天塩川を下る(2024年8月)
祖父は日露戦争から帰って、道北に住み着いた。
当時の移動手段は水運であるので、天塩から名寄まで天塩川を渡ったものと推測。
念願の天塩川下りを体験しに、名寄の隣町、美深に行ってみた。
晴天の朝。美深の駅でガイドさんと待ち合わせ。
私はカムチャッカのブィストラ川でラフティングを体験したことがあるが、添乗員としてくっついていっただけであり、オールを握ったこともない。それでもやりたかった理由はただひとつ。祖父母や伯父伯母が新天地を目指したわくわくを追体験したかったのだ。
体験コースは30分約5キロの川下り。流れの急なところは漕がずともぐいぐいと進み、流れのゆっくりなところは懸命に漕ぐ。私がへたっぴでもガイドさんが後ろから力強く漕いでくれるので安心安全。この先のオノプナイまでもカヌーでたどり着けるそうだ。いつかやってみたいものだ(オノプナイは祖父母が天塩を離れて最初に住み込んだ農場があった場所。天塩川のほとりにあったらしい)。
まだまだ行けるな・・・というところで今日のカヌー体験を終わり、ガイドさんと別れ、美深のビールを味わった。