28.初めてのショールーム見学 その1 〜パナソニックのキッチン〜
間取りが決まり、外観も決まったマルコ一家(前回のブログはコチラ)次の家づくり工程はショールーム見学!です。
ショールームに行くタイミングは多分、間取りが決まってから。
間取りが決まらないと、どのくらいのどういう仕様のサイズのキッチンが入るか分かりませんもんね。
我が家は土地や施工会社は熱心に探していたものの、「ショールームて何や?」くらいに夫婦ともに「人生で初めてのショールーム」でした。
私たちは梅田にあるグランフロントのパナソニックショールームへ。
ショールームは、実際に使われてる建材や設備の展示がウワーッと集まった場所です。キッチン、トイレ、お風呂などの「水まわり」から、照明、カーテン、床、壁etc . たーくさんありました。
今まで家づくりに興味がなかったもんだから知らなかったけど、グランフロントはショールームの聖地なんですね。
パナソニックから、リクシル、タカラスタンダード、ウッドワンetc. 他にも私が知らなかったメーカーさんのショールームがグランフロントに集結していました。
パナソニックの水回りだけでも半日かかったので、これから家づくりする人...いや、もう結婚したらデートがてらショールーム見学、行っておいて損はないと思います◎
何でかっていうとショールーム見学は子どもも大人もめちゃくちゃ楽しいからです!!そして子どもと一緒に行っちゃうと、全然ゆっくりみる余裕ないからです。笑
土地を契約し、家づくりが一旦始まっちゃうと、家のキッチン、トイレ、お風呂、床、壁、照明、カーテンなどなど...
とにかくすんごい短いスパンで色々な設備や素材を決めなくちゃいけないんですが、どういう選択肢があるかも十分知らないまま、毎週ポンポン進んでいきます。
そして締め切り前に一気に決断しなくちゃいけないので、「こんなに決めること沢山あるなら、もっと土地探しより前に各メーカーゆっくり調べておきたかったな〜」と私は家づくりをして常々思ってました。
「色々見て納得した上で選ぶ」のと、何も知らんまま「とりあえず選択肢の中から選ぶ」のは全然「ものに対する愛着」が違う気して...スケジュールの為とはいえ、それを急かされるのはとてもしんどかったです。
本格的な家づくりが始まらないことには、間取りや広さもわからないし、具体的なキッチンの設備も見積もりとったりできないんですけどね...
家づくりを始めるぞ!って施工会社を探し始める前に「こだわりのキッチンが欲しい」「トイレはどんなイメージがいいかな...」「お風呂はどんな感じが心地いいかな」とか、空間をイメージしてから家を探し始めてみるのも「自分が求める家」に近づく一歩かなと思います。
土地探しから始める方は「キッチンはこういう広さでこういうイメージがいい」と一つの空間でもイメージができたら、そこから窓はどんな景色が見えて欲しいのか、リビングはどのくらいの広さがいいのかイメージが広がっていき、最終的に土地探しの広さや環境探しにつながる気がします。
さて、話がそれかけてるので本題に戻します。
リヴさんが予約してくださってたショールーム見学は主に水廻り(キッチン、トイレ、お風呂)の見学でした。
施工会社によっては「水廻りは指定のメーカーしか選べない」という事も結構聞くので、こだわりがある人は施工会社選びの際に「水廻りの設備は好きなメーカーを入れられるのか?」など契約前に確認が必要ですね。
リヴさんの注文住宅はどこのメーカーの水まわり選択してもOKでしたが、(セミオーダーの場合はメーカーが決まってると思います)標準仕様で入ってた設備がパナソニック※だったので、(※2019年現在)リヴ標準仕様のキッチン・トイレ・お風呂をパナの営業さんが案内してくれました。
私はショールームに行くまでは、「キッチンなんて今使ってるのより広く、使い勝手よかったら別になんでもえーわ。」と思ってました。
でも家づくりでいざ「選べる」となるとキッチンだけでもすんごいメーカー数とタイプも様々...まぁ〜それはそれは短時間でサクっと決めれん程長時間悩みましたね。笑
最終的に我が家がキッチンに採用したのはパナソニックのラクシーナ(IH)です。パナソニックってメーカーだけでも、キッチンにいろんなランクがあります。
ラクシーナは割と標準的な仕様。その上にL-CLASSっていう高級なラインもあります。リフォーム用のキッチンもあります。(リフォームと新築は何が違うんだろうか?)
そして、ラクシーナの中にもめちゃくちゃ選ぶところあります!!
1)キッチンの形状
カウンターなのか、アイランドなのか、壁づけキッチンなのか...L型というキッチンもあります!間取りによって形は様々です。
一番安いのは壁づけのような気がします。アイランドとか、壁から離れるほどに設置面の施工が必要なのか高い印象があります。
レンジフードとか、吊り戸棚とか壁なしで付けるの大変そうやしね。
そしてそのキッチンでやる家事といえばそう、洗い物!
2)水栓(すいせん)
シンクで水洗いする時に使うのが水栓。これだけで笑えるくらい数あります!
