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前編『勝てるデザイン養成ギプス』に応募しようと思い、結果違う方向に着地した話

※本記事は『勝てるデザイン養成ギプス』応募のための投稿ではありません


デザイナーの前田高志さんが募集する『勝てるデザイン養成ギプス』メンバー。
これに無謀にも応募しようと思い、結果違う方向に着地した話をしてみたいと思います。
長いので前後編とし、今回が前編です。

「勝てるデザイン養成ギプス」とは?

詳細はメンバー募集のnoteをご参照ください↓

ざっくり要約すると、
■対象:「クオリティを上げたい全ての人」
■応募方法
 ・著作『勝てるデザイン』の巻末ワークをやりきること
 ・noteとTwitterで応募する
■必要なもの:熱量

なぜやってみたいと思ったかは、自身の現状について触れる必要があるので、まずは自己紹介から書かせていただきます。

自己紹介

■なまえは?
ななほです。偽名です。

■デザインで生計を立ててる人?
いいえ。立っていない人です。
デザインはしたいものの、うまくいかずもだもだしている人間です。
クラウドソーシング(ほぼ受注なし)とほんの僅かなオフラインでのご依頼で、お小遣い稼ぎにすらなっているのか?程度の収入を得ています。
諸々の経費を引いた実入りは「雀の涙>収入」。

■昔話
 昔の話で恐縮ですが、私は漫画・アニメオタクでした。今もそうかもしれません。
あふれる推しへの愛を発散すべく、同人誌作成などにも手を出しました。
その時はイラストや漫画もどきも描いていたのですが、その時気づいたのです。
「イラストを描くより、装丁考える方が楽しい…!」
ここがデザインに興味を持った一番最初の出来事でした。
第一デザインインパクトです。
同人活動をしていた当時は学生でお金もなく、印刷所で本を作ることがとてもハードルが高かったことをよく覚えています。
なので、私の作るものはコピー本一択。
文房具店で販売されている紙を駆使し、自宅のプリンターで紙詰まりを起こしながら作った十数冊の本は残念なことに今一冊も手元にありません。
実際に作った物はどんなだったかもう忘れてしまいましたが、
「表紙に穴の開いた本を作りたい」
「ハート型の本を作るとしたらどこを綴じるか」
「角丸本の丸さをどう調整するか」
「自分の描いた絵にタイトルを入れるとしたらどこに入れれば一番良く見えるか」
「コピー本なのに帯つけようぜ!」
こんなことを常に考えて理想に近づけるよう試行錯誤していました。
今考えると本当に痛々しい。でも当時は寝食を忘れるくらい楽しかったのです。
 そして、時は流れて第二のデザインインパクトが来ます。
2006年1月、HNKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」。
アートディレクター佐藤可士和さんへの密着回でした。
その中で確か、『格好つけていることが格好悪い』といった旨のお話をされていたように記憶しています。(間違いだったらすみません)
この言葉がそれからずっと長いこと私の心の片隅に残り今でも色褪せません。
 これ以降は、デザインとは直接関係のない職業に就き、デザインの事は意識の奥底に仕舞われたまま人生を送ってきました。

■ここ2~3年話
 私の前職場は、コロナが蔓延するちょっと前に閉業したのですが、そこで私はメイン業務の傍らチラシの作成を担当させてもらっていました。
作成した枚数はそう多くありません。
しかし、そこでデザインすることの一端に触れてしまったら、一気に私の中のやりたいこと第一位は「デザイン」になってしまったのです。
集客の事なんて何も考えられていない、素人丸出しの出来でしたが、これが面白いこと!
白紙から紙面が完成していくことに得もいわれぬ面白さを見出してしまったのです。
同人誌作成、佐藤可士和さんの仕事の流儀を経て、ようやっとここで自分がデザインをやりたかったのだと気づきました。遅すぎです。
若くもなく、デザインの勉強をしたわけでもない、こんな条件で雇ってくれる先もない。そもそも安定した収入がなくてどうするんだ。
そんな「できない理由」を沢山並べましたが、私の中の「やりたい」がすべてをひっくり返してしまう日々が続き、ついに観念しました。
無謀とはわかっていつつも自宅でチラシや冊子、名刺などのデザインを始めることにしたのです。

■今話
 始めてみたものの、独学で勉強すること2年。見事に行き詰りました。当たり前です。
技術もない、マーケティングの知識も乏しい、そもそもクライアント様、その先のお客様の視点に立てているのか、などなどどこから手を付けていいか分かりません。
自分が作った物に対してフィードバックが欲しい、そう悩んでいた所にAmazonのお勧めで出てきたのが「鬼フィードバック」。前田さんのご本です。

そこから前田さんのnoteに行き着き、「デザイン養成ギプス」にたどり着いたのですが、ここで一旦終了させてください。

続きは後編にて。

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