第2章2 見える感じるチャンネルと波動域(番組)(2)タロットカード
第3章 見える感じるチャンネルと波動域(番組)(2)タロットカード
タロットカード
私の生まれ育った地域には、今ではもう見かけなくなった独特なお葬式の風習がありました。
亡くなった方のお骨を持った親族が、家からお墓まで列をなして街を歩くのです。
その行列の先頭には、たくさんの小銭が入ったかごが掲げられ、数百メートルごとに鐘がチーンと鳴り、太鼓がドーンと響き、小銭がばらまかれていきます。その小銭は、親戚でもなんでもない地域の子どもたちが拾っていいことになっていて、お葬式と聞けば、みんなでその「お金拾い」に出かけたものです。
拾ったお金は、その日中に使い切らなければならないというルールがあって、普段のおこづかいの何倍ものお金を手にした子どもたちは、駄菓子屋やゲームセンターにまっしぐらでした。
私も、思った以上にたくさん拾えたので、「今日は何でも買えちゃうぞ!」という気持ちでショッピングセンターへ向かいました。
ジャンプでも買おうかなと立ち寄った本屋さんで、なぜか普段は行かない占いコーナーの前で足がピタリと止まりました。
ふと棚を見ると、「タロットカード」と書かれた箱が目に入りました。説明付きのそのカードが何なのか全くわかりませんでしたが、「これだ!絶対これだ!」と、なぜか確信しました。
値段を見ると、拾ったお金にあと10円足せば買える額。10円ならポケットにあったので、迷わずレジへ。
まるで宝物を手に入れたような気分で、意気揚々と家に帰りました。
でも、現実は甘くありませんでした。
説明書の漢字は難しいし、意味もわからない…。
カードの絵柄も、可愛いわけでもなくピンとこない。
正直、ジャンプやマガジン、幽☆遊☆白書の単行本を買えばよかった…と後悔の嵐でした。
たまに友達を占ってみるものの、面白さがわからず、そのまま漫画本の棚にギュッとねじ込んで、存在すら忘れていきました。
そんなタロットカードと再会したのは、13歳で発作を起こして大学病院から退院してきたときでした。
ふと本棚の前に座り込んで、「何しに来たんだっけ?」とぼんやりしていたら、なぜか棚の奥が気になり、本を整理し始めたんです。
すると、あのタロットカードが出てきました。
手に取った瞬間、不思議なことに「今なら読める」と根拠もなく思ったのです。
試しにケルト十字法という展開法でカードを並べてみると、まるでQRコードを読み取るように、じわじわと情報が頭に広がっていきました。
意識を深く向けると、どんどん奥深い情報に繋がっていきます。
「なんだ、こう読めばよかったんだ!」と納得し、面白くなって友達や家族を占い始めました。
頭の前側を意識すると言葉で説明しやすく、後ろ側を意識すると映像が浮かび上がる…そんな感覚を、まるで前から知っていたように自然に使いこなしていました。
9歳の時に「できない」と思ったのは、ただの思い込みだったんです。
「こんなの、誰でもできるじゃん!」とさえ思いました。
でも、周りの友達にカードを渡しても、みんな「よくわからない」と言います。
もしかして…私は臨死体験のとき、あの光のトンネルの中で、何か特別なエネルギーに触れたから、タロットも読みやすくなったのかもしれない。
そんなふうに思うようになりました。
タロットカードを使っていると、情報がぎゅっと圧縮されたパックみたいなものが届き、それをじわじわと解読していく感覚になります。
その後、霊能者の方に会ったり、能力開発の場に関わる機会も増えて、「見える・聞こえる」力は誰にでも備わっていて、得意分野が人それぞれ違うことがわかってきました。
球技が得意でもダンスは苦手…そんなふうに、これも個性の一つなんだと思います。
そして、小学校で働いた経験からも気づいたのですが、学校や集団生活に馴染みにくかったり、ちょっと個性的な子ほど、タロットカードのリーディング力が抜群なんです。
子どもたちにとって、家や学校は社会のすべて。
そこでうまくいかないと自信を失いやすい。でも、もしこのリーディング力を伸ばせる場があって、その力を生かせる未来や社会が作れたら…そんなことを夢見るようになりました。
みなさんも、何気なく手に取ったものや、ふと気になったことに、意外な才能が眠っているかもしれませんね!
目次
第一章:臨死体験 ― わかった、をプロットする人生がはじまる
• 一 予想を超えた臨死体験 ― あの世とは
• 二 ウォークインと魂の人生計画
• 三 わかったことは現世(うつしよ)には持ってこれない
第二章:見えるということ
• 一 幽霊ばかり見える日々
• (1)大学病院
• (2)転院
• (3)日常
• (4)人生初の憑依体験
• 二 見える感じるチャンネルと波動域
• 三 見える能力と人間力は別
• 四 先祖と今を生きる私たち
第三章:魂の仕組み
• 一 前世・今世・未来世
• 二 因縁とは ― 万事塞翁が馬
• 三 守護霊軍団と守護神軍団
第四章:福の神
• 一 福の神とは
• 二 「居丈高の福の神 転機」
• 三 見えないものと生きてきた日本人
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