混合シャワー水栓、浄水器付き、グースネック...
タッチレスのセンサー水栓とか、手がベトベトでもタッチレスで水が出る...革命ですね。
我が家はフツーのグースネックにしました。
形がおしゃれっていうのもあるけど、通常のシャワー混合水栓のときに
水垢がたまりやすくで、それがいつも嫌でした。
グーズネック水栓はデザインもスタイリッシュだし、シャワーが伸びるのでシンクの隅々まで洗えます◎
同じリヴさんで建てた私の友人、ゴボチんとこはグースネックだけど水素水を作る特殊な水栓使ってましたね。(友人宅のブログはコチラ)
水栓だけ変えるとかもできるのね...!
3)シンク・ワークトップ
食器や野菜の水を流すスペース、シンクがありますね。あとは野菜やお肉を切るワークトップ。人工大理石、ステンレス、メーカーによってはセラミックのワークトップもあります。これも傷がつきにくい物、汚れが目立たんもの、色々あります。
我が家はシンクもワークトップも真っ白の人工大理石にしました。(人工大理石だけでもいろんな色があるし、シンクだけステンレスというカスタマイズもできます^^;)
見た目としてかっこいいのはステンレス!でも、機能面では水垢・キズが目立つので、お掃除マメじゃない私はそれがストレスになりそうですべて人工大理石にしました。
あとは水切りカゴも色々ありました。このカゴつけたらまな板わたして作業スペース増えますよ。とか….シンクだけでなんぼ決めることあるねん!と突っ込みたくなりました。
4)食洗機
これもランクがあり種類がめっちゃあります。
・容量
・食洗機内部の羽が1枚、2枚か
・上段ラックが動く・動かない
・洗浄方法が3D
・自動でドアが開く
・自動で汚れを感知して節水モードで洗う機能がついてる・ついてない...
食洗機一つでようこんなにいろんなバリエーション作れたわね...って感心します。
我が家はきんちゃんの実家でお手伝いする時に結構パナソニックの食洗機を使わせてもらってました。
機械系は使い勝手悪いとなかなか不便そうなので、良いやつを入れてもらいました。
上段ラックが動くやつ。これは平置きにしても使えるので、油ギトギトのフライパンを洗いたい時などとても便利でした。
パナの食洗機を使ってみて思うのは、「食洗機を入れたからといって、洗い物の家事が一切なくなることがない」ということです。
最近は食洗機といえばドイツ製のミーレ!と「大容量で洗える食洗機」が流行ってますよね。とにかく「洗い物」という家事をなくしたい。でも、どんなメーカーのものを使っても所詮は機械なので、結局ちゃんと洗えるように考えて入れないと汚れ落ちてないなーとか、お茶碗の水切りがに水溜まってて洗い直し...みたいなものが必ず出てきます。
私はまな板も木の板なので、結局食洗機には入れずシンクで洗っています。
それと、子どもが巣立つと使う食器の量は一気に減ります。私の母が家を建てたとき、キッチンにこだわってて当時は珍しい海外の食洗機で大容量のものを入れていました。
大きければ大きいほど少し食器しか使わない時、わざわざ食洗機を動かすのがもったいない→夫婦だけの食事の時は手洗いをしていて、最近は滅多に使ってないんじゃないかな。
一方で主人の実家は2人夫婦でパナの食洗機。朝昼、夜、毎日食洗機をフルで回してるとおっしゃってました。
そういう生活を見てると、程よいサイズで使い続けるのが、初期費用・ メンテナンス費用含め、効率がいいのかも...?と思いました。母は洗濯機もドラム式の海外製を入れてたんですけど、結局修理代が高すぎて途中から日本製の洗濯機を買い直してました。機械ものは進化する・家族の生活によって変わるので、一生モノと考えない方がいいな…というのが我が家の結論です。
使用頻度としては我が家は結局食洗機を使ってるのが平日は晩ご飯の一回のみ。土日は朝昼合同で一回まわして、晩ご飯一回の二回。
朝ご飯・昼食は手で洗った方が早いくらい洗い物も出ませんし、やっぱり大容量のミーレにすべきだったわ!と思うことは今の所ないです。もともとそこまでの予算を食洗機にかけるつもりが無かったのも正直なところですが…
でも結婚して10年くらいずっと全ての食器洗ってた我が家にとっては、食洗機は革命でした!マイホームで入れて良かった設備の一つです(^^)v
5)コンロ
あとはコンロ!横3列に並んでる「トリプルコンロ」は現状パナだけのようです。そして私はキッチンをパナにするならば、コンロは迷わず横3列にしよう!と思っていました。
横3列なので、手前のスペースがゆったり。盛り付け皿も置けちゃいます。
大学の一人暮らしから今までガスコンロで生活してきましたが、
このお家を建てるにあたってIHにしました。
なんでIHにしたのか...それは夫・きんちゃんの実家に遊びに行った時きんちゃんママが解き放った言葉が一番大きかったです。
「お手入れが圧倒的に楽よ」
確かに...
