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採用活動を恋愛に例えてみた


こんにちは!

静岡県内唯一の新卒採用専門商社・株式会社ナナクレマの、神澤(かんざわ)です!

今日から、私たちは新卒採用・就活に関する情報をお届けしていきます。
企業様、学生様双方に知識やノウハウを提供し、すべての人が納得して未来を選択できるような発信をしていきます!!

第一回のテーマは、【採用活動を恋愛に例えてみた】です。

今回の記事を通して、
・選考・内定辞退率の低下
・採用活動を通して選ばれる会社に
という2つの成果創出のお手伝いをします。

1,あなたの会社はどっちのタイプ?

採用担当の方に質問です。

採用担当者として学生と関わる時に、あなたはどちらの考えを重視しますか?
あなたの会社の選考プログラムは、どちらを重視したものになっていますか?

①学生を選ぶ
②学生に選ばれる

現在、多くの採用活動や選考プログラムは、【①学生を選ぶ】という思考が非常に強く働いていると感じます。

30分~60分の会社説明会→一次選考会として筆記試験や面接→二次選考会で最終面接→内定出し

という選考プログラムが非常に多く見られます。
もちろん、この選考プログラムでも、量・質共に充足した採用ができている、という企業様もいらっしゃると思います。

ただ、選考辞退や内定辞退に苦しまれている企業様、採用担当者の方も多いのでは無いでしょうか?

2021卒マイナビ企業新卒内定状況調査によると、内定辞退率が3割以上の企業は、

2021卒で43.8%
2020卒で53.1%

とのこと。

多くの企業様が、何かしらの理由により就活生に内定を辞退されているということが現状です。

2022年卒の大卒求人倍率は、2021年卒の1.53倍より0.03ポイント減少した1.50倍。
2020年卒の大卒求人倍率1.83倍と比較すると、若干企業有利な状況になりつつはありますが、
2023年卒でも、まだまだ求職者売り手の状況に変わりはないでしょう。

選考・内定辞退を防ぎ、効率的な採用活動を行っていくための策は打つ必要がありそうです。

では、そもそもなぜ学生は辞退するのでしょうか?
一体何が起こっているのでしょうか?

様々な原因はありますが、その1つとして、こんな話しを例にしてみましょう。

2,もしもこれがデートだったら


あなたが、好意を持って口説きたい方がいたとします。

やっと手に入れた連絡先。恋が成就するためのやり取りが始まりました。

(お気づきの方はいると思いますが、採用活動で置き換えると、相手は就活生、自分は採用担当者です)

ただ、1つ重要な点があります。
なんとその方、同時に20数名の方と連絡のやり取りをしているそうです。キャリタス就活2022学生モニター調査結果〈2021年3月発行〉、1人あたりのエントリー数平均23.3社)

その方も、これから未来を共にするパートナーを選ぶわけですから、とりあえず一通りは足を踏み入れようとしてきます。
そして、20数名の方がその方とのファーストコンタクトを実施します。

まずは20数名の人たちのほとんどが、ファーストコンタクトはランチかディナー。そこで、30分から60分ほど、自分のことをPRしていきます。(会社説明会)

この時点で、興味が無いと思われた方は、「これ以上知る必要性は無い」と見なされ、連絡を絶たれます。(会社説明会に来てくれるものの、選考会に来ない)

その方は、20数名のうち、10名の方だけ二回目の接触をしようと決めました。(一次選考会に進む)

問題はここからです。

ここで、その方を狙う10名の中で、アプローチの方法が2パターンに分かれます。

①もうこの人は十分に自分のことを好いているだろう。あとは、この人が自分にどんな利益をもたらしてくれるかを見よう
②まだまだこの人は自分のことを好いているかどうか分からない。相手のことを聞きつつも、まだ自分の良いところをアピールしよう

その方からすると、どうでしょう。

①の場合は、まだ1度しか会っておらず、30~60分しかその人のことが語られていない。にも関わらず、自分に対する”見極め”が始まる

②の場合は、まだ自分が知りたいことやその人の特性を、じっくりと教えてくれる

①の場合、「この人と未来を共にする」というだけの判断材料が得られなかったり、それだけの好意が湧かず、連絡を絶たれます。(辞退)

印象が良いのは、②のアプローチ方法ではないでしょうか?

