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胸の「カプセル拘縮(球形拘縮)」副作用

シリコンバッグ豊胸手術をご検討されている方の中には
豊胸手術の副作用の部分がご心配な方が多いと思います。
その中でも今回は「カプセル拘縮(球形拘縮)」副作用について
詳しく語りたいと思います。

カプセル拘縮(球形拘縮)とは

カプセル拘縮(球形拘縮)は、
副作用の中でも珍しい副作用の事例となりますが、
一度拘縮になると回復が難しいと知られており
より心配されている方が多いと思います。

珍しい副作用の一つだとお話しましたが、
NANA美容外科の数多い手術の中で0.3%の割合で発生されているためです。
発生される原因は100%明らかにされていないですが、
多い部分は明らかになり、執刀方法の改善と予防法など様々な努力で
球形拘縮の発生の確率を減らすことができました。

今まで知られている大きい原因の中には
炎症、血腫、細菌感染、シリコンバッグの破損と破裂などがあります。
その他にも明らかに確認できない遺伝的な要因などもあり
発生率0%に至らない状況です。

豊胸手術 カプセル拘縮 胸 整形 副作用
左‐正常な皮膜形成の状態 / 右‐球形拘縮が発生された状態

カプセル拘縮(球形拘縮)の症状

カプセル拘縮はシリコンバッグを包む被膜が厚くなり
硬くなる症状のことを言います。

被膜(capsule)は体内構成成分のコラーゲン成分になっております。
コラーゲンは体の皮膚、軟骨などの組織を構成する成分となり、
体に傷ができるとすべての傷跡組織にはcapsuleが形成されます。
いわゆる傷、傷跡組織とも言えます。

シリコンバッグが挿入された周りに傷跡の膜が形成され、
その組織が厚く硬く生じる事を「カプセル拘縮(球形拘縮)」と言いますが、
他の部位にも傷が出来たら被膜(capsule)ができるのに
なぜ豊胸手術の中で問題になるのか。

それは一般的な傷も厚さや硬さなど特性が異なりますが、
特に豊胸手術の場合はシリコンバッグの感触、動き、形の変形などに
敏感な手術のためです。

傷跡が治る過程で皮膚の中の組織が硬く厚くなっても
2次的に問題が起きることはほぼありませんが、
乳房拡大術(シリコンバック豊胸)はカプセル拘縮により
触り心地が悪くなり胸の形も変化されるなど問題が起きます。

Baker classificaiton(段階別症状)

私たちが多くしている拘縮の段階(レベル)は、
Baker classificaiton(段階別症状)という被膜の状態を表す
基準指標のことを言います。分かりやすく表でまとめてみました。

シリコンバッグ豊胸 カプセル拘縮 副作用 デメリット

Bakerレベル1,2段階の場合は正常範囲となり、
触ると柔らかく理想的な形の状態です。

Bakerレベル3,4段階は拘縮の状態だと言えますが、
感触が硬くなり、カプセルが厚く形成されて
徐々に球形に近い形に変わります。
この場合は発生原因を把握し適切な治療が必要となります。

まとめ

カプセル拘縮(球形拘縮)
適切な計画を立てて清潔な環境で手術を進行し、
繊細なテクニックを通して発生の可能性を減らすことが可能です。
万が一カプセル拘縮になったとしても再手術により
回復できますのでご安心ください。

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