私よくガスで噴きこぼれ、やるんですよね。
ふきこぼれた後の五徳洗ったり、ギトギトのコンロ...仕事から帰って疲れが溜まってる時に限って吹きこぼれるから疲れ倍増。
夫・きんちゃんの実家はIHパナ(多分ワンランク上のLクラスだけど)。吹きこぼれても拭くだけ。めちゃお手入れ簡単!!
普段パンもこだわって焼かはるんですが、そういう時はコンロの上も作業台に変わります。クロス敷いたら食器を乾かせる台になってくれます。
あと、IHはタイマーついてます。時間を設定したら勝手にタイマーで火を止めてくれます。
グリル洗うのもう嫌!ときんちゃんの強い希望で取りました。グリルでお魚焼くと、家中魚臭くなるし、私もさほどグリル使いこないせてなかったので取りました。
「夏も火が出ないからガスほど暑くないわよ〜」もIHにした理由の一つでした。キッチンがコンロの火で暑いだけでご飯作る気が失せる...
ガスからIHにするだけで、確か電気工事で20万ほどプラスになりましたが...
子どももボタンで設定するのが面白いらしく、結構IHにしてよかった!と思うことが多いです。
お手入れしやすいので、築一年経ちましたが、キッチンをビシー!っと拭くの頑張ってます◎(時々サボりますけど)
6)レンジフード
コンロ上のレンジフードも地味にいろんな形ありますね。壁付、センター、サイドに付けるタイプ。
我が家はカウンターキッチンで最初コンロの前は壁の予定でしたが、壁を取りました!
壁がないだけでキッチン横の窓の光も入るし、開放感あります◎
キッチン腰壁が立ち上がりあるので、油はねも気にならず。
7)キッチンの扉、取っ手
忘れてはいけないのがキッチンの扉、取っ手。
これでキッチンの雰囲気が全然変わります!
そして、こちらも凄まじいバリエーションとランクがあります。
ランクが上がるごとに渋い色が選べたり、扉の質感がマットなリアルな木の質感だったり...オプションでプラスすればするほど選べる扉のバリエーションも広がるのですが、もう多すぎて、疲れます。笑
キッチン単体では考えず、床とかの相性も考えた方がいいですね。
・トップはステンレスか人工大理石
・扉の色
・取っ手の種類
私はこれでかなり悩みました。(結局、見た目か〜い^^;)
白いキッチンは今まで住んでた家でちょっと飽きてたので、違うイメージがいい。
最初単体で見たときは自然なウッドっぽい感じが良かったけど、木の素材×個性的なスギ床との相性が微妙でした。
結局まぁまぁお値段プラスかかりましたが、マットなネイビーにしました。
取っ手はブラック...本当はネイビーにゴールドの取っ手が可愛いなって思ってたんだけど、ゴールドの取っ手が真鍮とは明らかに違う素材感が私的にはどうしても気になってしまい悩みました。
本物の真鍮っぽいデザインにするならL-CLASSのキッチン自体のグレードをあげないと付けれないなんて...キッチンの取っ手選ぶ時に一番ヒエラルキーを感じましたよ。
取っ手ごときにキッチンのグレードあげるほど我が家は裕福ではないので、コーディネーターメイさんの提案で目立たないブラックにしました。
妥協で選んだブラックの取っ手ですが、結果階段のブラックアイアンと合うのでめっちゃ満足してます◎
こだわりだしたら、キリないですね。
その他にもキッチン後ろのカップボードは揃えるならこれも横幅、高さ、扉か引き出し、吊り戸棚つけますか?など、キッチンだけで決めることてんこ盛りあります!!
他にもリクシルのリシェルとかかっこいいなー!
キッチンフルオーダーもあるのか!とかグラグラして、リクシルも見にいきましたが、
・デザインと機能も良いし(パナの横3列キッチンが他にない良さだったな)
・リヴさんの注文住宅ならラクシーナが割引率が圧倒的に良かったこと(お金問題一番大事)
何よりキッチンのショールーム一箇所行くだけで決めることが異常に多すぎる!!(グッタリ...)
そんなわけで我が家のキッチンはラクシーナのキッチンになりました。
キッチンのショールーム、これだけ沢山の項目を決めることがあるなんて知らず...
一生に一度の家のキッチンとなると気合も入るし、楽しいんだけど1日行くだけでめっちゃ頭使うし疲れますよ。
でも、時間がかかこだわって選んだキッチンなので、愛着が湧くのも確かです。まだ一年しか経ってないけど、今のところ片付けてキッチンをビシー!っと拭いてキレイを保ててる気がします◎(時々ちらかってますけどね)
日常で使うキッチン。お菓子作りなど、多い人は1日何回も使います。
普段から「こうだったらいいな〜」とおもいながら使うと理想のキッチン見つけやすいかもしれませんね(^^)
キッチンだけで1話分書けましたね。
次回は続・ショールーム:お風呂・トイレの話です。
お楽しみに♪