ウクライナ情勢を見るにつけ、やはり日本は日本人が守らなければいけないと思いました。【引用開始】●ロシア、輸血用血液をウクライナ国境に運搬か 米当局者
(1/30(日) 13:46配信 CNN)
ロシアが兵力を展開するウクライナ国境に、輸血用の血液を運搬した可能性が指摘されている。 ロイター通信が最初に伝え、米国防当局の高官2人が29日、CNNに語った。
戦闘に備えた動きの一環とみられ、米国はロシアがウクライを侵攻できる態勢にあるとの懸念をさらに強めている。 CNNは先月、ロシアが長期戦に備え、衛生部隊や燃料の供給ラインを立ち上げ始めたと伝えていた。
ウクライナ国防当局の高官は29日、血液搬入の情報を「事実ではない」と否定。このような「ニュース」は社会にパニックや恐怖を広めようとする情報戦、心理戦の一端だと改めて主張した。
これに対して米ホワイトハウスの当局者は同日、ウクライナがロシアの脅威を否定し続ければ、侵攻が現実となった時に対応できないと強調した。同国のゼレンスキー大統領が「難しい立場」にあることは理解できるとしたうえで、ゼレンスキー氏は侵攻の危険性を軽視しながら、防衛のために数億ドルの兵器供給を求めていると指摘し、脅威を率直に認めるべきだと主張した。
ロシアによる大規模侵攻の可能性をめぐっては、差し迫った脅威を主張するバイデン米大統領と、これを否定してきたゼレンスキー氏の間で立場が食い違っている。 米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は29日、ウクライナのザルジュニー総司令官と今月4回目の電話会談に臨んだ。発表によると、ウクライナの安全保障の現状について意見を交換し、米国は同国の独立を支持するとの立場を強調したという。
【引用終わり】
輸血用血液迄用意するとは、やはりプーチン大統領も「ここまで来ては引き下がれない」と覚悟したのでありましょうか?
BSフジプライムタイムで、ロシア・ウクライナ問題を討論していた中で、すでに東部ウクライナ二州はロシア人の自治政府が機能しており、実質はロシアだと発言していました。東部ウクライナに住むロシア人は、すでにロシアのパスポートを取得した人もいるそうです。だから、今回ロシア軍がはいるとしても、無欠入場に近く、ウクライナに現状を無理やり追認させるだけの事なのだそうです。
こうした現実があるから、バイデン大統領も「小さな侵攻」=「現状の追認」だけならば、経済制裁も弱いと発言したのでありましょうか?
ただ、プライムタイムの番組を見て思ったのは、ウクライナは独立以来30年もあって、いまだ国家の体制を整えていないから、他国に付け込まれるのだということです。
ウクライナは政治経済で汚職が酷くて、市民生活が非常に苦しいのだそうです。だから、東部の住民(特にロシア人)は、ウクライナよりもロシアの方がましだと考えても不思議はないのかもしれません。なぜなら「多少口に注意しなくてはならなくても、まともな生活の方がよい」と思う人も、多いからです。
ですから、それを良く知っている大陸の欧州諸国は、ウクライナに対して冷たくて、遠く離れた米英が騒いでいるという構図になっているそうです。
確かに、日本で言えば1945年に敗戦を迎えて30年の1975年と言えば、すでに夏冬のオリンピック・万国博覧会を開催して、世界第二位の経済大国に躍り出て、バブル景気を迎えるちょっと前でした。
なのに、「今になって、外国に武器援助を希うなどとは…」ウクライナはこの30年何をしていたのか?
私は、ウクライナの状況を思うにつけ、やはり「自国を富ませるのは自国民であり、自国を守るのは自国民だ」と、改めて思いました。
ですから、日本人は「日米安全保障条約(ニックネームは日米同盟)」に頼るのではなくて、日本は日本人が守らないといけないと思いました。
今の世界情勢では、ウクライナの領土の問題が、ウクライナ人の国民投票ではなくて、プーチンロシア大統領の決断と、バイデン米国大統領の譲歩によって決められてしまうようですから…。