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17年間悩んだ「わきが」が消えたのは「本当の私」を生きると決めたから
私は大学を卒業してからずっと「わきが」に悩んできました。
あぁぁぁ!「わきが」という単語を書くのすら怖くてずっと避けてきたけれど、今、初めてオープンな場で書きました。
幼い頃から口臭に悩んでいたエッセイを以前書いたけれど、そのときもわきがのことはどうしても書けませんでした。口臭もわきがもどちらも辛かったけれど、わきがのほうが、より穢れていて人に迷惑をかけたり嫌われたりするイメージが強かったのかもしれない。女性として、いや、人間として終わってるとも思っていました。
自分がわきがだと気づいたのは、新卒で入社したホテルで接客業をしていたときです。狭いバックヤードでひとりで作業をしていたら、出勤してきたパートの女性に「なんかここ臭くない?! 牛みたいな臭いするわ!」と言われました。そのときは「私のことじゃありませんように」と心の中で必死で祈っていたのですが、別の日に男性社員に「お前、汗臭えな」とハッキリ言われて「やっぱりそうなんだ」とショックを受けました。若いカップルのお客さまにクスクス笑いながら言われたこともあります。
悲しいことに、わきがは年齢を重ねるごとにキツくなりました。自分で嗅ごうとせずとも強烈な臭いが鼻をつくようになったので、周りの人にはとても迷惑をかけていたと思います。
人と話すとき、自分の臭いや相手の反応が気になって仕方なくて、そうすると緊張でさらに汗が大量に出て、臭いも強くなり……。汗染みが目立つライトグレーの服やノースリーブは絶対着られませんでした。制汗スプレーだけでは臭いを抑えられないから、わきが用のクリームを塗っていました。それも完璧ではなかったけれど、かなり臭いが軽減されるので手放せませんでした(クデオのジェルクリームです! おすすめです)
身近な人は私がわきがだと気づいていただろうけれど、自分から悩みを打ち明けることは怖くてできませんでした。正直なところ、今も「わきが」と声に出すことすら怖いです。誰かに打ち明けて「そうだよね、七恵ちゃん臭いよね」などと面と向かって言われたら、辛すぎて生きてゆけない気がしていました。
離婚した元夫にさえ、言えませんでした。私が打ち明けたら、彼は「気にすることないよ」と優しく言ってくれただろうけれど。私はいつも彼に隠れて、わきが用のクリームを塗っていました。コソコソしている自分にますます自己嫌悪したものです。
でも、奇跡が起こったのです。17年間の悲しみや苦しみをひっくり返す奇跡でした。
自分の体の変化に気づいたのは、昨年の真夏でした。このnoteでは何度も書いているから知っている方もいるかもしれませんが、「やりたいことをやる人生にしよう!」と決めた時期です。
「やりたいことをやれるようになるには、今から1ヶ月以内に自分が本当に行きたい場所を旅するといいですよ。時間もお金もどうにかなりますから」
やりたいことをやれば、人生は必ずうまくいく。そう教えてくれた「青ちゃん」という友だちのひと言がきっかけとなり、私は生まれて初めての出雲をひとり旅していました。
飛行機に乗っていく必要があるし、親の信仰の影響で神社をずっと忌み嫌っていたので、出雲大社のある出雲は私にとってはるか遠い地でした。当時はまだ離婚していなかったので、元夫を置いてひとり旅するのも気が引けました。でも、出雲大社の大しめ縄の存在を知り、どうしてもこの目で見たくなったのです。出雲の神様が私を呼び寄せるために、インスタや街中などいたるところで出雲の情報を見せてくれていた気がします。
真夏の出雲はとにかく暑くて、稲佐の浜に向かって神迎えの道を歩く途中、ずっと「あっついねー!」とひとりで笑っていました。暑すぎるせいか、他に歩いている人はいなくて、とても静か。太陽がじりじりと照りつけ、あたりが銀色に光っていました。今までに見たことのないような光なのです。「あっついねー!」と笑い続けながらも、私の内側はどんどん穏やかになっていくのが不思議でした。銀色の神聖な光が体の中を隅々まで照らすようでした。「来れて良かったねぇ」と何度も呟きました。
ホテルにチェックインして、冷房の効いた部屋に入るやいなや、私は「あつかったねー!」と言いながら服を脱ぎ捨てました。ひとり旅だから、やりたい放題です。
そこで初めて「あれっ、今日は臭いを気にしてないや」と気づきました。普段の私なら、出かけている最中はずっと気にしているのに……! そのことに驚きつつ、私はいつもの癖で両わきをすんすん嗅ぎました。
……え?
なんと、左わきはほとんど臭いがしないのです! 右わきは相変わらず臭いけれど、普段の半分以下の強さです! どっ、どうして……?
