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【LA旅行記-9】サンタモニカ、マッスルビーチ

前回は、ドジャースタジアムで人生初の野球観戦。
大谷翔平選手のホームラン、45-45達成の瞬間を観ることができたお話。

今回は、サンタモニカへ行ったお話。
西海岸らしい明るく、爽やかなサンタモニカ。
この旅で、わたしが一番気に入った街だ。

サンタモニカまではUber

ホテルに朝食が付いていなかったので、
サンタモニカファーマーズマーケットで
モーニングを食べるためにホテルを8時半ごろ出発。
ホテルからサンタモニカまではUberで20分程。
Uber車内で聞こえてきたラジオで気になる曲が流れていた。

♪お金稼ぐ 俺らはスター キラキラ 私はスター

まさかアメリカのラジオから日本語が聞こえてくるとは思わず、
わたしの空耳だと思っていたが、完全に日本語っぽい。
この曲、なに?明らかに様子がおかしい。気になりすぎる。
夫も気づいたようで、ふたりで夢中になって聞いていた。

調べてみるとミーガン・ザ・スタリオンという
日本好きのアメリカ人ラッパーの
「Mamushi (feat. Yuki Chiba)」という曲だったらしい。
おもしろい曲だったので、気になる方は聞いてみて。
きっとクセになるよ。

サンタモニカピア

サンタモニカに到着!
目の前にサンタモニカといえば!!の看板が見えたので
思わず駆け寄って、ザ・観光客の写真。
学生時代から、サンタモニカに吹く風に憧れていたので感無量。
サンタモニカに憧れた理由は、またあとでゆっくり。

看板の先に海が見えたので、引き寄せられるように橋を渡って
サンタモニカピアに入っていく。
朝9時前だったので、この時間のピアにいるのは、
走るマッチョ、ウォーキングレディ、お散歩中のわんちゃんがほとんどで、
観光客はまばら。

朝の心地よい海風を感じながら、人が少ないサンタモニカピアを散歩。
日本人らしきウェディングフォトのカップル発見。
いいお天気でよかったね~。お幸せに!

ルート66の終着点。
わたしたちが撮った時間は、誰もいなかったけれど
お昼前には長蛇の列になっていた。
こんな写真が撮りたければ、9時前がおすすめ!

このあたりで、わたしたちの最初の目的地は
サンタモニカファーマーズマーケットだったことを思い出した。
綺麗な景色に誘われるままピアまで来てしまった。やっちまった。
急いでファーマーズマーケットまで戻ろう。

走るマッチョに感化され、
マッチョに続いて橋をダッシュで駆け上がるわたし。

野生のリスに遭遇

ぺっとり

ファーマーズマーケットに向かいながら、海沿いを歩いていると
小さなモフモフが走っていった。
ネズミ?と思ったが、よく見るとリス!
日本では野生のリスを見たことがなかったので、びっくり。

びよ~ん
ひょっこり

木から木へ、てってこてってこ走って忙しそうにしていた。
この日も気温40度に迫る猛暑の中、毛を纏っていて暑いだろうな~。

サンタモニカファーマーズマーケット

サンタモニカピアから10分程で、
サンタモニカファーマーズマーケットに到着。
観光客の姿はあまりなく、ほとんどが地元のひと。

オーガニックキャロット

野菜やフルーツ、はちみつなどが多く、観光客がモーニング代わりに
食べ歩きできるようなものが見つからなかったので、
ここでは見学だけして、モーニングは別で探すことに。

ひまわりがいっぱい!

