見出し画像

41.自分で塗り壁をしてみたい!セルフペイントの話②壁の色と質感について

家づくりを少しでも自分たちの手で作りたかった私たち。前回のブログにも書いてますが、営業&コーディネーターさんには塗装カラーの相談をしていたものの、塗り壁塗装は施主工事だったため、塗装部分だけは石膏ボードの状態でのお引き渡しでした。(前回のブログはコチラ

今回はざっくりですが塗った場所と色・質感をご紹介したいと思います!

1.インパクトある玄関ニッチの塗り壁

まずは1階。玄関開けたらパッと目につく1箇所目。
ここは実は一番揉めた場所でもあります!


ゆくゆくは水槽を置くなら、頻繁には塗り替えられない…玄関あけたらすぐ目に入る場所なので、私は落ち着いたくすんだ色がいいなと思っていました。コーディネーターメイちゃんに相談しても、提案していただいたのはくすんだグリーンやグレー。


うんうん、絶対くすみ系でいくよね!と思ってた矢先、家づくりに疲れ、あとは私にお任せしますモードの夫に「この辺りの色で行くと思う」と何気なく話を振ってみたら事態は一変。
「いやいやいや…水槽置くから背景は青でしょ。鮮やかな青!」と言って、落ち着いたくすみカラーとは真逆のビビットなブルーを提案してきたのです。その色の名は「SANTORINI(サントリーニ)」ギリシャのエーゲ海を望むサントリーニ島の名前ですね。白い壁に映えるような鮮やかなブルー。


グリーンや水槽を置くので、ここは鮮やかな青がいいと主張してきたのです。
私は想定外の夫・きんちゃんの意見を最初全く受け入れられずにいました。
今まで家づくり、私に任せるって早くも丸投げしてきたのにここだけ譲ってくれない…ポーターズペイントの取扱店の末永さんにも、サントリーニ色使ったお宅とかあります?と相談しました。家づくりを相談する友達にも「ここ真っ青な青ってどう思う!?」って相談しまくったと思います。
インスタとか色んな施工事例見ても、この色を使った事例が出てこない…

でも、最初は「あり得ない」と思ってたブルーも、日を追うごとに考えてたら「アリかも」と思ってきて、結局はこの鮮やかなブルーを塗ることにしました。笑
調べてると、海外の家の事例が沢山出てきて、「海外のお家みたいで楽しいかな!」と思いました。逆に言うと、くすみカラーは割と流行りもきてて皆グレーとかくすみグリーンを選びがち…インスタでおしゃれな施工事例を見てると、グレーやくすみカラーばかりなので逆に全然使ってない色を取り入れてみたら自分達らしい家づくりになるかな!と前向きな決断になりました。
何より家づくりを私に任せっきりでほっとんど「異議なし」で通してきた夫・きんちゃんが初めて「これがいい!」と主張してきたので、その気持ちを汲もう!と思ったのも一つあります。

質感はSTONE PAINT FINEという、石のざらつきを感じるものにしました。石っぽい壁の質感は必ず取り入れたいと思ってました。ポーターズペイントはそのまま上に色を塗り替えることもできるんですが、質感は拾ってしまうので、水槽を置いてしまうとなかなか塗り替えも難しいので、この質感を選びました。

玄関ニッチ
色:SANTORINI(STONE PAINT FINE)

ここは地味に塗るのも大変でした。営業担当の鶴亀さんも手伝ってくださったのですが、中途半端に狭いので養生から大変!!水槽を置くために奥行きもそこそこあったので、また階段があるし大きな脚立も設置できなくて、小さい小上がりから背伸びして塗りました。

もうほんと、鶴亀さんありきの家づくりでした


でもSTONE PAINT FINEの質感。やっぱりいいですね!触ったらザラザラするのに、ボロボロこぼれるってこともなくとても気に入ってます◎

完成当時は水槽がなかったのでこんな感じでした。

お家完成してからしばらく水槽がなかったので、玄関ニッチはこんな感じでした。今は60cm水槽が2つ置いてあります。

2.グレータイルと合うキッチン腰壁

2階のキッチン腰壁も、最終段階まで悩みましたね。

何ならもうタイルが貼られて、キッチンが出来上がってる状態でもまだ悩んでいました。笑
背景はグレーのストライプの入ったタイル壁。キッチンはネイビー。

結構既に主張強めな色が入ってます

最初はマスタードカラーにハマってたので、辛子色にする?と迷ってましたが、「マスタードってインテリアコーディネート結構難しいですよ^^;」ってコーディネーターメイちゃんからは難色を示され、却下しました。そうそう、よく考えたらタイル壁も個性だし、床も節の目立つ個性的な杉床だし…腰壁塗らずとも、割と個性モリモリのリビングなのです。笑

コーディネーター視点からはネイビーやグレーも提案してもらったんですが、キッチンもネイビーなのに、腰壁もネイビーか…

グレーが無難だけど、インスタで見すぎてるせいかピンとこないし、中途半端に背景のタイル壁と色が合わなかったら嫌だなーと思ってたところに「この色はどう?」と営業担当の鶴亀さんが提案してくださった色が私的にストンと落ちて決めました。

●キッチン腰壁●
色:DOUBLE STRENGTH HAILSTORM (EGGSHELL ACRYLIC)

