トゥレット/ADHD発覚まで③
小学5年生で初めてチックが出てから、しばらく落ち着いていたが、中学生に上がりかなり苦しむ事になった。それはチックだけでなく他の症状にかなり苦しんだ。その時の事について書きたい。
中学に上がると、成績が順番となって出る。
それが私にとって大きなプレッシャーとなった。絶対に志望校に受からねば…その為には300人近い学年で50番以内を目指さなければいけない。
しかし、中学一年の1番最初のテストでは100番にすら入らなかった。それで私に火がついた。
中学一年の時から勉強がやめられなくなった。
毎晩3時近くまで、フラフラになるまで勉強した。道端で縁起の悪い数字を見ると息を止める、良い数字を見ると祈るなど、数えきれない自分のルールも勝手に作り、律儀に守った。
今思えば強迫性障害だったと思う。
今でもいくつか自分のルールがある。
これがチックに繋がっている事もある。
この時私はもう一つ大きな悩みを抱えていた。
それは集会や合唱の練習など大勢が集まり密室になると、必ず腹痛に襲われる事だ。
どんなに事前にトイレに行っても、朝から体調を整えても状況が変わることはなかった。
そして、ついに皆の前で失禁してしまった。
小学生ですらそんな事はなかったのでかなり動揺し、いまでもフラッシュバックするくらい衝撃的な出来事だった。
その頃からチックが再発しだした。
授業中、友達との談話中も関係なく「ん、ん、ん、」と声が出る。
テスト中も出るので近くの席の子に指摘された事もあった。
でも、病名が分からない当時ただの癖でしかなく、「喉の調子が悪くて、ごめん」とごまかしていた。
家庭でもチックが出るので親には変な癖止めろと言われる。安心の御守りとして胃薬を持たせてくれた。でも何も改善しなかった。
自分だってやめたい。自分が1番やめたい。でも、やめられないのだ。
昔から変わった子と言われる事が多かったが、これは自分でもおかしい。そう思うようになった。
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