24.家づくりが始まったよ!〜まずは間取りからその1
長い長い施工会社探し、そしてあーでもない、こーでも無いと迷走しまくりの土地探し。ついに土地が決まりました!(前回のブログはコチラ)
我が家の場合は自然が多い住宅街の中の分譲地の建築条件を外し、リヴさんで家を建てる事にしました。
我が家が契約した土地はこんな感じ↓
・敷地面積:40.38坪 (133.52㎡)の旗竿地
・延べ床面積:30坪ほど建てられる広さ
竿の部分に車が2台駐車できるスペース
(大きい車じゃなかったら、3台駐車できそう...)
ここで色々出てくるはっきりよくわからない面積ワードについて。
「敷地面積」とは... 真上から土地を見たときの投影面。庭も家もガレージも含めた土地の大きさですね。外構で塀を建てるのも、敷地面積の境界の内側に建てる感じです。
「延床面積」とは... 建物の各階の床面積の合計です。
2階建ての家なら、1階、2階の床面積の合計で、住宅全体の面積を表しています。
ただ、単純に延床面積=家の広さとも限らないみたいなんですね。
延床面積をそんなに取らなくても、お家を広々感じられる方法は沢山あります。
1.吹き抜けを使って空間を広く感じる
「吹抜け」は、なかでも代表的な空間だそうです。ありんこの家でも吹き抜けのリビング出てきましたが、(ありんこの家のブログはコチラ)
横だけでなく縦に空間が広がるので、例えば同じ面積のリビングでも、開放感がまるで違います。また、吹抜けに窓を設けることができれば、通風や採光が得られるので、より心地よくくつろげる空間にもなります。
2.ベランダやバルコニーは延床面積に含まれるのか?
ベランダやバルコニーは延床面積に入らないんでしょ?と言われますが、厳密には「外壁からの出幅が2m以下の部分」は延床面積には含まれないみたいです。つまり2m以上出している部分があれば、延床面積に入るみたいですね。庇(ひさし)などの壁で囲まれていない外側の空間も2mもあれば、テーブルセットを置けるなどかなりの奥行きがあるので、有効に利用できそう。
3.ロフトを設けて有効空間を増やす
天井高が1.4m以下、ロフトがある階の2分の1以下の面積、はしごが固定されていない場合は延床面積には含まれないそうです。本来収納として使う空間なのですが、子ども部屋の上方に設けてプレイスペースとしたり、書斎代わりに使ったり...多用途に使えるので、有効に使いたいですね。
私が子どもだったらロフト、隠れ家みたいでワクワク必須ですね!
他にも出窓を設けたり、条件によってはビルドインガレージetc.
工夫次第で「延床面積」以上の広さは確保できそうですね。
そもそも「坪」っていうのも、広さのイメージがわかりにくいって事はないですか?
正確には、1坪=3.30578512397㎡となります。(円周率みたい...)どれくらいかのイメージをつかみたいだけの場合は、1坪=3.3㎡と覚えておくと楽です。...いや、計算嫌いな私は、ここまで省略しても正直広さがピンと来てなかったです。笑
家の広さの感覚としてとらえやすいのは畳一枚分なので、「畳」ですよね。「坪」よりもイメージが掴みやすい単位。実は「坪」を「畳」に変換するのは簡単で、厳密に「1坪=2畳」のようです。
延床面積30坪だったら、30×2=60畳。
つまり我が家の場合は各階、約30畳の広さ×2階建てで建てられると考えたら良いわけですね。この考え方で、大まかな土地の広さはイメージしやすくなるかな〜と思います。
我が家は「リビングは20畳以上の広さがいい!」も土地の広さの条件だったので、土地を契約する前に我が家の営業担当鶴亀さんがざっくり間取りを作ってくださいました。
リビングだけでなく、他の部屋もどういう広さを確保できるのか、気になりますよね。
この土地で最初にざっくりで作ってくださったのはこんな間取りでした。
よくわからないんですけど...営業さんてざっくりでも図面て作れたりするものなんでしょうかね。
この後もちょいちょい鶴亀さん、私たちの意見を反映させて図面を作ってくださいます。「営業なのに、この人は設計もできるのか...」今まで数々の家づくりに携わってこられた経験からなのか、家づくりがほんまに好きで楽しいのか、お客さんの家を自分の家と思ってはるのか(笑)、わかりませんが、鶴亀さんてほんまマルチやなって度々夫婦で感心してました。
さて、鶴亀さんが提案してくださった図面ではリビング21.5帖。
「家事導線がスムーズな感じが良いなー」「子どもはリビングで勉強させたい」「収納たっぷり」とか色々意見を反映してくださってます。
この間取りだと、洗濯→洗濯干しが2階で完結しててスムーズですね。