ヴェルサイユの朝市で出会ったふわふわ可愛いお花屋さんとは違い、
ひまわりいっぱいで元気な印象のお花屋さん。アメリカっぽいわ~。

ちらりドッグ
サンタモニカビーチ周辺のお店前には、鉄格子が設置されていたので
夜になったらあまり治安が良くないのかもしれない。

サンタモニカビーチを眺めながらブランチ

時刻は10時前。
ファーマーズマーケットでモーニングをしようと思っていたが、
食べ損ねてしまった。
サンタモニカ周辺は、11時オープンのところが多く
まだ時間があるので、近くのカフェでブランチをしようと
当てもなく歩いているときに偶然見つけたのが、
The GEORGIAN Hotel の1階にあるこのレストラン。

黄色のパラソル越しに望む、青い海と空の美しいこと!
そしてサンタモニカビーチ沿いなので
爽やかな風にあたりながらの贅沢ブランチ。

夫はジョージアンブレックファースト、わたしはアボトーストをチョイス。
このアボトーストが、めちゃくちゃ美味しかった!!!

セサミブレッドの上に、アボカドのスライスと、キャロットラペのような
酸味のあるシャキシャキした野菜スライスが乗っているのだが、
これがもう本当に美味しい!
日本に帰ってからも、この味が恋しくて何度も作っているほど気に入った。

今回はブランチなので、モーニングとランチを兼ねている。とはいえ
ジョージアンブレックファーストは$25、アボトーストは$18と
日本人観光客にはなかなか懐が痛む金額。
でもその価値に見合うロケーション、美味しさだったので
これも円安時代に海外に行った思い出ということで、あえて金額も記録。

海水浴中にお酒の広告を見たら、飲みたくなるだろうな~

ブランチしながら海を眺めていると、旗のような布をなびかせた
飛行機が飛んで行った。
しばらくするとまた帰ってきて、またしばらくすると帰ってきて…と
何往復もしている。なんだ?
写真を撮ってアップしてみると、どうやらお酒の広告だ。

ビーチで海水浴している人に向けた広告だろう。
日本では見ない広告の仕方で面白いものを見られた。

ブランチを済ませ、おなかも心も満たされたので
サンタモニカピアへ戻ろう。

サンタモニカに吹く風と真飛聖さん

初日から変わらず、今日も気温40℃に迫る暑さ。
カリフォルニアディズニーでは死の危険さえ感じる暑さだったが
サンタモニカは海風が吹き、カラッとしているので爽やかで歩きやすい。
これが憧れつづけたサンタモニカに吹く風か。


わたしはずっとサンタモニカに憧れていた。
すこし長くなるが、わたしの大切な思い出なので記録したい。

幼いころから、ずっと宝塚歌劇を観てきていたわたしだが
小学6年生の時、雷に打たれたように恋に落ちたスターさんがいる。
花組の真飛聖さんだ。

2006年花組公演「ファントム」で、
歌いながら銀橋を渡る真飛さんに一目惚れしたのだ。

そのころのわたしは、中学受験直前。
受験まであと数か月だというのに、
真飛さん主演の「MIND TRAVELLER」がどうしても観たくて、
客席まで参考書片手に観に行ったほど、わたしは真飛さんに夢中だった。

「真飛さんのファンクラブに入りたい!」と、母に懇願したが
“合格したら”とおあずけになった。

その後、無事に中学合格。
やっと真飛さんにファンレターを出すことができ、
晴れてファンクラブの会員になれた。

学校帰りに制服のまま出待ちをしたり、お茶会に通ったりと
学生なりに真飛さんを応援した5年間。
2011年、宝塚ファンの宿命ともいえる「卒業」が真飛さんにも訪れた。

真飛さんの卒業公演「愛のプレリュード」
この作品の舞台は、サンタモニカ。
主題歌の「サンタモニカに吹く風」を聞いて、
いつかサンタモニカに行って、サンタモニカに吹く風を感じたいと
ずっと憧れていたのだ。

真飛さんが宝塚を卒業されてから13年。
やっとサンタモニカにやってくることができた。

♪サンタモニカに吹く風が 愛を運ぶ
思わず懐かしい曲を口ずさんでしまった。

サンタモニカに吹く風が、わたしの初恋、青春ともいえる
タカラジェンヌ真飛聖さんのファンをした日々を思い出させてくれて
胸がぎゅっとなった。(もちろんいまも真飛さん大好き!)
これからも真飛聖さん、サンタモニカはわたしにとって特別だろう。

サンタモニカピアに到着

今朝、吸い込まれるように訪れたサンタモニカピアに帰ってきた。
お昼前になり、ビーチにもピアにも、ひとがいっぱい!

