30.初めてのショールーム見学 その3 〜パナソニック、LIXIL、TOTOのトイレ〜
リヴさんのお家は水まわり関係がパナソニックが標準仕様なので、ショールームを見学に行ったマルコ一家(前回のブログはコチラ)
キッチン・お風呂とある程度仕様を決めて、残すところはトイレ・洗面所。
トイレですることはもう、「用を足す」か「トイレ掃除」くらいですよね。
家づくりする前から、なんとなく「トイレといえばTOTO」なイメージだったので、パナソニックのトイレはあんまり印象残ってなかったんですが、リヴさんのお家標準で入ってた水まわりは全てパナソニック。
パナソニックのトイレ、アラウーノでした。
トイレなんて用を足せばなんでも良いやん...と思いますけど、振り返れば私もきんちゃんも結構こだわりがありました。
絶対に譲れないと思ってたのは「タンクレストイレ」であることです。
タンク付きトイレを否定する訳じゃないけど、賃貸で長いこと住んでいた私は長いことタンクのあるトイレがほんと嫌でした。
このタンクから水が出るやつ...手が洗えるし便利なんですけどね、埃がたまりやすいんですよね。
子どもが生まれてからは子どもがここで手を洗うと、かべに水が飛び散ってたり床が濡れてたり...
お手入れ面では、タンクがあることで隙間が狭くて掃除がしにくいのも嫌でした。マイホームを建てるなら、絶対タンクレスにしてやる!!と思いながら日々賃貸のトイレを掃除してました。
リヴさんの標準で入ってるトイレは「アラウーノS2」というタンクレストイレでした。(もう2年前の家づくりになるので、標準トイレも進化してそう)
おしっこした時のハネガード、漏れないような工夫、水流 etc. 各メーカー、色んな工夫や機能がついてるねんなー...とカタログ読むごとに感心するのですが、私はパナの人ではないので詳しくはWEBやカタログで読んでもらうとして、ここでは私が印象に残ったところを記録しておきます。
まず
1.素材が陶器じゃない
アラウーノの話を聞いて印象に残ったところは、素材が陶器じゃなく、有機ガラス系素材というところです。
トイレといえば、TOTOやLIXIL(前はINAX)は陶器でできてるのですが、Panasonicの有機ガラス系素材は、透明で強度のある[ガラスの代用]で使用される素材だそうです。
汚れに強く、耐久性に優れた素材...具体的に他に何に使われてるんや?と言われると、水族館の水槽とか飛行機の窓とかにも使われてるみたいですね。そう言われたら汚れにも透明度にも納得がいきますね。
陶器の老舗じゃない分、特殊な樹脂を使ってトイレを作っているんですね。
2.泡と水流で洗う”全自動おそうじトイレ”
もう一個の大きな特徴は、「市販の台所用合成洗剤を使用する」というところです。
用を足して洗浄ごとに微細気泡発生ノズルで泡だったお水が綺麗に掃除してくれるらしいです。
お掃除は平均で4人家族で、大体一般的な食器用中性洗剤1本が3か月くらい持つとか...用を足すごとに洗浄してくれるから、普段のお掃除もめっちゃ楽だそうです。
台所用洗剤ということは気軽にドラッグストアで購入できる洗剤なんですね。それを横のポケットから補充して、そこから泡が発生する仕組みのようです。
あと「ナルホド!」と思ったのは泡が発生することで、おしっこのハネも防げるらしい!
トイレの便器もフチのタレや漏れ汚れを防ぐ仕組みなどが考えられてました。お手入れ面でも便座に汚れがたまらんように工夫されてました。
私も仕事でトイレのインダストリアルデザインは携わったことがあったけど、この痒いところにも手が届く機能とデザインへの細かい探究心とこだわり。ほんと日本人て真面目だなーって文化性を感じます。
そして、ここまでPanasonicのアラウーノの特徴を褒めておいてなんですが、我が家は結局アラウーノにしませんでした。
TOTO、LIXILのショールームをハシゴ見学して、採用したのはLIXILのサティスSというトイレにしました。
「なんでアラウーノにしなかったか」というと、理由はいくつかあります。
1つ目は、
「1.洗剤が切れた時めんどくさい」ということです。ザ・ズボラ発想ですね。笑
お風呂の自動で洗ってくれる機能や食洗機も同じことが言えると思うのですが、「自動洗浄機能は限界がある」と思っているので、きれいを持続するには結局毎度お掃除した方がいいと思うんです。夫・きんちゃんが毎朝トイレは掃除する!と宣言してたので、逆に洗剤入れる機能が余計な手間とコストに感じました。
2.もうちょっとスッキリした形がいい
アラウーノも滑らかなデザインでそれはそれでいいんだけど、我が家的にはTOTOやLIXILのスッキリした形が好みでした。
TOTOやLIXILのが形は割とスッキリした曲線と直線でまとまってるんですよね。細かいんですけど、要らんなーと思ってるアラウーノS2の洗剤入れがやたら出っ張ってるのが気になる...