なんか嵐のような名前ですけど、カーキでもなく、グリーンでもなくグレーでもない主張しすぎない絶妙な落ち着きくすみカラー。

ちょっと色が明るいですね


リビングで過ごすことが多いので一番目につくのがこの色なんですが、晴れの日、雨の日、朝昼夜。全部違う色に見えるんですが、どの色も綺麗なんです。

落ち着いたくすみブルーグリーンって感じです

ここの質感はEGGSHELL ACRYLIC。卵の殻のようなマットでプレーンな質感にしました。「将来塗り替えるかもしれないから」っていう理由もあるんですけど、床に模様(節)があったりタイルが凸凹したり、他の素材が主張強めなので、腰壁は色の個性だけに留めておくことにしました。
キッチンの棚板や、キッチン壁の板もウォールナットっぽい濃いめのブラウンカラーに統一してもらったんですが、それとも相性バッチリ◎と思っています。

ネイビーのキッチンとブラウンの木の色ともマッチしてて最高です◎


ここは「家づくりしてて、塗り壁するねん!」と話したら、塗ってみたい〜!と地元から友人がはるばる塗りに来てくれました。
「新築の家の壁を塗るってドキドキするー!」と楽しんでくれました。

3.子ども自身が楽しくなる子ども部屋

子ども部屋も一面塗ることにして迷いました。(結局どの場所も悩んでる。本当に良い色が多すぎて…)

コーディネーターメイちゃんのお勧めは深いグリーン。提案していただいたグレーのストライプのカーテンと相性バッチリで最高の組み合わせでした◎

落ち着いたグリーンにグレーとマスタードカーテンが素敵です


…が、ワークショップで壁を塗ってるときにふと思いつきました。
「どうせ塗り替えられるなら、子どもが小さい時期は子どもがめいっぱいテンション上がるような絵を描いてみたらどうかな…」と思いました。長男は地図、信号や電車etc.交通関係にまつわるものが大好きで、地図帳をずっと読んでました。次男も消防車が大好きだし、壁が街になってて、好きな車屋街が絵になってたら喜ぶかなーと思い絵を描くことにしました!

描くにあたって、どんな塗料がいいのか、どんな施工事例があるのかも末永さんが丁寧に問い合わせしてくださって、ポーターズペイントの日本支社の担当者さんの連絡先も教えてくださり、実際に壁に絵を描かれた方の作品も見せてもらったり、とてもワクワクして楽しかったです。
ベースカラーはコンセプトが地図なので、優しいグリーンのカラーにしました。

●子供部屋●
色: WINTER GREEN(EGGSHELL ACRYLIC)

イラスト自体の塗料は優しいマットな色が壁色にマッチしてると思い、ターナー色彩株式会社のミルクペイントで描きました!

子ども部屋はこの3色で塗りました

色は、クリームバニラとピスタチオグリーンです。マットな質感がポータズペイントの質感とマッチしてて普通の筆でも刷毛でも塗りやすかったです◎小さい塗料だったのでミルクペイントは¥2,000くらいで描けました!
下地の色は昔っからの友だち親子が近所に住んでて、塗りに来てくれました。我が子は全然興味ないのに、友だちの子は「もっと塗りたい!」とハマってくれました。

元々イラストを描く仕事もしているので、壁に絵を描く作業はとても楽しかったです◎
が、壁に向かって描く作業は垂直なので、姿勢を維持するのが大変…1日の早朝何時間かを何日かに分けて描いてました。

営業担当の鶴亀さんがとって下さった写真。お尻突き出してますね笑

下手くそになったらどうしよう…と思ってましたが、結構子どもらしくて、楽しい空間になったかな!と思っています。

旅行で訪れた思い出の場所も描きました


当時年長さんだった長男ハルトももう小学校4年生。さすがに可愛すぎるかなーと思いましたが、塗り直し出来るのがポーターズペイントの魅力!高校生くらいになったら、自分達の好きな色で塗ってくれたらいい経験になるなぁ、と思ったりしてるこの頃です。

4.「自分らしさ」のある家づくり


見ていただくと分かるかと思うんですが、わが家は壁だけでも結構個性的な壁を選んでると思います。
床も節あるし、アクセントクロスもまぁまぁいろんなテイスト盛り込んでますしね。グレー系で統一してるお家とかの施工事例を見てから我が家見てみると、結構ごちゃごちゃしてんなー^^;と思います。ほんとに。

何系にも属さないカラフルなお家

北欧も和風も洋風もアンティークも好き。それが「自分たちらしい家づくりができたな↑」と、とても満足しています◎

どの場所も仕上がりが素敵すぎて、やっぱりコストや時間・手間は余分にかかっても「ほんの一部だけど、自分たちで塗って楽しかった!!」という思いが沢山詰まった、本当に思い入れのある壁になりました。

なかなかどのご家庭も家づくりで壁塗りたい!って人は多くないと思いますが、一生に一度しかない家づくりの思い出にいかがでしょうか。
少しでも参考になれば嬉しいです (^^)v

ただ、2020年当時の記録なので、ミスやトラブル防止の為に現在も施主工事ができるか分からないので、もし「施主工事は絶対したい!」って要望があるなら、一度契約前に営業さんやコーディネーターに相談してみることをオススメします。(施主工事が出来ない施工会社もあると思います)

そろそろ(っていうかブログ5年目にしてようやく…)
家の打ち合わせも終わり、外構の話で家づくりも終盤です。

次回もお楽しみに!


いいなと思ったら応援しよう!