how to design?
PhotoshopやCanvaなど、デザインツールの使い方は覚えたけど、肝心のデザインがあか抜けない。毎回同じデザインになってしまう。
いつも、デザインってどうやって作るのが正解なのか、悩んでしまいます。今日は改めて、デザインを作るための自分なりの手順をまとめて、見直してみました。
そのデザインは誰のために作るのか?まずはペルソナを設定する。
実際の依頼者はもちろん、クライアントですが、作ったデザインを誰に一番見てほしいのか-いわゆるペルソナを設定します。
ペルソナとは具体的な理想のお客様像ですね。こんな人に自分が作ったデザインを見てほしい、お客様になってほしい、という人物です。
このペルソナを設定しないと、デザインの根拠が作れません。誰に向けて、何をしてほしいのか、ここを明確にすることが、一番初めにわたしが行うことです。
しかし、この「理想とするお客様像」が以外と難しいですね。
ここでは、例をあげて考えてみたいと思います。
たとえば、クライアントから以下の依頼を頂いたとします。あなたなら、どんなペルソナを設定しますか?
ペルソナを設定するために、どんな切り口で考えると具体的な人物像にたどりつけるのか?
最初に属性を決めます。仮でいいので、名前もちゃんと付けて。どんな仕事をしていて、どんな家族や恋人がいるのか。
属性
名前
性別
年代
職業
年収
家族・恋人
属性が決まったら、ペルソナのライフスタイルも考えます。
ライフスタイル
住んでいるエリア
働き方
休みの日の過ごし方
趣味
ファッションのテイスト
他にも、「好きなもの」や「パーソナリティ(性格)」など、ペルソナがどんな人物なのか肉付けしていきます。
オーダーシートから、わたしはこんな感じのペルソナを設定してみました。
かなり、偏見の入ったペルソナですかね。。
本物志向で駅から近い。サラリーマンが仕事の前後に利用してもらえる?
コーヒー豆の焙煎や淹れ方にこだわったカフェなので、「独身貴族?」をイメージしてみました。
ペルソナはどうやらハードワークなようなので、仕事の合間に立ち寄ってこだわりのコーヒーでリラックスしてもらいたいなー(ここがデザインのゴールかな)
この「七色虹男」(仮)さんに届きやすいデザインはどんなデザインなのでしょうか?
設定したペルソナに刺さりそうな、「選定基準」を作る
デザインの指針となる「選定基準」
次の4つの項目を決めておきます。
①情報設計(どんな情報を伝えるか?例えば電車通勤のサラリーマンなら、駅からのアクセス情報があれば便利など)
②イメージ(何が伝わるか、どんな印象を与えるか)
→都会的でおしゃれ?
③タイポグラフィー(文字の太さ、フォントのイメージ、セリフ体なのか、といったところまで決めていく)
メインのデザインフォント・サブのデザインフォント・可読性の高いベースフォント
→①Fredericka the Great ②Calibri ③Inter
④配色(イメージとなる色を考える。なんとなく青と決めるのではなく、明るめの青なのか、鮮やかな青なのかというところまで色のイメージを詰めていく)
→①004F2A(深い緑 スプルース (spruce))②5D5D63(グレー 石板色/石盤色 (せきばんいろ))③#949593 アッシュグレイ/アッシュグレー (ash grey)
画像の選別をする(その画像は選定基準の中のイメージを伝えれられるか)
商品のイメージとなる画像を選択します。
最近は無料素材も多いため、けっこう大変な作業になりますね。
使う画像が複数ある時は、「どの画像にもっとも注目を集めたいのか」を考えて選別していきます。
レイアウトを整える
レイアウトの基本とは?
①揃えられるものは揃えて配置する→要素同士がバラバラに配置されていると、デザインは混沌としてしまう
②グループ化する→関連のある項目同士を近づけることにより、直感的に情報を理解できやすくなる
③強弱をつける→項目や文字など、要素ごとにそれぞれの重要性に応じて目立ちやすさを変える。重要な箇所は強調して、見る人の視線を誘導する。(情報の優先順位をつける)
④繰り返す→全体を通じて、同じようなパターンを繰り返すことで、デザインに統一感をもたせることができる。
では、以上のことを踏まえた上で、ペルソナに刺さる?刺さらない?デザインを作成してみました。
以上が、わたしのデザインを作る手順になります。うーん、やっぱり難しい(>_<)
考えて、作るを繰り返し、「なんか違う・・」とはっきりしない原因に悩み。
デザインに正解はないと言われるだけあって、考えだすとキリがなく奥が深いですね。
デザインはペルソナ宛のラブレターみたいなもの。
思い通りにいかなくても、相手を想いながらデザインワークを楽しみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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