〈エッセイ〉自信がない
なかなか自分に自信が持てなくて
「あぁなんで私ってこんなに不器用なんだろう」
って思ってた。
人よりも劣っている部分が多いから、たくさんたくさん努力しなければならない
常に自分に言い聞かせていた。
どんなに上手くいっても
上手くできなかった時のことを思い出す
できない自分に対して向けられた顔
ため息
あの経験は私の自信をなくさせた
あんな場所、すぐに逃げればよかった
何度も思ったけれど、過去は変えられない
でも、そんな
わたしの自信をなくさせた経験に
最近ほんの少し感謝している
自分に自信がないからこそ見れた景色があったことに気づいた。
ほんの少しでも成長した自分でいたくて
好きな自分でいたくて
勇気をだして挑戦し、飛び込むことが多くなった
元々新しいことを始めるのが苦手なわたし。
けれども、挑戦の怖さより、
このまま自分のことを好きになれない自分で居続ける方が怖かった
自信があったら、こんなに沢山の世界に目を向けなかったかもしれない
出会わなかった人もいたかもしれない。
自信がないことで、わたしの世界は変わったんだ
自分に自信のない自分を変えたかったけれど
今はこのままでいい
自信がないから頑張れる自分が
ほんのちょっぴり好きなんだ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?