最終的に選ばれるのは、
最初に連絡を取っていた20数名のうち、最も良い。つまり、1番になった方です。

その方との関係を実らせるために、限られた時間の中で、その人と何回会い、会った中で何を伝えて、自分のことを1番好きになってもらうのか、を念入りに考え、1番になるための工夫をする必要があるのです。

これを採用活動の話しに置き換えてみましょう。

求職者売り手市場の中で、果たしてどれほどの企業様が、就活生の中での1番になろう、という意識を持ち、実践をしているでしょうか?
限られた時間の中で、どのように魅力付けを行うのか、を考え丁寧にプログラムを組んでいるでしょうか?
魅力付けを行うために、接触回数を増やす試みをしているでしょうか?

辞退の原因を一言でまとめると、【1番として選ばれなかった】という事です。

それを分かりやすく説明するのが、『採用マトリックス』という考えです。

3、採用マトリックスとは?

こちらをご覧ください。

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採用マトリックスとは、

就活生を、
・企業の欲しい度
・学生の志望度

という2つの軸でプロットするという考えです。

いくつかの例で考えてみましょう。

「あの子はすごく良い子だったのに、辞退されてしまった、、、」

というのは、それぞれの度数を100点満点とすると、

パターン①
企業の欲しい度→100点
学生の志望度→0~60点

という状態です。

「今年は数は採れたけど、質はなんともなあ、、、」

というパターンは、

パターン②
企業の欲しい度→30~60点
学生の志望度→90~100点

に当たります。

採用マトリックスに当てはめて考えると、最も望ましい採用活動とは、

パターン③
企業の欲しい度→100点
学生の志望度→90~100点

になります。

多くの採用担当者の方が感覚的に悩んでいらっしゃるのは、パターン①だと感じます。

「あの子に来て欲しかったのに、、、」

そんな、選考・内定辞退を防ぐために大切なことは、

【インターン→会社説明会→選考会】

というフローを通し、いかに魅力づけを行い、自社に対する学生の志望度を100点に近づけていくという事です。

採用活動において大切なのは、
・選んでから選ばれる
という順番よりも、
・選ばれてから選ぶ
という事になります。

どれだけ自社が欲しいと思っても、そもそもその人の中で志望度が低かったり、1番になれない限り、その人は自社に来ません。

この採用マトリックスの考えに基づいて、ナナクレマのクライアント様が実施された事例を最後ご紹介します。

4、選ばれる会社の採用活動

ナナクレマのクライアント様の中で、静岡県の企業様ではあるものの、ターゲット人材が県内にはおらず、都内の就活生を狙って採用活動を行う企業様がいらっしゃいます。

一般的な企業の採用活動では、1次選考・2次選考という回数しかないのに対し、その企業様は、5次選考会まで行います。

接触回数が非常に多いので、単純に他の企業の選考会との差別化となるだけでなく、自社の魅力を伝える時間がたっぷりと設けられています。

さらに、選考の内容も、いきなり試験的なことを行うのではなく、学生が能動的に、ゲーム感覚でチャレンジしていけるようなものになっており、「この会社面白い」と思ってもらえる仕組みを選考プログラムの中で多数用意しています。

まさに、「まず、選ばれる」採用活動です。

この企業様は、静岡県という、地方の企業でありながらも、超一流大学の人材採用に成功しています。


5,まとめ

いかがでしょうか。

あなたの会社の採用活動は、

①学生を選ぶ
②学生に選ばれる

どちらに重点を置いたものになっているでしょうか?

確かに、自社で活躍できる方かどうかを十分に見ていただくことも必要ですが、
鉄則として、まず選ばれていないとその方は辞退します。

インターンシップの実施や、他の企業との差別化をはかった会社説明会、選考会を通し、「選ばれる会社」を目指しませんか?

株式会社ナナクレマ
静岡県内で唯一の新卒採用専門商社。これまで県内70社以上の採用活動をサポート。新卒採用コンサルティング、社員研修、採用媒体の代理店を通し、企業・学生の双方が満足する未来選びを提供。
インターンシップ・選考会プログラムの企画・設計力が特徴です。

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