先ほども書いたように、私はその頃、青ちゃんの生き方にとても勇気づけられ、自分のために大きな額を投資しました。行きたい場所に行き、食べたいものを食べ、欲しいものを買う。ずっと「お金がないから」「時間がないから」と自分のやりたいことを我慢してきたけれど、これからは心のままに生きる。出雲旅も、その覚悟のあらわれでした。
出雲旅で突然わきがの臭いが軽くなったのは、私が素直に生きることを選んだからでしょうか。目の前のやりたいことに集中することで、それまで我慢や自己否定で滞っていた体のエネルギーが、急に巡り出したのかもしれません。出雲の神様が「変わることをよく決心したね」とご褒美をくださったような気もします。
それからも相変わらずわきが用のクリームを塗っていましたが、今年の春くらいだったか、やめてみようと思いました。右わきの臭いはまだ少し気になるけれど、顔を近づけなければ分からないほどになっていたからです。クリームはお守りのような存在で、やめるのは勇気が必要でしたが、 自分の体を信じてみたくなりました。
すると、嬉しいことに、クリームなしでも制汗スプレーだけで臭いを抑えられると分かったのです。この喜びは、わきがに悩んでいる方なら想像していただけるのではないかしら……!
今年の夏は、15年ぶりくらいにノースリーブを着ました。私には絶対無理だと諦めていたファッションができるようになったのです。友だちと話すときも、過度に緊張せず、心から笑えるようになりました。
でも実は、奇跡はこれで終わりではありませんでした。まだ臭い続けていた右のわきも、ほぼ臭わなくなったのです。今はもう制汗スプレーすら使っていません。信じられない!
その奇跡は「本当の私」を生きる覚悟を決めたから起こりました。わきがの話から逸れるように思うかもしれませんが、もし良かったらこのまま読んでいただけると嬉しいです。
やりたいことをやって生きてゆく。1年前にそう決めて、会社勤めをやめ、離婚もして、この夏、縁もゆかりもない福岡に移住しました。全て自分の直感を頼りに、必ずうまくいくと信じて行動してきました。
この世界は無限で、お金と時間の概念はない。そうした宇宙理論を知ったのも、私の背中を押してくれました。今まで囚われていた概念や常識から解放されて無限の意識に入れば、豊かなお金と時間が手に入る。それに、やりたいことを描けば、何でも実現するというのです。
でも、実際はどんどん苦しくなってゆきました。固定概念を外し、幸せな未来を描いているつもりなのに実現しない。正確に言うと「美味しいシュークリームを食べたい」「素敵な食器棚が欲しい」といった小さな望みはすぐに実現するけれど、「海外を好きなだけ旅したい」は実現する気配がない。なにより、書きたい文章を書いて自分の才能を発揮しているつもりなのに、お金が巡ってくる気配が全くないことが、とても苦しかったです。
やりたいことをやれば、自分だけでなく世界のためにもなるから、宇宙にたくさんサポートしてもらえるというのは嘘だったのだろうか? 私は何かズレているのだろうか?
そんなとき、先ほども書いた「青ちゃん」が仲間たちと会社を立ち上げ、事業コンサルを始めたと聞きました。そのコンサルでは、人の本当の役目を前世や星との繋がりなどから導き出すとともに、魂が本当に体験したい喜びを無限に体験できるよう、本来なら数年かかる意識の書き換えを数時間でおこなうそうです。
その料金は数百万円。コンサルをしてくれる青ちゃんたちは天才で、地球どころか宇宙の最先端を走っていると私は思うので、その料金には納得です。でも、私にはそんな大金がないから受けられないと思っていました。
その一方で、実は自分は本当にやりたいことを見失い、八方塞がりから抜け出せないのではないかという苦しみがますます強くなっていたのです。文章を書き続けたいのかすら、分からなかった。
「七恵さん、ただ幸せなことをするだけなのは、現実逃避です。今までのパターンで100%望む世界になっていないのであれば、今続けている行動をやめて、思考を変え、行動を変えてみる。七恵さんは一体どこに向かって進んでいるのですか? 」
「人は唯一無二の役目をもって生まれてきます。でも、自分以外の何者かになろうとして『本当の私』を生きていない人が多いんです。例えば、本来はお皿なのにコップになろうとして、飲み物を溢れさせてしまっているんです」
「七恵さん、私は自分の役目に命をかけています。与えられた命を一切無駄遣いしません。たとえ誰に何を言われても、何があっても、自分の役目を全うします」
上記の言葉は、青ちゃんとともに会社を立ち上げた紗織ちゃんがくれた言葉です。紗織ちゃんも私の大切な友だちであり、愛を教えてくれる師匠でもあります。
コンサルを受けたいけれどお金がないと相談した際、彼女は本当に親身に、でも厳しさも見せながら上記の言葉をまっすぐ伝えてくれました。その姿はとても気高くて美しかった。全身全霊で生きていて、心から羨ましかった。