あとこれは我が家の営業担当鶴亀さんからの受け売りですが、LIXILとTOTOを比較してみると、TOTOよりはLIXILの方が設計がコンパクトサイズに作られているみたいです。便座に座ってみるとよくわかると思います。
TOTOの方がゆったり、LIXILの方がきゅっとコンパクトな座り心地でしたよ。
あともう一個、アラウーノにしなかった決定的な理由は
3.リモコンが好きじゃないということです。(細かいけど^^;)
「ビデ」「流す」とか押すあのリモコンなんですけど、いろんな公共施設やトイレを見てきて、私はシルバーのシュッとしたリモコンがかっこいいなーって思ってたんです。
なんでかパナソニックのアラウーノはそのシルバーのリモコンデザインがなくて、デザイン系ではブラックのリモコンデザインでした。それがちょっと私的には「うーん」となってしまいました。私って細かいですよね ^^;
(家づくりヲタ友だちはこの細かいこだわりわかってくれたので、家づくりヲタはきっと共感してくれるはず!笑)
最終的にLIXILにしたのは予算面です。
TOTOでかっこいいデザインのネオレストにしようと思うと、結構予算が跳ね上がりました。
LIXILのサティスSは予算がそこそこでも、
1.デザイン・形がコンパクトでかっこいい
2.シルバーリモコン
3.お手入れが楽!
という3点が決め手でした。
あと我が家のトイレ掃除担当きんちゃん(夫)は「フチなしのトイレがいい」ということがトイレにおいて絶対条件でした。トイレ掃除は長年やってきて、結局掃除のしやすさでは「フチはない方が圧倒的に掃除がしやすい」みたいです。
あとは後ろの配線もLIXILがスッキリしてたかな。結構ホコリも溜まりやすいし、お掃除では大事かなと思います。
そんなわけでトイレはLIXILに落ち着きました。
トイレ行った後に手を洗う手洗い器は、サンワカンパニーのプラティコにしました。今は手洗い場所もオサレですよね。
我が家も間取りの打ち合わせ時に、手洗い場所はトイレの向かいに設置する予定でした。
お洒落なボウルにして、好きなタイルを貼りたいわ...と思ってましたが、夫・きんちゃんが玄関横にどうしてもコート掛けを設置したかったので、手洗い場所をコート掛けに変更。
トイレ内に手洗い器を設置することになりました。
スペースとしては縦長のトイレスペースだったので、あんまり出っ張ってる手洗い器だとぶつかるし邪魔だねーとなり、なかなかいいコンパクトな手洗い器がなくて苦戦しました。若干「これしか入らない...」という感じで選んだホワイトのプラティコですが、奥行17cmと省スペースなところに設置できるので、コンパクト。あと箱型になってることで水はねが防げるので、タイル貼らなくても壁が汚れないので、デザイン的にもなかなか理にかなっています。
たまたま家のドアがホワイト×黒の取手だったので、扉を閉めたときにホワイト×黒の水栓が、すごく合うやん!とニンマリしちゃいます。
あと、プラティコの黒水栓を選んだ時から、「タオル掛けとトイレットペーパーホルダーは黒で合わせよう」と決めてました。
黒といえばアイアンとか鉄っぽいイメージだけど、そういう錆びる素材を水回りに使うのが好きじゃないので、これも自力で検索したらなかなかアンティークな素材が引っかかり苦戦しました。
打ち合わせ時に「黒の清潔感のあるタオル掛けとちゃんとペーパーが切れるトイレットペーパーホルダーを探していて...」というと、さすが敏腕コーディネーターメイちゃん。
秒で検索してカワジュンの黒いマットなペーパーホルダーを見せてくれました。笑
ほんとメイちゃんすごいんですよ。私が頭で想像してるものをパッと「これですよね!」と画像で見せてくれるので、「そうそう!こんなん探してた!!」と一瞬で解決するので、頼もしくて、家づくりが何十倍も楽しかったです。
そんなこだわりのトイレスペース。
後悔ポイントはあるのか?と聞かれると、実は1つあるんです。
それは「トイレ掃除用品の収納棚を壁につけたらよかった!」と言うことです。
毎朝せっせとトイレ掃除に励んでくれる夫・きんちゃんには感謝しかないのですが、掃除用品が床に置いてあるのが嫌。
トイレットペーパーや生理用品はトイレ上段の棚に入れてるのですが、そこだと出し入れがちょっと面倒なようです。
ゴボチのお家を見せてもらったときに「いいな!」と思ったのが壁に扉がついてて収納スペースになってたので...そんな収納を棚とは別に作ればよかったー↓と思っています。
もしこれから家づくりする場合は、是非参考にしてくださいね。
いやートイレも長い!残すところは洗面所でしょうか。。
お楽しみに〜!