《pattern》№88 cinitaチニタ1~4段目
この記事は、札幌の小さなタティングレース教室からお届けしています。
タティングレースとは、シャトルという糸巻きを使ってつくるレース編みです。
作品ができるまで
cinita(チニタ)はアイヌ語で”夢”をあらわします。
手染めの糸からイメージした柔らかな楕円型のドイリー。夢の中にいるようなふんわりとした優しい気持ちを込めました。
パターンについて
教室では3回のレッスンで完成します。
今回は、1〜4段目を作ります。
5~6段目
7~10段目
作り方のポイント
糸を切らずに次の段へ進む、1~2段目、3~4段目がポイントです。段が増えるごとに楕円の形がわかりにくくなるので、カーブの強い箇所はチェインの目の数が少なくなることに注意しながら結びましょう。
第2シャトルの使い方
2段目、4段目、5段目はシャトルを2つ使います。シャトルを2つ使うとき、チェインとリングの色を変えるときはそれぞれに糸を巻いて玉糸から切り離します。同色で作る場合は、糸端を出さない為に繋げて巻く方法もあります。テキストには(切るまたは繋げて使用)と記載してます。
シャトルふたつを繋げて使う方法はこちらの動画を参考にしてください。
作ってみましょう
少し太めの糸の場合、途中でシャトルの糸が足りなくなります。始末糸の出ない糸の足し方は、ページの下をご覧ください。
1〜2段目
1段目は中心に向かう大小のリングを繋いで楕円型を作ります。そのまま糸を切らずにシャトルつなぎをして2段目へ続けます。
準備
シャトル1つ使います。シャトルに巻いたら玉糸から切らずに結び始めます。
結びましょう
1段目
リング
リバースしてチェイン
リバースしてリング
リバースしてチェイン
リバースしてリング
リバースしてチェイン
(くりかえす)
シャトル繋ぎ
切らずにへつづける2段目
チェイン
シャトル繋ぎしてチェイン
シャトル繋ぎしてチェイン
シャトル繋ぎしてチェイン
シャトル繋ぎしてチェイン
シャトル繋ぎしてチェイン
3〜4段目
4段目のみシャトルを2つ使います。
3段目と4段目の糸色を替える場合は、3段目は玉糸と繋げて結びます。4段目はシャトル2つ繋げて糸を巻きます。
3段目は、2段目に繋ぐピコと、繋がないピコが出てきますので気をつけましょう。そのまま糸を切らずにシャトルつなぎをして4段目です。外側のリングは第2シャトルを使います。
準備
(3~4段目を繋げて作る場合)
2つのシャトルに糸を繋げて糸を巻きます。
結びましょう
3段目
(シャトル1)リング3つ
(シャトル1)リバースしてチェイン
(シャトル1)リバースしてリング3つ
(シャトル1)リバースしてチェイン
(シャトル1)リバースしてリング2つ
(シャトル1)リバースしてチェイン
(シャトル1)リバースしてリング3つ
(シャトル1)リバースしてチェイン
(シャトル1)リバースしてリング2つ
(シャトル1)リバースしてチェイン
(くりかえす)シャトル繋ぎ
そのまま切らずに4段目
(シャトル1)チェイン
(シャトル2)そのままリング2つ
(シャトル1)そのままチェイン シャトル繋ぎ
(くりかえす)
糸端の始末
針を使った糸始末の方法はこちらの動画を参考にしてください。
糸端が出ない糸の足し方はこちらを参考にしてください
タティングレースがはじめての方へ
こちらからお読みください。
《関連商品》
▷Lesson1 (リボン)基本のステッチ/リング・チェイン・ピコ・リバース
▷Lesson2(ラウンド) ピコ繋ぎ
▷Lesson3(スクエア)ひねりのあるつなぎ方
▷Lesson4(ジョセフィンノット、トリプルリング)
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札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
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