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【Nanabunnoni.】オリジナルルアー「ツインブレードクローラー」の解説

自身が製作してるハンドメイドルアーの紹介記事です。

第一弾は、自主制作ルアーの原点ともいえる「ツインブレードクローラー」。

スペック

↑こいつは2024年に製作したツヤ消し手書きフロッグカラー。製作するカラーはいつもそのときの気分で変わります…

ウッド素材のクローラーベイト、重量1.2ozクラス、全長80mmクラス、フックは前後ともにBKK FANGS 62-UA #3。

※仕様は予告なく変更する場合があります。

コンセプト


いわゆる「デカハネ」が流行り出した2017年頃から製作を開始。

自身がカヤックスタイルでのバス釣りがメインであるため、カヤック(着座の状態)からでも投げやすいサイズ感、かつデッドスローまたはスローでも、ある程度アピール力を維持できるハネモノを…そして対応スピードが幅広く一つで様々なシーンに対応できるハネモノを…というのがコンセプトとなります。

とはいえ、これらは若干後付け感のある話で、当初はつかじーさんがブログに書いたベルリネッタクローラーの話(四足動物的シルエットの効果)や缶さんが製作されているクロークローラーを見て、「足に当たるところをブレードにしてみたらどうだろうか」という安易な発想がスタートとなっています。

その後、1ozクラスのデッドスローからファストリトリーブまでカバーするキュートなスーパー優等生くん、「ヤマトクローラー」との出会いもあり、ハネモノ製作意欲を掻き立てられて、複数のハネモノエキスパートな人たちからいただいたアドバイスを採用したりしなかったりしながら、最終的に「コレ」というスペック・ディティールが決まりました。

※今となっては優秀な1ozクラスのハネモノがたくさんリリースされていて、入手も容易なものもたくさんありますが、ほんの5年前まではそこまで多くの選択肢がなかったんですよねぇ…

特徴

ツインブレードクローラー最大の特徴は、言うまでもなくそれぞれが逆回転する「ツインブレード」。

これはZAPPさんからリリースされているものを少しいじって、ツインブレードクローラーに装着させてもらってます。(たぶんこの世で一番ツインブレード買ってるのっておれなんじゃないかな…)

このブレード、デッドスローでは回りません。でもそれで良いのです。

不規則にフラフラするブレード、それがバスを狂わせます。(多分…ですけどね。でも実際釣れてるので)

一方、早巻きするとどうなるのかというと、当然ブレードが回転するのですが、それが抵抗となって、ルアー本体のクロールアクションを抑える「スタビライザー的な役割」を果たします。

小さいボディにロングアルミウイングを装着していても、これによってアクションが破綻しません。

デッドスロー〜ファストリトリーブまで対応できる点は、個人的にはかなり推せるところです。

加えて静かな着水でピンスポットを狙えるくらいのサイズ感にしていることで、キャスタビリティ的にも扱いやすいと感じます。

過去釣果

ツインブレードクローラーに関しては、過去に自身が一番多く作ってきたルアーであることもあり、かなり多くの方に投げてもらい、釣ってもらえています。

なんだかんだで30人くらいのアングラーさんが持ってたりするのかなぁ…まぁもちろん一番投げて、釣ってるのは自分自身だとは思いますけどね。

サイズは問わず、オールシーズン釣れます。
2020/01/26 真冬の40UP
2020/06/06 50UP

自己最大ウエイト(3kgオーバー)を釣ってるのもツインブレードクローラーですし…

2021/12/12 3050g 低水温期のトップウォーターフィッシングだからこそ釣れるクオリティ。

独り言

最後にぼやき的な余談。

このルアー、自分でいうのもなんですが、まぁほんと作るのが大変…まずパーツ多すぎ…

パーツを買い集めるだけで一苦労です。

そして材料費もありえない高さ(泣)。

加えてこれらのパーツをちょっと加工したりするもんだからやたら時間かかる…ボディが出来たあともリグ組だけでかなりの時間を要するし…

作る度、「もう作りたくないわ、やっぱ…」と思わされるルアーです。苦笑

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