菅首相には食べられないハンバーガーで、韓国文大統領には好みを考慮した食べられるクラブケーキ。案外バイデン政権は、(お土産もってへコへコしてくる) 韓国人と気が合うのかもしれません。気をつけた方がよいかも…。●米韓首脳、昼食はカニ料理　韓国メディア「日米と対照的」

韓国の文在寅大統領（左）とバイデン米大統領（米大統領の公式ツイッターより）
韓国大統領府は、21日の米韓首脳会談でバイデン、文在寅両大統領が昼食を共にし、「クラブケーキ」が用意されたと明らかにした。 　
クラブケーキはカニ肉などを使った米国の名物料理で、海産物が好きな文氏の好みに合わせ、米側が準備したという。
4月の日米首脳会談ではハンバーガーが用意されたが、当時は新型コロナウイルスへの懸念からバイデン氏と菅義偉首相はともにマスク姿で、距離を置くためテーブルの両端に座った。ハンバーガーは手つかずのままだった。
米韓首脳はマスクなしで会談に臨んでおり、韓国の聯合ニュースは「日米首脳会談とは対照的な様子が演出された」と伝えた。
【引用終わり】
先月話題にならないお土産もって訪米した菅首相とは違って、韓国の文大統領は、4兆円の投資を見せ金に持ってワクチン貰いに、アメリカに乗り込んだそうです。
ですから【韓国企業側が「手土産」として事前に発表した４４兆ウォン（約４兆２千億円）に上る大規模投資の対価 (ワクチン) が示されなかったことに、韓国メディアからは落胆の声も上がった。━産経新聞】そうです。
確かに４兆２千億円の「クラブケーキ」は高すぎます。
でもまあ、菅首相が「マスクを外すな」と言明されて、食べられないハンバーガーを出されたのにくらべれば、文大統領は 　文氏の好みに合わせた米国の名物料理「クラブケーキ」を食べさせてもらったのですから、韓国の聯合ニュースが「日米首脳会談とは対照的な様子が演出された」と報じるのは、事実です。
現に産経新聞によれば、「外交安保以上に『国民の実質的な関心事』（中央日報）とされたワクチンをめぐっては、両国の協力強化が強調されるにとどまった」ものの。文大統領は「米軍に接触する韓国軍の５５万人」のワクチンは米国から確保したようです。
最も韓国のマスコミはこの成果は小さすぎると不満のようではありますが…。
しかし、それでも、韓国のこの露骨なまでに「欲しい物を欲しいという姿勢」は、綺麗な言葉を振り回す割には現金なバイデン政権を相手にすれば、日本外国のきどった「欲しがりません」より外交の成果をだせるのではないかと、ふと感じました。
うまく言葉にならないのですが、外交だけで書く、河野大臣が「余ったワクチンを廃棄しないで下さい」と言わねばならない日本の在り方は、どうも「現実の中で生きているのではなくて、紙の中で生きているような」感じがします。
この思考の流れは
1　ワクチンが余ってしまった。
2　決まりでは、接種券を持っている人にしか接種してはいけない。
3　決まりを破ってはいけない。だから、廃棄しよう。
という、紙に書かれた決まりを基準にした思考による行動です。しかし　現実世界を基準に思考すれば、
1　ワクチンが余ってしまった。
2　決まりでは　接種券を持っている人にしか接種してはいけない。しかし、このワクチンは人命を救うモノだから、無駄にしてはいけない。
3　紙に書かれた決まりより、人の命の方が大事だから、決まりを破れば自分は批判されるかもしれないが、誰か他の人に接種しよう。
こういう風に、思考が展開してゆくような気がします。
それなのに近頃の日本では、血の通った人間としての情を忘れた非現実的な綺麗ごととが横行しているような気がします。
その点で、下品に近いかもしれませんが、「韓国の自分達さえよければよい」という発言にも、学ぶべき所があるような気がします。
というか、バイデンさんはきれいごとを言っても、ウクライナや中国ネタで銀行口座をいっぱいにしたという噂もございますので、「物欲まみれで上品さに欠ける」文大統領の外交手法は、案外　バイデンさんとは合うのかもしれないと思ったりするのです。
バイデンさんも、菅首相を玄関に出迎えもせず、食事もさせず、首相を置いて側近とゴルフに出かけるという、おもてなしをしました。
韓国の朴前大統領も、安倍前首相に食事も出しませんでした。
類は友を呼ぶと申しますので、案外　バイデン政権と韓国人は気が合うかもしれません。
すると、日本は気を付けないといけないのかもしれません。
つまり、日本の政治家と強制担当者には、紙に書いてあるからどうとかではなくて、実際の人の命やお金のことを考えて、外交も行政もして頂きたいと思うのであります。