# 24 (引っ越し)〜これから引っ越しをしようとしているあなたへ〜12回の引っ越しを経験したお片付けアドバイザー目線の引っ越しポイント ⑤最終回
引っ越しは最大のお片付けチャンス!
タイムリミットがあるのも片付けを進める好条件
さあ引っ越しだ
さあ片付けだ
〝過去に12回引っ越したお片付けアドバイザーがお伝えするお片付け目線の引っ越しの進め方〟
参考になれば嬉しいです
今回は
引っ越し1週間前〜当日
さあいよいよ引越しだ!とやる気に満ち満ちている人と
まだ1週間あるのかと感じている人
日常生活と並行するそれぞれの引越しカウントダウン
【引越しまで1週間になったら】
いよいよ本格的に荷造りを始めます
今まで手放すか迷っていたモノも決着の時です
持っていくかどうか迷っているモノは極力手放すことをおすすめしていますが
きっと迷う心の内訳は
もったいないと
使うことがあるかもという不安
から来ているのではないかと思います
もったいない・使うかもしれない
使ったお金が無駄になってしまう
使えるものをゴミとして出すことに罪悪感がある
ということでしょうか
では
運ぶ手間や維持する時間・場所まで含めて考えてみて下さい
一番大切なのは「あなたの持ちモノ」ではなく
「あなた自身」です
そのモノを維持するには〝あなたの労力と時間〟が必要です
時間や場所を確保するのに値しますか
例えば 〝マグカップ〟
マグカップを中心とした目線で見れば
使えるか使えないか
使っているか使っていないか
あなたを中心とした目線で見れば
使いたいか使いたくないか
です
伝わりますかね
この考えをもとにした取捨選択が
〝あなたがウキウキするあなたらしい新居〟に大切です
そんな考えをもとにどんどん選別し荷詰していきましょう
具体的な梱包方法と荷詰の仕分けをお伝えします
*台所*
包んだ食器は移動中箱の中で動かない状態にするのがポイントです
揺れても中で食器同士がぶつからなければ割れるリスクを減らせます
鍋敷きや鍋つかみ・キッチンペーパー・スポンジなどを入れても緩衝材代わりになります
キッチン用品に関して包丁、ハサミ(危険物はダンボール紙などで厳重に包む)カトラリーなどすぐ使いたいものは「すぐに開けるダンボール」を作りそこにまとめ赤ですぐに開けると書いておくと困りません
*衣類*
ロッカー型の衣類収納を使用する業者の場合は
ハンガーに吊るしたものはそのまま移動してくれるので
かかっている衣類は当日までそのまま置いておきましょう
プラケースに入っている衣類や下着はそのまま移動可能です
移動中開いてしまわないように養生テープなどで封をします
ガムテープだと跡が残ることがあります
下着類など中が見られたくないものは目隠しの紙を手前側に入れると安心です
タンスの場合は段ボールなどに荷詰しタンス自体は空にします
制服や仕事の衣類は季節でわけずひとまとめにし
それに付随する雑貨も一緒に入れ「学校」や「仕事」と明記しておくと次の日からすぐ使いやすく衣替えがあったとしても迷子になりません
*バック類・靴*
バックは大きなバッグに小さなバックを入れていくと型が崩れにくく行方不明になりません
帽子も同様に重ねて梱包する
旅行で使うポーチや雑貨はスーツケースに全て収納しておくと引越し後の旅行準備の際にあちこち探さなくて便利
〝旅行の時〟というキーワードが付くものはスーツケースへ
靴はビニールに入れ段ボールに詰めていきます
型崩れが気になるものは靴の中に詰め物するか箱に入れる
*雑貨*
日用品からおしゃれ小物まで雑貨類は基本的に収納したい場所別に段ボールにまとめます
収納場所は限りがあると思うので間取りを想像しながら荷詰し段ボールには収納場所と中に入っているものを必ず書いておきます
*お布団類*
引っ越し業者に依頼した場合布団類はそれ専用の袋を準備してくれるので当日までそのままもしくは渡された布団袋に収納しておきます
膝掛けやクッションは割れモノやカメラなどの壊れモノの段ボールに入れると衝撃を緩和してくれます
布類だけならゴミ袋のような袋にまとめてもOK
ガムテープに品名を書き貼っておきます
(ゴミと間違えないようにするため)
*冷蔵庫*
3.4日前には今、必要なもの、食べ切るものを一段にまとめ他の場所は全て掃除しましょう
空にしても掃除をしていないと電源を切ったあと匂いの原因になります
引っ越し前々日位からは加工食品や外食で済ませるのもいいと思います
どうしても捨てたくない食品はクーラーボックスに移動
前日には冷蔵庫は中身を空にしておきます
*すぐに開ける*
こう書いた箱も作りましょう
台所の荷詰でもおすすめしましたが
このすぐに開けるボックスは大切です
・リモコン
・充電器
・ハサミ
・カッター
・ゴミ袋
・ボックスティッシュ
・掃除道具など
・ペットがいればペットグッズ
引越し当日もしくは翌日には必ず使うものを入れます
この箱に関してはカテゴリーを無視し「すぐ使う」で統一
引越し当日ギリギリまで使っているものが新居でもすぐに使うものである可能性大です
この仕分けがあると引っ越してすぐ何個も何個も段ボールを開け探さなくて済みます
*テレビ*
テレビは業者さんが梱包してくれるので、コード類をまとめておく
その他の電子機器はまとめて荷詰しコワレモノと赤でわかりやすく明記しておくといいです
*貴重品*
貴重品はダンボールには入れず旅行バックなどにまとめ自分で持ち運ぶと間違いがありません
引っ越しについてはこの回で最後になります
近々お引っ越しがあって読んでいる方
参考になれば嬉しいです
引っ越しは旧居で荷詰するので
今の生活が延長するように感じますが
新居では新しい間取り新しいスタイルになるので
大きいものこそ新たに揃える方が生活は快適になると思います
旧居で使っていた家具や大型の家電を
思い切って手放し
お財布と相談しながら
あえて適当なものをあてがわず
お気に入りに出会うまでゆっくり探してみて下さい
〝見つかるまでの不便さ〟が
こんな感じがいいなというイメージをはっきりさせ
〝見つけたのときの喜びを大きくする〟
と私は感じてきました
長々と読んでくださってありがとう
心配も不安もあって当たり前
がんばれ引っ越しの人!