朱山七陵とその他陵墓
シルバーウィーク中日の平日に、龍安寺裏の朱山にある7つの陵墓群「朱山七陵」とその他陵墓地や関連遺跡等訪問したのでその記録です。
朱山七陵
朱山七陵は龍安寺の敷地内の裏山である朱山にある、七つの陵墓群(火葬塚を含む)です。歴代の天皇及びその他御陵が一つの場所に集まっている場所は何度か訪問しており、月輪陵と深草北陵などが有名です。朱山七陵はそう呼ばれているだけで、正式名称ではありません。ただし、一箇所にまとまって一度に参拝できるという意味ではとても魅力的な場所だと思いました。また龍安寺内ということで、比較的訪問しやすいですが、朱山の方は山道もあるので、ちょっとしたトレッキングコースのような雰囲気でした。
禎子内親王 円乗寺東陵
初めに後朱雀天皇の皇后であり、三条天皇の皇女である禎子内親王の墓から参拝。皇后でもあり内親王でもありさらに藤原道長系の皇女なのでこの時代特有の権力争いの真ん中にいたような人物であることがうかがえます。
後朱雀天皇 圓乘寺陵
後冷泉天皇 圓教寺陵
後三條天皇 圓宗寺陵
この三つの陵墓は並んでいて、それぞれ右から第69代後朱雀天皇、第70代後冷泉天皇、第71代後三條天皇陵となっています。合葬ではなく三つ並んでいるのはなかなか興味深いですね。ちなみに後冷泉天皇と後三條天皇は後朱雀天皇の異母兄弟。
一条天皇 圓融寺北陵
堀河天皇 後圓教寺陵
長い参道(山道)を登っていくと第66代一条天皇 圓融寺北陵と第73代堀河天皇 後圓教寺陵に到達。トレッキングコース並みで鬱蒼としている道を通っていくので、中山茶臼山古墳並みの怖さを感じましたが、到着してみると京都の街並みが一望できて壮観でした。石の道もかなり整備されていたので、よく管理が行き届いている印象でした。
奥にある円融天皇火葬塚はさらに道を進むので行きませんでしたが、陵墓が集中している朱山を廻れて満足しました。
三條天皇 北山陵
先ほどの禎子内親王の父親である第67代三條天皇の陵墓は金閣の近くの住宅地に位置しています。ここは朱山ではありませんが、比較的近場で同じ時代の天皇陵が集中しています。
京都御所
おまけですが京都御所にも訪問しました。敷地広い!
以上京都の陵墓とその他関連遺跡巡りでした。
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