今も昔も、私の推しは角松敏生という話
【書く習慣】さよならは言わないで
私の推しは、今も昔も角松敏生だ。
それ誰?という方には申し訳ないが、今回は角松敏生が大好きなんです的な話しかしない。たまにこんな回があってもいいだろう。いや、いいんです。
角松敏生の名前は知らなくても、ある年齢以上の方なら、彼が他のアーティストに提供した楽曲名なら知っているかもしれない。杏里の「悲しみが止まらない」や中山美穂の「You're My Only Shinin' Star」などは、彼女らの代表曲といっても過言ではない。
おそらく最も有名になったのは、V6の「WAになっておどろう」だろうか。もとは、NHKの「みんなのうた」で放送された曲だったが、1998年長野オリンピックの閉会式で演奏されて有名になった名曲だ。
角松敏生を知ったのは、私が高校生の頃。当時NHK-FMで放送されていた「サウンドストリート」という番組で、DJを担当していた音楽評論家の平山雄一氏が紹介した曲が、「The Best of love」だった。
もう衝撃的だった。雷に打たれたら死んでしまうので知らんけど、それくらい衝撃的だった。曲の頭から流れる青木智仁のスラップ(チョッパー)ベースに、角松のカッティングギターが重なって、超かっこいい。これはもう、歌謡曲ではなく、洋楽だ。アメリカンポップスが大好きだった私が、ハマらない訳がない。
それ以降、私の聴く音楽は、角松一色となった。アルバムを買い、コンサートに行く。ドームツアーしかやりませんみたいな今のアイドルグループと違って、昔のアーティストは、みんな地方公演をまじめにやっていた時代だった。現代の初音ミクとはまた違った良さが、生歌、生演奏にはあったのだ。
当時のコンサートパンフレットは、今でも捨てずに残っている。ビデオテープ→DVD→Blurayと時代とともに媒体も変わったが、いまだにアルバム、ライブビデオともに、発売されれば買い続けている。
5年間の凍結期間中も、飽きることなく聞き続けた。これからも、おそらく彼が引退するまで、聴き続けるだろう。
さて、書く習慣アプリの今日のお題は、さよならは言わないで。いかにも昭和の歌謡曲の歌詞みたいだが、角松の曲にもこの歌詞がでてくる。「It's Hard to Say Good-Bye」という曲だ
♪ Baby, Do you wanna say good-bye,
oh love you.
さよならは言わないでよ、いまは ♪
レコードと呼ばれる12インチもある、黒くてでかい円盤が、音楽の主流だった時代。カセットテープにレタリングシートをごしごし擦って、アルバム名を印字していた時代。
深夜放送をこそこそ聴いていた小学生が、音楽にどっぷりはまるきっかけとなった角松敏生。
今夜は思い出に浸って、彼のデビューアルバムでも聴こうかな。
あ、その前に明日の弁当、作らなきゃ。