コラム 結びもどるって?
この記事は、札幌の小さなタティングレース教室からお届けしています。
タティングレースとは、シャトルという糸巻きを使ってつくるレース編みです。
リングで結びもどる
タティングレースで「結び戻る」というと、「スプリットリング」がありますね。スプリットリングは、リングを半分まで作り、後半は始まりの位置から第2シャトルで目を移動せずに結びます。結び目を移動することを一生懸命に練習してきたので、移動させないように結ぶことがこんなに大変に感じるなんて…という声が聞こえてきます。
チェインで結びもどる
もう一つ、チェインで結び戻る方法もあります。こちらは、ブリッジングやスプリットチェインなど呼ばれることがあります。
チェインで結び戻るときも、リングで結び戻るのと同様に目を移動せずに結びます。違う点は、芯の糸がないので、チェインの終わりの位置で、先にシャトルつなぎをして糸を引き渡しておくところと、シャトルはひとつで作れるところです。
基本ではチェインを結ぶ向きのまま、糸を引き渡し右から左へ戻るこの方法は、慣れてくると次の工程へ進みやすいのですが、目をきれいに仕上げるまでたくさん練習が必要でした。生徒さんの中には、習得するのを諦めてしまう方も多くありました。より分かりやすく簡単に感じていただけるために、教室ではスプリットリングのように進む向きを変えることをお勧めしています。向きを変えるだけで、ぐっと簡単に楽しめるはずです。
練習の進め方
結び戻るときのポイントは「目を移動せず結ぶ」ということ。教室では、初めに「目を移動しない結び方」を練習してもらいます。課題は、プラスチックの輪を使ってリングを包み(lesson№113)をします。リング包みは、コツをつかむと簡単で、皆さん楽しみながら作ることが出来る課題です。楽しい気持ちのままステップアップできるように課題(lesson№135)で小さなモチーフを使いいくつか結び戻る練習をします。
この課題がクリアしたら、lesson№18のちょっとした立ち上がりも、糸を切らずに楽しめるようになると思いますね。
さらに、ステップアップしたい方は、モックリングとロングピコも組み合わせたlesson №136も挑戦してみてくださいね。
※リング包みはカバーステッチと呼ばれることもあります。
練習1 リング包み(lesson№113)
※音が出ます
練習2 結び戻るチェイン(lesson№135)
右から左へ結ぶ方法(pattern No.109)
※音がでます
スプリットリング
結び戻るチェインを使ったパターン
タティングレースが初めての方はこちらから
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▷Lesson1 (リボン)基本のステッチ/リング・チェイン・ピコ・リバース
▷Lesson2(ラウンド) ピコ繋ぎ
▷Lesson3(スクエア)ひねりのあるつなぎ方
▷Lesson4(ジョセフィンノット、トリプルリング)
ナナイロタティングとは
札幌にある小さなタティングレース教室です。「わからない、難しい」タティングを「楽しい!」にするお手伝いをしています。難しい技法は簡単にアレンジしています。
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