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口下手が台本なしでYouTubeを始めた話
私は話すのがとっても苦手です。
どれくらい苦手かというと、トラウマ級の出来事がありまして……!
随分前に子育てメディアの運営会社でWebライターとして働いていた際、記事のカテゴリごとにチーム分けされて、私は「妊活」チームのリーダーを任されていました。(リーダーと言っても、チームメンバーは私を含めて2人だったのだけど)
ある日、メディア全体で事業計画合宿なるものがあり、最後に各リーダーが事業計画を発表することになりました。でも、私は頭がフリーズして、ひと言も発せなくなりました。大げさでなく、ひっっっとことも。
結局、事業部長がフォローをしてくれたのだけれど、あのときフリーズした時間(恐らく数十秒)は、永遠に感じられました。あまりに情けなくて、涙すら出なかった。足に全く力が入らず、ふわふわしていて、よく電車に乗って帰れたなと思う。
そんな私が、YouTubeを始めました。
つい数日前までは「私にはYouTubeなんて絶対絶対無理! 普段の会話すらままならないもん」と思っていたのだけれど、人生は分からないものですねぇ。
なぜYouTubeを始めたのかは、1本目の動画でちょっと話しています。
もし良かったら、見ていただけると嬉しいです!
思考ではなく感覚で話そうと思い、台本なしで、話すテーマすら決めずに録画しました。これも以前の私なら「無茶でしょ! 私にできるはずない!」と思ったはずだけど、今の私は「必ずできる」と信じられる……!!
レコーディング前に深呼吸して、自分が自分の現実を創り出す創造主であることを意識する。そして「私は必ずやる。必ずできる」と心の中で唱える。体の内側がしんと静かで穏やかになったら、録画ボタンを押す。
そしたら、ちゃんと話せたのですーーーー!!!!すごっっ!!
いやね、今聞き返すと「あれも言っておけば良かった」などと気になる点はたくさんあるんですよ。話す速度が遅いから、じれったく思う人もいるかもしれません。機材が何もなくてスマホで撮ったから、動画としてのクオリティも高くない。
でもでも、最後まで話しきれたことが嬉しかった!! 何を話そうか考えながら喋るのではなく、少しずつ浮かぶ言葉をたどっていくような時間でした。暗闇に落ちているとっても小さな光る石を、ひとつひとつ拾い集めながらゆっくり先へ進む感じでした。
もしかして「本当の私」の声を出せたのかなと思い、じわじわ感動しています。なぜなら、今まで会社の会議などで出まくっていた「えっと」「あのー」などのフィラーがほとんど出なかったから!! 普段の会話すらどもりまくりだけど、どもりもなかった!!!
何より、私には書くことしかできないと思い込んでいたけれど、「話す」という表現手段もあるのだと自信をもてて良かった。自分で自分を勝手に覆っていた硬い殻を、ひとつ破ることができました。素晴らしいねー!!!!
マトリョーシカみたいに(?)、まだ殻は残っているかもだけど、こうやって少しずつ破り、つるんつるんのゆで卵みたいな魂で表現できるようになるぞ!! つるんつるんで、ぷりんぷりんの私を表現するぞ!!
実は私、話すのめっちゃ好きなのかもしれないねー!!! 「苦手なことに実はギフト(才能)がある説」を検証してゆきたい。
以下は、自分の口下手ぶりについて書いた過去のエッセイ。これを書いたときの私に「YouTube始めたよ!」と話したら、びっくりしすぎて倒れちゃうかもねぇ。
これから少しずつ配信してゆくので、良かったらチャンネル登録お願いします💓(まさか自分がこのセリフを言うことになるとは!)