バルコニーも広めでゆったり。
京都タワーが見えるバルコニーを広めに取ってくださいました。
この間取りでそのまま建てるってことはないのですが、「自分たちのイメージしてる空間の広さを十分に取れそうか」は大体わかったので、この土地を契約する事にしました。
契約の際に、リヴさんからはどんなお家にしたいか、「新居に持ち込みたい家具リスト」をいただいてました。ダイニングテーブルやタンス、パソコン、テレビの大きさなどそういう家に持ち込むモノのサイズを測っておくリストはいただいてたのですが、それにプラスアルファで「こんな家にして欲しい!」という自作の「家の企画書」のような紙を10ページにも及び渡しました。
土地探しの際も書きましたが、自分たちのことをよく知らない方々に家を建ててもらうわけです。
設計士さんにとって、きっとクライアントは私たち以外にも沢山いるに違いない...どんな家をイメージしてるか、自分たちがマイホームを建ててどんな暮らしがしたいか...できるだけ紙で明確にお伝えしておこう!とピンタレストで各部屋ごとにイメージする写真をかき集めてお渡ししました。
建築や家づくりのことよくわかってないない私が、設計士さんに色々注文つけるのはどうなんかなー、構造的に無理でしょーとか言われるかな...と思いながら作ってましたが、「家をお任せして作ってもらう」のでは、「自分たちの暮らしに合う家」にはならない...それって、注文住宅で建てる意味があんまりないんじゃないかな〜と思ったのです。
この空間にはこういうモノを収納したい、ワークスペースは窓が欲しい、トイレはこういう感じがいい!など、間取りも内装もごちゃ混ぜだけど「こういう感じがいいんですー!」という気持ちを込めて作りました。
こういうオリジナル企画書を渡すとか、パッション強すぎ?会社側としては逆に困るのかな?と思いましたが、マイ企画書を見た鶴亀さんは、大興奮。「うわーめっちゃ家づくり楽しくなりそう!設計士にも、コーディネーターにも伝えておきます〜!!」とテンション上がって受け取ってくださいました。
家の企画書...家づくりした経験者として言えることは、「どんな形であれ絶対作った方がいい」です。(あ、でもやり出したらキリないので疲れない程度に...)
自分でもどんな家にしたいか頭の中で考えてることを紙に落とすと整理できるし、紙だと施工会社さん&設計士さんと共有しやすいし、「思ってたんと違う!」というミスマッチが家づくりにおいて少なくなるかな〜と思います。
夫・きんちゃんとも、「リビングはこういうイメージがいいよねー」と企画書作る時点で夫婦で色々価値観を共有できたのはよかったです。
あと、口頭では忘れがちなので、紙に書いておくと次の打ち合わせ時に忘れない。家づくりで決めることは想像以上に細々とワンサカあるので、書き留めておくの、結構大事です!
ある程度イメージがあると、自分の好きなテイストも相手に伝わりやすいですしね。何よりこの企画書作業、作っててめちゃくちゃ楽しいんです。
予算とか間取りを度外視していろんなお家のキッチンやリビングをみて考えるのは、癒しの時間で仕事の合間に...というか、仕事を放り出して夜な夜な、土日も時間を忘れるほど延々と企画書作ってました。笑
私以外にも「マイ家づくりノート」を作るお客さんや、中には家の模型まで作ってこられる方もいらっしゃるそうです。(模型とかすごい!!)
私はこの土地契約の段階でお渡ししましたが、振り返れば施工会社探し、土地探しの段階から、こういう企画書?みたいなものを作っておけばよかったなーと思います。
最初に「延床面積」のことを書いたと思うのですが、この土地に決めた時点で「20畳以上のリビングを吹き抜けにしたい」となると、他のスペースがかなり圧迫されると思うので、他の空間も十分な広さを確保するために設計上・構造上無理なことも出てくると思うのです。
イメージしてる家がどのくらいの予算感で建てられて、どんな土地を選べばいいのか...etc. 自分たちが分からない素人な分、土地探しや会社探しに「家のイメージを伝えること」は早ければ早いほど、役立つはずです。
家づくりが「思ってたんと違う!」となる前に、「こういう家を思ってる」「こういう生活習慣がある!」ということを設計士さんに伝えることは結構ポイントだと思ったりします。
今はイメージを探したり、イメージ共有の便利なアプリとかも出てると思うのでので、ぜひ色々取り入れてみて家づくりそのものを楽しんでくださいね♪))
次回はついに設計士さんの登場...!?
お楽しみに〜!
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