かもめもいっぱい

先端まで行くと、釣りをしている地元のおっちゃんもいる。
おっちゃんが釣り好きなのは、万国共通なんだね。

真ん中あたりでは、若者たちがダンスバトルをして大盛り上がり。
こういう子たちが、いずれオリンピックのブレイキンで活躍したりして!

浮かれジャパニーズ

サンタモニカピアには、入場無料の遊園地がある。
海の上に観覧車も、ジェットコースターもある。
どこをみてもカラフルで、おもちゃ箱の中に入った気分。

春先にサンタモニカに遊びに来た弟が、人生で一番おいしかったという
アイスクリームを食べに「COSMIC FUNNEL CAKE」へ。
弟おすすめの「クッキーモンスター」というアイスを注文。

見た目は完全にチョコミント。
彩風咲奈さんはアイスならチョコミント一択!(Last Missionより)
↑どうしても書きたかっただけ。

クッキーモンスターを頼んだはずなのにな~と思いながら
食べてみると、これは完全にクッキー&クリーム!
セサミストリートのクッキーモンスターの色だから
クッキーモンスターって名前なのか?

溶けゆくアイス

暑さのせいで、食べるスピードよりはるかに早く
アイスが溶けていく。手も床もベタベタだ。

まるでモンスターを握りつぶした現場のよう

わたしたちがアイスを買うときは、誰も並んでいなかったのに
お店の横でアイスを食べていると、どんどん人がやってきて
ついには行列ができた。わたしたち、もしかして客寄せパンダ?
ベタベタになりながら食べる姿が美味しそうに見えたのだろうか?
世界とは不思議なものだ。

マッスルビーチ

サンタモニカピアは満喫したので、次はお隣のマッスルビーチへ。
マッスルビーチはその名の通り、マッチョ好みの
筋トレ器具がたくさん設置してあった。

暑さのせいで器具が熱くなっていて、トレーニングするマッチョは
ほとんどおらず、器具に群がっているのは観光客ばかり。

腕立てマッチョとクンクンもふもふ

マッスルビーチに来てからほとんどマッチョが見当たらなかったが、
ついに第一マッチョ発見。(第一村人発見風に)
マッチョ前には、わたし好みの白い大きなもふもふ。
どうやら腕立てしているマッチョの相棒のようだ。

飼い主マッチョとにっこりもふもふ

マッチョ氏、トレーニングが一段落し、もふもふになにか話しかけている。
もふもふは何やら嬉しそう。

飼い主マッチョの筋トレに飽きてきたゴロゴロもふもふ

そう思ったのも束の間。
マッチョが懸垂をするために、鉄棒の方へ行ってしまった。
もう待ちくたびれて、ゴロゴロもふもふ。
飼い主マッチョは一生懸命トレーニングしているのに対し、
このもふもふは一切芝生から出ることなく、のんびりしていたのが
なんとも対照的でかわいかったな~。

マッチョに憧れて、わたしもマッチョポーズ。
わたしと夫がこのポーズで写真撮影しているのを見て、
通りがかったドイツ人カップルも同じポーズで撮影していた。
マッチョといえば、このポーズが思い浮かぶのは万国共通なのかな?