私も紗織ちゃんや青ちゃんのように、神様から授かった役目を全うしたい。自分の本当の才能を知り、一切の妥協なく、100%発揮したい。「本当の私」として生きるため、絶対にコンサルを受けると腹をくくりました。今年の9月のことです。
紗織ちゃんの「本当の私として生きると覚悟を決めたら、エネルギーが動くので、どんな大金も必ず生み出せます」という言葉どおり、私は10日ほどで数百万円を用意できました。貯金ゼロで無収入の私がそんな大金をどうやって工面したのか、ここでは詳しく書きません。でも、絶対にやり遂げるんだと強い意思をもち、思考ではなく感覚を研ぎ澄ませたとき、人は自ら奇跡を起こせるのだと実感しました。
今、そのコンサルを数週間ごとに受けています。それは自分自身を縛っていた重たくて冷たい鎖を、少しずつ解いていくような時間です。
例えば、これまでたくさんお金を出してきたのに、なかなかお金が入ってこなかったのは、先祖代々「ひたすら奉仕をしてお金は受け取らない」を続けていたから……など、自分ひとりでは絶対に気づけなかった大きなブロックに向き合い、外しています。
「自分の闇の部分を受け入れないと、自分の本当の役目も受け入れられない」とコンサルで言われ、ひたすら自分の闇も見つめました。40年間ずっと自己否定を続けてきたから、自分を受け入れるのは決して簡単なことではありませんでした。お金が巡ってこない今の苦しい状況すら幸せなのだと認めることも、すごく難しかった。でも、本当の私として生きるために、絶対に諦めるわけにはいかなかったのです。
先日もコンサルがあり、ついに私の本当の役目を知ることができました。いや、「知る」ではなく「思い出す」が正確な表現です。その役目はずっと私の真ん中にあり、私が戻ってくるのを待っていたのだから。
私の役目は「恋と愛を伝え、人々を癒す」ことだそうです。それを聞いたとき、やっぱり最初は「嘘でしょ?! よりによって恋と愛?!」と困惑しました。だって、わきがや口臭などのコンプレックスだらけで、人間関係もうまくいかず失恋ばかりしてきたのに。
でも、そんな私だからこそ伝えられることがあるはずだと信じ、先日noteで「恋と愛」のヒーリングセッションを始めるという決意表明をしました。身内からはコンサルを受けること自体、猛反対されていたので、「恋と愛」に生涯をかけると宣言するのはとても怖かった。でも、誰が何と言っても、役目を全うすると決めたのですから。ずっと人の顔色を窺って生きてきたけれど、これからは自分の本音を世界に響かせるのですから。
そうしたらなんと、その翌日だったか、右わきの臭いも消えたのです。信じられなくて毎日毎日確かめているけれど、ほとんど臭わないのです。17年間苦しんでいたわきがの悩みが、静かに消えてゆきました。
幼い頃から自分の気持ちを素直に表現できず、飲み込んできました。自分を愛することができず、死にたいと思うこともたくさんありました。人と比較しては、嫉妬したり落ち込んだり、自分以外の何者かになろうとしていました。そんな私のどろどろとした黒い感情が体に溜まり続け、臭いとして外に発せられていたのかもしれません。今思えば、その臭いは「本当の私を出して!」「本当の私を受け入れて!」という魂の叫びでもあったのです。強く光り輝く才能があるからこそ、それを押さえつけてしまうと、強烈な闇として現れてしまう。そのことを私に気づいてもらおうと、魂がずっとずっと叫んでくれていました。本当にありがとう。
「恋と愛を伝え、人々を癒す」と決意表明した数日後、布団で仰向けになって瞑想していたら、いつの間にか涙が流れていました。つー、と静かに。あれはきっと、ようやく本当の私として生きられるようになった魂の涙。解放された魂の、喜びの涙だったのでしょう。エゴのやりたいことではなく、魂のやりたいことを、人目を気にせず追求できるようになったことを、とても嬉しく思います。
絶対に変えられないと諦めていたコンプレックスをひっくり返せて良かった。どんなに絶望的な状況でも、奇跡は自分で起こせるのだと気づきました。人にはものすごいパワーがあるのです。
この素晴らしい奇跡を体験するために、そしてそれを人々に伝え、創造主としてのパワーを取り戻してもらうために、私はコンプレックスまみれの人生を自ら選んだのでしょう。
これまでのあらゆる苦しみは、間違いなく全て宝物でした。
私の決意表明のnoteはこちらです。
現在、ヒーリングセッションは以下のページでお申し込みを受け付けております🥰🥰
なぜわきがが消えたのか、後日さらに考えたこと。
実はわきがが消えただけでなく、ホクロも消えました。
文中のコンサルについては、こちらでも書いています。
コンサルの詳細はこちらです。このエッセイはPR記事ではないけど、勝手に推します。どうか必要な方に届きますように。