋ぎ
▷Lesson3(スクエア)ひねりのあるつなぎ方
▷Lesson4(ジョセフィンノット、トリプルリング)
ナナイロタティングとは
札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
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