【エッセイ】新しくニシの風吹く。
ある日、島の風向きが変わった。
毎日毎日蒸し暑い南東からの風から変わって、ニシから風が吹いた。
重苦しい湿気が、風のおかげで乾いていく。
これが1週間前くらいであっただろうか。
ちょうど二十四節気の【寒露】に当たる日だったからびっくりした。
二十四節気のひとつ「寒露（かんろ）」とは、
野の草花に宿る露（つゆ）が冷たい空気によって霜（しも）に変わる頃、という意味です。
この時期は、雲ひとつない青々とした空が、清々しい一日を運んできてくれます。
空を見上げれば、海を渡ってやってきた、雁などの冬鳥の姿も見ることができるかもしれません。
そして夜になれば、時間を忘れそうになるほど美しい、秋虫の鳴き声、瞬く月や星。
秋の澄みわたった空気は、見るもの、聞くものを、クリアにしてくれるのです。
ほんとにこの日から秋が来るんだなあ、まあまた暑くなったり涼しくなったりはするんだろうけど。と感心した。
ところで【ニシ】とは【西】ではない。
南の島の方言で、【北】のことである。
北なのにニシとはこれ如何に。ちなみに
東→アガリ
西→イリ
南→フェー （私も初めて知った！笑）
北→ニシ
です。呪文みたいですね！笑
で、寒露の頃にそれまでの南東から吹く風が北東から初めて吹いた日を
【ミーニシ】＝新北風 と呼ぶのです。
知識として知ってはいたけれど、『これかあ』とものすごく実感したのは今年が初めてかもしれない。
日本全国今年は酷暑だったと思う。
南の島もそうでした。島は暑いけど気温は32〜33度くらいまでしか上がらなかったのが今年は平気で35度に届いていた為流石の島民も夏が辛かったです。
北の方の気温も35度とかマークしてたと思うけど、大丈夫だったかな・・。
今年の夏の疲れが噴出して、9月末や10月頭は不定愁訴が多かった気がする。
来そうで来なかった台風のせいでだるかったり頭が痛かったり。
・・最近体調不良の記事ばかり書いている気がするけど、気のせいかな・・・。
（多分違う）
だから一層秋の訪れの風が爽やかに、嬉しく感じられたのだと思う。
30℃を切るだけでこんなに涼しいなんて・・・・・！
北の方面にお住まいの皆様はびっくりするかもしれない。
言うても日中はまだ30〜31℃の日の方が多い。
まだ半袖だし、気温的にはまだまだ夏。
それでも心地よく吹く風は乾いているし、青空は高い。
殺人的だった陽射し（最早直射日光）もだいぶ柔らかくなった。
夜は24、5℃なので扇風機だけで凌げる。
湿度は69度くらい。これまた暮らしやすい。
10月半ばの島は意外にオススメですよ♪天気もいいし。
そうこれが、南の島の【秋】です。笑
これくらいの気温がずっと続けばいいのに・・・。
本当に今年の夏は暑かったなあ。
でも湿度が下がったと言うことはお肌の乾燥も徐々に進んで一気にガクンと来る予感がするため今年は早めにスキンケアをしっとり目にシフトチェンジしてきました。
皆様のところはもう秋ですか。長袖ですか？←
お鍋が美味しい季節になりましたか。
こちらの秋とはだいぶ違い、オレンジやブラウンやらがやたらに似合う季節なんだろなと拝察します。そしてなんでも美味しい。
季節の変わり目、どうぞお元気にお過ごしくださいませ。
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ナナコ100%で本音しか言いませんので。
追伸 自他共に認めるチョコレート狂の私です。
最近たけのこの里が値上がりして248円になっていたのにショックを受け
その隣の141円のプッカに救済を求めました。
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