サンタモニカピアからマッスルビーチまで、ほぼ日影がなく
炎天下を歩いてきたので、もう干からびそう。
意識が朦朧としながら歩いていると、ゲータレードのお水が
無料配布されていたので、わたしたちも勧められるままもらってみた。

冷たい水で体を冷やそうと思ったが、
補充したばかりだったようでお湯寄りの常温水。
なんてこった~。ただ荷物を増やしただけだった。

サンタモニカプレイス

マッスルビーチを後にして、お次はサンタモニカプレイスへ。
ここはザ・グローブと同じく屋外型ショッピングモール。
アパレル、雑貨、カフェ、なんでも揃っている。

特にお目当てがあるわけでもなく、ブラブラ散策していると
ドジャースショップを発見!
店内はご覧の通り、日本人でいっぱい。

ここでも置いてあるユニフォームの9割が大谷選手。
たまに山本、フリーマンなどが混ざっているが、
目を凝らして探さないと見つけられないほど、大谷まみれ。

ドジャースショップの前で出会ったこの犬。
飼い主さんはヘルプマークを付けていて、
この子は非常時用のリュックを背負って、なにかお仕事をしている様子。
アメリカでは、お仕事をしている犬は珍しくなく、たくさん見かけた。
ペット、家族を越えたパートナーのような存在なのかな~。

どこからともなく、おしゃれ兄さんの香りが漂ってきた。
この香り知ってる!アバクロだ!!
アバクロって15年くらい前に日本でめっちゃ流行ったな〜
当時、高校生だった私はハワイや銀座に行くたびに
アバクロを買い集めていたひとり。

犬のように鼻をくんくん働かせ、香りを頼りにアバクロを発見!
香りは懐かしいが、高校生の頃に憧れた
ロゴや鹿さんのマークはもう見当たらなくなっていた。
わたしも大人になったが、お前もすっかり変わっちまったな。アバクロ。

Target

サンタモニカプレイスの脇道を歩いていると思っていたが、
気づいたら外に出てしまっていたようだ。

せっかくなので、そのまま当てもなく街をぶらぶらしていると
Targetを発見!海外スーパー大好きなので、迷わず直行!!

ホットドッグのコスチューム、試着したかったな~

9月初旬とはいえ、LAはすっかりハロウィンムード。
トリックオアトリート用のスナックがたくさん。

ハロウィンといえば、英会話教室のハロウィンパーティーを思い出す。
わたしと弟、弟の友だちと3人で通っていた。

毎年10月末には、ハロウィンパーティーが開かれ
みんな渾身のコスチュームで参加し、
街中をトリックオアトリートと言いながら、パレードするのが恒例。

テレタビーズ公式HPより

ある年、私はティンカーベル、弟はバズ・ライトイヤー、
弟の友だちはテレタビーズで参戦。
それぞれが当時のお気に入りに扮して、大満足!

祖母に3人で撮ったコスチュームの写真を見せると
「この子、どうしてお面かぶってるの?」と
指差した先にいたのは、テレタビーズ。

ぷっくりした輪郭、おめめぱっちりの可愛らしいお顔立ちの彼は
言われてみれば実写版テレタビーズのようだった。

おばあちゃん、この子はお面じゃないよ。素顔だよ。と
爆笑したのが懐かしいハロウィンの思い出。

また話が逸れてしまった。ほんまに、毎度なんの話やねん。

カラフルチップス
パッケージ可愛すぎる

どの商品もカラフルなパッケージが可愛くて、
見ているだけで楽しいのが海外スーパーの醍醐味。
海外気分を楽しんでいると、ふと気になるものが目に入った。


なぜか浴衣を着た日本人がたくさん来ていたのだ。
おそらく高校生~大学、専門学校生くらいの若者十数名。
なにかのイベントだったのだろうか?
少々着崩れていたり、おはしょりがおかしかったり、
バカボンのような短い丈になっている子もいて、
日本だったら着付けお直しおばさんが出動してきそうだったが、
ここはアメリカ。
地元のひとたちは物珍しそうに眺めていて、なんだか微笑ましかった。


Targetでお土産のマカロニチーズやアーモンドバターを調達できたので、
サンタモニカプレイスには戻らず、次の目的地ベニスビーチへ向かおう。

ベニスビーチまでは、徒歩もしくはレンタサイクルでも
行こうと思えば行けるのだが、あまりの暑さに疲れたので
休憩を兼ねてUberで向かう。

この続きは、また次回。

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