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後編『勝てるデザイン養成ギプス』に応募しようと思い、結果違う方向に着地した話。

※本記事は『勝てるデザイン養成ギプス』応募のための投稿ではありません

『デザイン養成ギプス』に応募しようと思い、結果違う方向に着地した話後編。
前編はほぼ自分の来歴になってしまいましたが、後編では前田高志さん著『勝てるデザイン』巻末ワーク「勝てるワーク」に挑戦したお話をしようと思います。
先に言ってしまうと、「勝てるワーク」終わっていません。途中で別方向に着地したのでそのことのお話になります。

取り組んだワーク

1:デザインを1000例、集めろ!
2:マイベストマイワーストを決めろ!
3:デザインの必殺技を10個作れ!
4:センスがわかる!
5:色彩センスを身につけろ!(1枚完成)
6:うすっぺらい作品から打破せよ!(途中)

■デザイン1000例
 『デザイン養成ギプス』メンバー募集を見つけ、いてもたってもいられずすぐさまスマホ片手に看板やポスター、懸垂幕などを求め家を飛び出しました。
幸い住んでいるところが観光地なので、たくさんのパンフレットや看板、ポスターを見つけることができました。
「これ好き!」から「なんでこれ?」まで含め、100点少し欠け位までを写真に収め、残りはピンタレストやGoogle検索にて探しました。
集めているうちに自分好みの似たようなデザインばかり集めていることに気づき、幅広く幅広くと唱えながら進めること3日。
集められたけれども、どうしても紙媒体がメインになってしまい、そこはかとない偏り感…。

公開して大丈夫か不安なのでモザイクを…
ダメなら消します

■マイベスト・マイワースト
 デザイン1000例をもとにベストとワーストを決め、理由を言語化。
このあたりから早くも「あれ?」が始まります。
まず、50個ずつのベストとワーストが決められない。
どちらとも10個ちょい決めたところで後はもう好きでも嫌いでもないものの判断になってしまいました。
矯めつ眇めつしてもどっち方向にも心が動かないこの状態は、言語化するのが難しいとかいったレベルではありませんでした。好き嫌いの判断すらつかないことに不安を覚えつつ次のワークへ。

■デザインの必殺技
 不安に駆られながらもピンタレストに必殺技を10個作り始め、嫌な予感は的中。
必殺技が「中央揃え!」「右揃え!」「左揃え!」「均等割り付け!」「読みやすさMAX!」…みたいになってしまい、なんだこれ状態に。
自分が整列フェチであることは間違いないのですが、あまりにも見えている範囲が狭すぎることに驚愕しました。
その時のボードのスクショがあればよかった。
消してしまった事が悔やまれます。一生懸命、違う視点違う視点…と唱えながらなんとか必殺技10個完成しました。

■センスがわかる!
 センスがいいと思うTシャツを集め、自分でTシャツをデザインしてみるワーク。
このワークにもやっぱりでしゃばるフェチ目整列科、整列属、整列。
イラストを自分で描いてみるとか、手法は色々あるはずなのに文字を並べたデザインばかり浮かんでしまいました。
私は好きですが、面白みには欠けてつまらない出来になってしまいました。

せっかく作ったのでいくつかはclubTで販売してみたいと思います

■色彩センスを身につけろ!
 住んでいる周辺に文房具店がとっても少なく、問合せするもB3ケント紙を取り扱っているところがない…。
A3ケント紙と100均の平筆で挑みましたが、今度は『フェチ目整列科、キッチリカッチリ属、無隙間・無歪み』が顔を出し、はみだし歪みがストレスに。
結局1枚を15時間近くかけて塗ったのですが疲労困憊の上に思ったように塗れず仕舞いでした。
色彩センスのワークのはずなのにきれいに塗ることに心血を注いでしまった…。

テーマ:四季
ガタガタ過ぎて震える…常に冬の気分です

■うすっぺらい作品から打破せよ!
 フェチを書き出して、雑誌の企画をしてみるワーク。お!もしかして整列フェチを活かすとき!?と思いましたが、むしろそれしかフェチが見つからずに頓挫しました。
始めはうっすらとした不安感でしたが、ここで自分が抱えている問題がはっきりして来ました。
そして今の自分は、応募できる段階にないことも痛いほど理解しました。

「勝てるワーク」で見えてきたもの

 ワークを通して、私は今まで客観視しているつもりになっていただけで、実は主観ゴリゴリであったことに気づきました。
自分のことに関しても「これだけが好きなはず!嫌いなはず!」と決めつけ視野を狭め、自身ですら客観的に見ることができていませんでした。
フェチであろうとなかろうと、整列なんて基礎の基礎の基礎の基礎。
それに、整列がフェチ(好きなもの)だとしても、それを言語化して自身に落とし込むめれば、武器になるのではと思っています。
でも私が見ているものはあまりにも狭い。

 今まで作った物でいいと思っていただけた(採用していただけた)のは、自分の作りたいものが、たまたまクライアント様の意向とマッチしただけで、ラッキーが重なった結果だということを知ることができました。
 佐藤可士和さんの仕事の流儀で見た「格好つけていることが格好悪い」(繰り返しますが、間違っていたらすみません)が長らく引っ掛かっていたのは、自分が自身の狭い趣味嗜好でしか物事を量れていない事に何となく気づき始めたからだったのではと今は思っています。
 気づくまで足かけ16年。長い長い伏線を回収した気分です…

 今更「自分は視野が狭く、客観的視点に欠ける」という事実が突きつけられて非常に恥ずかしいし苦しいです。
でも、ここをクリアしないとこのワークは終えることができないし、いつまでたっても自分本位の物しか作れない悲しいデザイン好きで終わってしまう。それがこのワークに取り組むことで得た着地点でした。

以上が『勝てるデザイン養成ギプス』に応募しようと思い、結果違う方向に着地した話の全容です。
こうして文書にすると、全然大したことないですね…。恥ずかしい。

終わりに

 折角だからと今回の顛末を書き始めましたが、全くもって読みにくい文書だなあと痛感しています。
それもこれもアウトプットすることを疎かにしてきた結果です。
整列フェチなら頭の中身も沢山アウトプットして整理整頓して行きたいと思いました。
 近頃物忘れもひどいです。アイドルグループのメンバーの名前など一人として出てきません。忘れ行く速度は加速する一方なので、忘備録的意味合いでもアウトプットを大事にしていきます。
 もちろん、時間はかかってもワークは全部やり切ります!
その暁にはまた記事にしてみようかと思います。


■memo■
・自分の好き嫌いを限定しない。視野を広く。
・気持ちを言語化してみる。
・誰かの好き嫌いも言語化させてもらって答え合わせしてみる。


clubTで販売してみました↓


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