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LUMIX S9 と Roam システムの威力 part 1
1. はじめに
こんにちは。ななはなです。先日 LUMIX S9 を購入しました。また同時に写真特化型 LUT 混合システム「Roam」も購入しました。今回は LUMIX S9 と Roam システムのついて記載します。
1-1.そこそこコンパクトでいい感じのカメラがほしい
普段は Sony α7iv を使用していますが、普段使い用に軽くてある程度コンパクトなカメラの購入を検討していました。各社からコンパクトなカメラが多く登場しており、いくつか候補に挙げていました。お散歩カメラの用途で使えそうなのは Sony の α7c シリーズや、富士フイルム の X100VI 、Nikon Zf も検討しました。しかし、昨今のカメラ機材の価格高騰でいづれも手が出ずにいました。
そんな中で Panasonic からも LUMIX S9 が登場したわけです。無駄なでっぱりのない、少しクラシカルな見た目や、フルサイズセンサーでありながら上記の他機種に比べ価格が比較的低いことなどから購入にいたりました。
1-2. 写真特化型 LUT 混合システム「Roam」とは?
LUMIX S9 の特徴的な機能としてリアルタイム LUT 機能があります。好きなLUT を適用して写真や動画を撮影できる機能です。LUT はアプリで配布されているものを使ったり、自分で作ったり購入したりしたものを SD カードで読ませることができます。「Roam」とは Keng Chi Yang / 弥永拳太 さんが販売している写真向けの LUT です。38 種類の LUT がセットになっており、リアルタイム LUT 機能を利用してカメラにてグレーディングすることができます。詳しくは下記の販売ページをご覧ください。
LUMIX S9 では LUT 2 種類を重ねて適用できます。Roam にはちょい足し・調整用の LUT も含まれており、LUMIX S9 と組み合わせることで、好みや状況に合わせて細かく調整できるというわけです。
フォトスタイル(Log)→LUT1→LUT2の三段階でグレーディングが可能なので、LUT1で物足りない時でも、更にLUT2でちょい足しを叶えてくれるのがこのシステムの特徴です。
2. 実際に使ってみた
というわけで実際に LUMIX S9 x Roam を使ってみました。今回は鎌倉 ~ 江の島を撮り歩いてきました。
2-1. 使用したレンズと設定
今回はすべて P モードで撮影しました。マニュアルレンズなので、絞りは都度変更しましたが、概ね F8 で撮影しました。お試しで Log ベースのもの 1 つをメインに使用して撮影しました。
レンズ
フォクトレンダー Nokton classic 40mm F1.4 SC
フォトスタイル
V-Log
LUT1: Presstra400 80%
LUT2: なし、もしくは FilmCon を 10 ~ 30 % 適用
2-2. 写真
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3. 感想
3-1. LUMIX S9 の使用感
コンパクトなせいか、意外と重い??と手に取ったときは思いましたが、半日首からぶら下げても、私の場合は首が凝ったり痛くなることはありませんでした。SNS 向けの動画機であるためか、モニターがかなり明るいです。今回はすでに所有していた MF レンズを使用しましたが、L マウントの薄い AF レンズが登場すれば最高かなと思いました。
3-2. LUMIX S9 x Roam
フィルムにインスパイアされた LUT とのことですので、そのまま 1 つの LUT を適用するだけでも、撮って出しでいわゆる「フィルムライク」に撮れます。お試しとはいえ、LUMIX S9 の見た目と相まって、かなり気持ちいい撮影体験になりました。
あらかじめ設定したマイフォトスタイルでひたすら撮るのもよいですが、ちょい足し用・調整用の LUT を使って自分の好みの色を"その場"で微調整したり作ったりするのはかなり面白いと思います。
今回は Log ベースの LUT を使用しましたが、Roam にはフォトスタイルベースの LUT も含まれています。LUMIX のフォトスタイルと組み合わせるとその調整の幅はかなり広くなると思われます。というわけで次回はフォトスタイルベースの LUT を試します。