第三のコミュニティに入る~家族・職場と新しい居場所~
在宅ワークでずっと自宅に籠る日々。
毎日、パソコンの画面を食い入るように見続けて、なんだか私の目に映る世界の殆どが、ブルーライトを放つスクリーンのような気さえしてきた。
「うーん、心の栄養が足りない」
そんな事をふと思った。
心の栄養を補給する方法はいくつもある。
例えば、大好きな友人と何気ない会話をする、ポジティブな言葉が詰まった本を読む、心がトキメクような花を買ってみる、甘いお菓子と珈琲で贅沢なおうち時間を過ごす....
私は、少しでも自分をハッピーな気持ちにさせる為に、出来る事を試してみた。
もちろん、それはある一定の効果はあって、幸せな気持ちになれるけれど、やっぱり何かが物足りない気がしていた。
その「何か」とは一体何なのだろう...。
漠然としながらも日々をこなしていった。
そんなある時、いつも通り読みかけの本を開くと、そこにはある言葉があった。
ー家庭でもない、職場でもない、第三のコミュニティを持つと人生はより豊かになるー
「なるほど…!!」
私が求めていたものは、「新しい世界を持つこと」なのだととてもスッキリした気持ちになった。
これまでの私のコミュニティは
家族と職場
大きく分けてこの二つ。
それもきっと悪い事ではないだろう。
けれども、新たな世界を持ち、これまでにない経験をする事で、きっと今よりももっともっと楽しい生活になるのではないのかと思った。
そこで私は、ガラス教室に通い、第三の新たなコミュニティに入ることにした。
ガラス教室とは...?
とはてなマークが浮かぶ人もいるだろう。
簡単に言うと、ガラス板をカットし、組み合わせ、高温で焼きつけ、食器やアクセサリー、オブジェなどを創る方法が学べるのだ。
何故、ガラス細工を創れるようになりたかったかというと単純に
「幼い頃から、キラキラと輝くガラスを見ると心が躍るから」
「物をつくるのが好きだから」
ただそれだけの理由。
コミュニティを選ぶにあたって、今後のことを考え、副業としても収入を得られるように、ライティングや映像制作のスクールに通うことにするか迷った。
それでも、私がガラス教室を選んだのは、ただ単に好きだから。ワクワクするから。
私は、特別美的センスがある訳ではないし、手先が器用な訳でもない。
けれども私にとって第三のコミュニティを選択する上で、
「楽しめるか」
これが一番大切だったのだ。
そんな訳で通い始めたガラス教室。
そもそも、好奇心は旺盛なのに、新しい環境が大の苦手なわたし。
人見知り大爆発。
そこには、私とは年齢が一回り違う方たちも沢山いて、更に私の心臓はドキドキ(何度も言うけれど、新しい環境が大の苦手)。
何事も新しい事を始めるのは勇気がいる。
けれども、勇気を出して、挑戦出来た自分が今ではちょっぴり誇らしい。
まず、私の人生の中で、ただ眺めているだけだったガラス細工を、作れる日がくるなんて思ってもいなかった。
作る工程は難しくて、思うような形にはまだまだならないけれど、とてもワクワクする。
それに、普段生活していると出逢わなかったであろう人とも接することが出来る。
私の世界が少し開けた気がした。
それがとってもとっても嬉しい。
また、お教室までの日々を愉しみに過ごすのも楽しかったりもする。
美しいものを沢山この手で作れる日がくるよう、楽しみながら技術を学んでいきたい。
自分の人生を豊かに出来るのは自分しかいない。
自分に新しい世界をつくることも自分しか出来ない。
逆をいうと、自分次第で自分の人生はいくらでも創造できるのだ。
自分が働いたお金は、経験や自己投資に使いたい。
そんな事を最近思う。
これまでは特に何も考えずに、飲み食いに使ったり、とにかく自分へのご褒美に浪費していた。
けれども、この一年間で世の中が大変なことになって、改めてお金の使い方についても考えるようになった。
「物事に挑戦したい」と思ったときに、挑戦できる環境にいることがどれだけ幸せなことなのか。
これから先、私がどのような人生を歩むのかは私でも分からない。
でも、今この瞬間に、やりたいことが出来る環境にあるのに、やらないのはとても勿体ないことで、人生を満喫するチャンスを逃してしまっている気がする。
因みに、他に挑戦してみたかったことの二つ、動画の編集については、スクールに通うと費用がかかるので、オンラインサロンに入会。
ライティングについては、とりあえず本を読んで学ぶことにした。
収入が多い訳では全くないから、貯蓄と投資のバランスを上手く取りながら、より人生が豊かになるお金の使い方をしたいと思っている。
そんな訳で、新たな「好きなこと」が増えた私は、今日も人生がより楽しくなる方法を模索している。
自分の身に降りかかること、自分を取り巻く環境は、なかなかコントロールすることは出来ない。
けれども、その中でどう感じるか、どう楽しめるかは、自分で決めることができる。
どうせ生きるのだったら、楽しまなくっちゃ。
きっとそう意識し続けていると、より人生は豊かになり、より魅力的な人間になれる気がするのだ。
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