ミュージックケアに参加する理由~ZOOM交流会より~
先月からミュージックケアに参加してくれているママたちとZOOMで交流する、「ZOOM交流会」を始めました。交流会ではちょっとだけミュージックケアについてみんなで勉強して、あとは子育てについて、ママたちと自由におしゃべりしています。おしゃべりタイムの中で、ママたちのミュージックケアに対しての思いを聞くことができました。
今回のお話*****************************
■ 集まってもなかなかゆっくり話せない
■ Rくん、Yくんママの思い
■ 思いに寄り添えるように
**********************************
■ 集まってもなかなかゆっくり話せない
オフラインのミュージックケアでは、たくさんのママやお子さんと顔を合わせて話すことができます。が、終わった後は子どもたちの「お腹すいたー」の声に、急いでお弁当を用意するママたち。お腹がいっぱいになれば鬼ごっこで大騒ぎ。まだまだ帰りたくない子どもたちに、荷物をまとめるのも一苦労のママたち。大人はゆっくり話したいけど、なかなかゆっくり話せません(笑)ってことで、大人だけでゆっくりZOOMで話す会を始めました。
■ Rくんママの思い
交流会の中で、RくんYくんママのお話がとても印象に残りました。RくんとYくんは4歳と2歳のとっても元気な男の子。オンラインミュージックケアに参加してくれています。
ママによると、RくんとYくんは普段から音楽に合わせて踊ったりすることが無く、音楽に興味がなさそう。Rくんは現在年中組。こども園でも生活発表会などで音楽に合わせて踊ったりする場面があるのですが、Rくん曰く「楽しくない」そうで、参加しません。そんな二人に対してママは、音楽の楽しさを知ってほしい、と思っており、ミュージックケアに参加し続けていれば、いつか音楽に興味をもって楽しめるようになるのでは、思って参加してくれているそうです。また、とっても元気な二人なので、二人を連れて出かけるのはとても大変なため、自宅から参加できるオンラインミュージックケアはとても参加しやすい、とも話してくれました。
■ 思いに寄り添えるように
ママの思いを聞いた上でのオンラインミュージックケア。いつも通り元気いっぱいのRくんとYくんですが、ママがどんな気持ちで参加してくれているかを知ることで、オンラインミュージックケアでのRくん、Yくん、ママの様子を見る、私の視点が変わった気がします。Rくん、Yくんが興味をもって画面の前で参加してくれている様子、ママがRくん、Yくんを誘って参加してくれようとしている様子。その時、自分はどんな言葉を掛けようか。ママやRくん、Yくんのことを知ることで、ママやお子さんたちとミュージックケアを通してどう関わるか、改めて考えることができました。
ちなみに、Rくんはオンラインミュージックケアの中で、新聞紙を使ったセッションと、お絵描きのセッションは気に入ってくれているみたい。ママも、この2つのセッションには2人が参加できる、とうれしそうに教えてくれました。2人は体を動かすセッションには興味が無い様子。ママが手を取って動かそうとしたら振り払われてびっくりしたこともあったそうです。2人の気持ちを尊重し、好きなセッションに参加する様子を優しく見守るママ。すごいな、素敵だなって思います。
貴重な休日に、家事を済ませ、お子さんの準備を済ませ、自分の身支度も整え、ミュージックケアに参加してくれているママたちには、それぞれの思いがあります。私もミュージックケアを始めるとき、いろいろな思いがありました。その思いの中には必ず「何かを良くしたい」という思いがあるのではないかと思います。それは「お子さんのこと」かもしれないし「ママ自身のこと」かもしれない。私はミュージックケアを通してその思いに寄り添いたい。そう強く思いました。これからもミュージックケアの勉強+ママの気持ちを聞く機会を大切にし、ママやお子さんの気持ちに寄り添えるようなミュージックケアを目指していきたいです。